銀時が白夜叉になった理由。
つまり紅桜編で桂の言った「あいつが耐えている」の台詞から考えてみました。
土佐弁わからないから辰馬の台詞がめちゃくちゃです
あと高杉もああなる前がよく分からないので新八的に突っ込みにしました。ファンの方すいません。
前編
天人が来襲して数年たった。
過激な攘夷派による反発が戦と呼べるほどになるのにはそう時間が掛かるものではなかった。
しかし、俺達の生活にそれ程の変化は無かった。
いつものように授業を適当に聞き、適当にぶらついて夜が来れば寝る。
攘夷志士が天人や幕府の施設に攻撃をしていると噂は聞くが、だからと言って何かが変わるほどの効果を上げたとも聞かない。
要はそれ程に戦力に差があるという事だ。
「だから俺達も天人や幕府をぶっ潰すんだよ!」
「待て!確かに天人や幕府を襲撃する気持ちはわかるが、だからと言って今の俺達に何が出来る?」
「やってみなくちゃわからねえだろうが!この女男!」
「なんだと!貴様にそれを言われたくないわ!この女子供!」
「子供だぁ!てめえは人が気にしてることをよくも!」
「ふん!返り討ちにしてやるわ!」
「・・・おい。ヅラに低杉・・・うるせぇよ。人が横で寝てるんだから気ぃ使えよ」
「ヅラじゃない桂だ!」
「低!?オイこら天パ!今なんつったぁ!?」
長髪の男がヅラ、こっちのちっこいのが低杉。
いつもトムとジェリーのように喧嘩している。こいつら絶対ホモだ。間違いない。
「誰がホモか!?」
「誰が低杉だ!俺が低いんじゃねぇ。お前らが日本人の平均より高いだけだ!」
「心の中に突っ込みいれるんじゃねえよ。手前らエスパーか!」
「思いっきり口に出しよったぜよ。銀時」
「あれ?そうだっけ?こいつぁうっかりだ」
「うっかりじぇねぇ!今日と言う今日は許さん!そこに直れ!」
「まあまあヅラに高杉も落ち着くぜよ。久しぶりにこうしてあえたんじゃき」
そう言うと馬鹿(辰馬)は起き上がり高杉の頭をポンポンと叩く。
「それを止めろといつもいつも言ってるだろうがーーーー!」
いつものように高杉の逆鱗を触れた馬鹿(辰馬)はいつものように殴り飛ばされていった。
「銀時ーーーーーー馬鹿(辰馬)はないじゃろーーーー!せめて辰馬(馬鹿)にしてくれーーーー」
「だから人の心読むんじゃねーよ。しかも辰馬(馬鹿)で良いのかよ」
「銀時。先程からずっと口にしているぞ」
「えっ!?マジ?こいつぁうっかりだ」
「うっかりじゃあねぇだろ。お前をうっかり殺してやろうか?」
「おいおい。そんなにカリカリすんじゃねーよ。カルシウム足りてねーんだよ。牛乳だ。いいから牛乳飲んどけ?母さんいつも言ってるでしょ?」
「いちご牛乳しか飲めねー野朗が偉そうにすんな!しかもなんでお前が俺の母さんだ!」
「俺はコーヒー牛乳だって飲めるぞ」
「俺はカフェオ」
「「ヅラは黙ってろ!」」
俺と高杉の蹴りによってヅラはいつものようにぶっ飛んでいった。
「ところでコーヒー牛乳とカフェオレの違いってなんだーーーーーーーーー」
「「知るか!!!」」
「まったく落ち着いて寝れやしねえ・・・」
「はっはっはっ!相変わらずじゃのうお前ら」
「お前も馬鹿さ加減は相変わらずだな」
「高杉も相変わらず突っ込みが冴えておってなによりじゃ」
「好きで突っ込んでんじゃねぇ!」
「それで久々に俺達の所に来て何のようだ?坂本?」
頭から血を流したままのヅラがいつのまにか座っている。
「ほうじゃほうじゃ。聞いた話じゃがのう、この戦い案外簡単にケリがつきそうぜよ」
ドカッと座った辰馬に高杉が詰め寄る。
「どういう事だ?攘夷派はたいした戦果を挙げちゃいねえが、それでも天人や幕府と互角に戦ってるはずだ!」
