アンパンマンが現実世界にやってきました。
「元気百倍!アンパンマン!」
彼は泣いている女の子がいたので、頭を抉って食べさせてあげました。
「えっ…君もお腹すいたの?」
しかし、現実の世界ではお腹をすかせた人間達が数億といて、アンパンマンはその子供達に頭を食べさせてあげることはできませんでした。
「みんながお腹をすかせないためには、どうすればいいんだろう?」
アンパンマンはみんながお腹をすかせている原因が、戦争にあるということを知りました。
「アンパンチならやっつけられるぞ!」
アンパンマンは戦おうとしました、しかし彼にはどの人達が悪い人間なのか分かりませんでした。
「うわぁぁぁあ!」
「だっ大丈夫?!」
アンパンマンは男の子が戦争に巻き込まれて、死んでしまうという、その世界の日常を目の当たりにしました。
「どうしてこんなことをするんだ!やめろー!アーンパーンチ!」
アンパンマンは戦っている全ての人間に鉄拳を繰り出し、数万という数の兵隊・ゲリラを屍に変えていきました。
「…きゃあ‥!なにあなた!助けてえっ!」
「来るなっ!こっちに来るなっ!」
アンパンマンは戦いが終わったと思い、ある村を訪れたら村の人間達に村を追い出されました。
「あんたが私の夫を殺したんだ!」
「悪魔め!地獄に落ちろ!!」
「消えろ!消えてしまえ!」
罵声を浴びたアンパンマンはそのことを理不尽に思いました。
「…僕は…みんなをいじめる奴をやっつけたのに…‥」
ばいきんまんを倒したら、アンパンマン世界の村のみんなは自分を褒めてくれたのに、彼の世界は崩壊していきました。
「…なんでみんな…僕をいじめるんだろう……‥」
落ち込み、泥が混じった水たまりを覗き込むアンパンマン、ため息と共に、彼は恐ろしいものを見ました。
「…これは…僕の顔‥?」
アンパンマンの顔は兵隊やゲリラの返り血を浴び、赤黒く染まっていました。
「あはは…‥なんだよ…これ…これじゃ‥まるで‥」
アンパンマンは拳を握りしめて、崩壊していく自分を受け入れた。
「…ばいきんまんじゃないか…‥」
アンパンマン小さく震えながらも歩き出しました、自分を追い出した村の人間を血祭りにあげるために…‥
おわり。
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