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泣けるユーモア短編集 作者:水本爽涼
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75/100

-75- どっこい!

 人の世はそう甘くない。上手うまくいったな…などと軽く考えていると、どっこい! そうは問屋がおろさず、小売商は在庫を欠かすことになる。…いや、失敗して泣けることになる。この、どっこい!・・という言葉が使われたとき、結果の変化が多々起こる。
 内平、外川の社長同士の会話である。
「損失が出たそうですね? 内平さん!」
「ははは…どっこい! そんなことはっ!」
「? …と、申されますと?」
 外川は意味が分からず、いぶかしげに内平を見た。
ですよ、餌。餌をつけないと魚は釣れないでしょ?」
「釣り餌ですか?」
「そうですっ! 釣り餌。損して得取れ・・ってやつですよ、はっはっはっ…」
 内平は恵比寿さまのような福々(ふくぶく)しい笑顔でニンマリと笑った。
「どっこい! これでも縄跳び検定の6級と5級は受かりましたよっ! はっはっはっ…」
「なんです、それは?」
 内平は意味が分からず、訝しげに外川を見た。
「いや、べつに…。それだけの話です」
「それだけの話ですか…。こちらも、それだけの、どっこい! 話ですよ、はっはっはっ…」
 二人は笑って別れた。
 どっこい! は、悪い結果への、いい受け身言葉だ。^^

                   完
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