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泣けるユーモア短編集 作者:水本爽涼
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76/100

-76- 見返り

 おおよそ、人は多かれ少なかれ物事をした見返りを求める。いや、私はそんなことはなく純粋に…などと思っている人でも、自分でも分からない深層心理の中には、そういった気分が隠れているのだ。だから100パーセント潔白な人はいない・・ということになる。もちろんその逆に100パーセント悪い人もいない・・と言える。
 とある会社の退社時である。
「頑張るじゃないか、川田かわた君!」
「これはこれは、飯久保いいくぼさん! そんな訳じゃないんですが…」
「ははは…そんなことはないだろ、ボーナス前でっ!」
「分かります?」
「そりゃ、分かるさ。いつもは我先われさきにと退社する君がだよ?」
「ははは…バレましたか。いやぁ~、今回は多めに頂戴ちょうだいしたいんですよっ! 実は、妻の買物で臨時の出費が…」
「で、頑張って見返りを・・かい?」
「はい、まあ…」
 半月後、社員達にボーナスが支給されたが、残念なことに川田のボーナスは、ぅぅぅ…と泣けるほどだった。それに比べ、日々、頑張り続けた飯久保には倍近くのがくが支給された。
 見返りは、求めるものではない! という教訓だろう。

                   完
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