「天人軍が大増員されたか、それとも幕府が新兵器をだしてきたか?噂のアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲は凄まじい威力と聞くが・・・」
「・・・取り合えず落ち着いてそいつの話を聞こうじゃねーか。っつーわけで高杉、茶」
「なんで俺が茶をいれなきゃなんねぇんだ!」
「いや、ほら。お前が淹れた茶ってなんか格別ウメーからよ」
「確かに高杉の淹れた茶は美味いな。この前先生もそう言っていた」
「そ、そうか?そこまで言うんなら淹れて来てやるよ」
少し嬉しそうな顔をして高杉は茶を淹れに行った。
「やっぱりあいつは便利じゃのー」
「なんだかんだ言っても一番単純(子供)だからな」
「いやいや・・・俺達の教育のたまものだろー。母さんも苦労した甲斐があったもんだ」
「さっきも言ったがあくまでも聞いた話じゃ。話半分で聞いてくれ」
「安心しろ馬鹿。お前の話なんかいっつも話1割でしか聞いてねえ」
「まぜっかえすな高杉」
「それでもちゃんと聞いてやってるんだな。ツンデレめ」
「銀時!話をまぜっかえすな!しかし、高杉がツンデレと言う意見は俺も同意する」
「誰がツンデレだ!」
「高杉がツンドラなのはわしも同意として話続けるぜよ」
「なっ!?」
「わしゃこないだまで土佐におったんじゃが、そん時妙な話を聞いたんじゃ。なんでも天人と幕府、攘夷志士の間に仲介者が出て和睦するっちゅー話ぜよ」
「和睦とはまた・・・・」
「絶対に無理だな。天人が今更侵略を止めるはずがねぇ」
「・・・まあ上手くいったら何よりだろ。戦わなくて済むなら一番じゃねーか」
「そうじゃ。上手くいけばなにより。しかし、この噂にはまだ続きがあってなぁ、この会談の真の目的は仲介人を暗殺するのが目的っちゅー話ぜよ。きな臭い事この上ない話よ」
「・・・ったく・・・めずらしく神妙な話をするから聞いてやれば下らん」
「珍しく高杉と意見が同じだ。しかもお前に伝わるくらいの話だ。与太と変わらん。第一仲介人に名が上がるような人物など今のこの国にはおるまい」
「手厳しい意見ぜよ・・・銀時・・・おんしもそう思っとるか?」
「天人も幕府も戦が長引くのは望んじゃあいねえ筈だ。そういう意味なら和睦の話があってもおかしくはねえだろ。だが、この機会に反天人、反幕府の人間も一掃したいのも事実。そう考えりゃ暗殺もあるのかもな」
「ほうか!いやいや流石銀時!話がわかるぜよ!」
「おいおい。今の話を信じるのか?」
「まぁ・・・銀時の言う事にも一理あるな」
「?・・・別にこの馬鹿の言う事を信じたわけじゃねーぞ?第一仲介人の名前が出てねー時点で噂の範疇を出てねーだろ?」
「それもそうだな・・・」
「まあ普段の馬鹿話よりは身があったか?」
「あれ?わしゃ・・・結構マジで話を・・・」
「はいはい。お前の話をマジで聞く奴はお前のおかーさんだけって前言ったろ?」
「しゃーないのーーー。じゃあこないだ見た美人なんじゃがの」
「殴られたんだろ?」
「なんで高杉が知っちょるか?きさん見とったんか?」
「馬鹿か・・・いや馬鹿だったな。お前の行動など丸分かりだ。どうせセクハラまがいの事をしたんだろ」
「まがいじゃなか!れっきとしたセクハラじゃ!」
「余計駄目じゃねーか!」
先程までの真剣な様子は既になく、いつものように馬鹿話に花を咲かせ始めた3人とは他所に、銀時は悪い予感が胸を占めた。
その和睦の仲介者を自ら買って出ようとするであろう人物に心当たりがあったからだ。
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