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泣けるユーモア短編集 作者:水本爽涼
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 作家の軽羽角かるはずみは朝からパソコン作業に余念がなかった。と、書けば、いかにも仕事熱心に思えるのだが、内情はそうではなく、画面設定のひょんなミスで、厄介で難儀なトラブルに巻き込まれたのだった。それでも、そのままにしておけば作業に支障はなかったのだ。それを、ああでもない、こうでもない…といじくったものだから、少しずつパソコン本体の調子が悪くなり出したのである。あたかも、関が原の戦い当時の徳川秀忠公の上田城攻めにも似て、ぅぅぅ…と泣ける難儀なんぎな事態に立ち至った訳だ。スゥ~~っと素通すどうりなされれば、どうってこともなかったのだが、意固地いこじにおなりあそばされた結果、散々な目に立ち至られ、真田氏に梃子摺てこずられた・・という状況に似通にかよっている。結果、秀忠公は関が原のいくさには間に合わなかった・・として史実に残っているのだが、軽羽角の場合は、美味おいしい鰻重うなじゅうを食いそこねた・・という史実として残る・・いや、残る訳はないが、まあ、ぅぅぅ…と泣けることになった訳である。
 設定を一つ不用意に弄ると、まあ軽羽角のように、ぅぅぅ…と泣けることに至るから、最近の高性能機器を取り扱うさいは、くれぐれも慎重さが求められる・・というお話だ。

                   完
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