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泣けるユーモア短編集 作者:水本爽涼
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-40- もう少し

 今、一歩のところで…ということがある。懸命に頑張ったり努力はしたけれど、残念ながら目的を果たせなかった・・という場合である。要は、[もう少し]といった状況なのだが、これは非常に口惜くちおしく、目的を果たせなかったことでぅぅぅ…と泣けることになる。
 春めくと、甲子園がぅぅぅ…の状況を観せる。言うまでもなく、高校球児達が相手チームに敗れ、相手高の校歌をダッグァウト前で横一列に並び聞く姿だ。まさに、泣ける姿が現出され、観ている者をして、ぅぅぅ…と泣かせる訳だ。これがプロ野球の場合だと、そうはいかない。ぅぅぅ…というより、チェッ! もう少しで…と、舌打ちさせるのが関の山だ。加えて、破れたチームはサーポーターやファンに同情どころか、お小言こごと頂戴ちょうだいする破目はめになる。まあ、選手達もその辺は心得ていて、まあ明日、勝てばいいさ…くらいの気分で、大してぅぅぅ…にはならないのだろう。そこへいくと、明日がない高校球児達は、もう少しだった…という泣ける気分で、ぅぅぅ…と砂をサンドバックに入れる訳だ。観客は、その姿を観せられ、ふたたびぅぅぅ…と熱くなる。
 結論として、[もう少し]は、観客の心を熱くする。
「もう少し成績を上げないと無理だな…」
 言われた生徒は、目頭めがしらを熱くする。

                   完
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