4.「この世にフェアなものって存在するのかな」
「大阪県警本部長さんは大変ねぇー」
もみじが笑いながら言った。平蔵は無視・・・でもその顔は
「平蔵・・・客や」
そう言うことで変わった・・・
「失礼します、工藤優作と言います。新一がいつも世話になります」
「いや、こっちもあほが迷惑かけて。静からもいい人だと聞いていますわ」
「忙しいので本題に入らせてください。海藤七海さんと服部君に対して少しお話させてください」
平蔵はいいですよと言った。少々怖い顔をしているが。
「では・・・もしかしたら服部君は海藤七海さんに小さい頃あった事がありますか?」
「ん?」
目つきが変わる。
「言い方を変えましょう。あなたは海藤七海さんの事件を捜査していました・・・よね」
「あれは・・・あの子達が年中の頃やったか・・・」
「お父ん。あれは何や?」
「あれは警察庁って言うてな、警察さんが居るところやで平次君」
「ふーん」
遠山の言葉に平次は目を光らせていた。
「あの少女の事件は警察庁を疑問に思わす事件やった。公開はしてへんけど不可解な点がたくさんおった。完璧すぎたんや」
平蔵は話を続けた。
「あ・・・」
平次が見た先、それは暗い顔の少女だった。平次は手を振った。
「なあ工藤」
「あん?」
連絡を待って居るとき平次が話し出した。
「もしかしたら俺、七海に会ったことあるかもしれん」
「え?」
「じゃあ平次君、ここで待っといてな」
「分かった」
「ねえ・・・」
後ろから声をかけられた。さっきの少女だった。
「遊ぼ!」
「・・・おう!」
いろんな話をした。幾つかの時が流れた。
「平次、帰るで」
「あ・・・帰らなあかん」
「またね・・・」
「え?」
「さっき探偵になるって言ってたでしょ?だから探偵になったら会えるよ。そん時はライバルだよ」
「おう」
「あの時平次はあの子の本当の名前知らんかったんや。そんでその事何度も話しておったから間違いあらへん」
「そうですか・・・」
「それより・・・工藤さん。あんたに聞きたい。まだ新一君は高校生やな」
「ええ・・・」
平蔵はため息をついて言った。
「工藤さん。あなたは分かってませんな」
「どういうことですか?」
「探偵なんぞいらへん。毛利さん見たいに人の死を理解しているもんはええ。平次みたいな若造はまだ・・・分からんのや」
「まあそう・・・ですね」
「七海さん」
「ん?」
窓もない個室。そこに哀と七海はいた。景斗は組織の会議らしい。
「ううん。なんでもない」
「哀ちゃん」
「はい」
「この世にフェアなものなど存在するのかな」
「え?」
「真実は・・・今私は見えているのかな」
哀は顔を伏せた。
「っで、七海を引き渡せって?」
景斗が何食わぬ顔で答えた。
「菫はどう思う?」
「私は・・・景斗君の仕事の邪魔になるなら・・・その処分は的確だと」
「七海は聞くと思うか?」
「じゃああの事を言えばいいんじゃない?」
ベルモットが言った。景斗は机を叩いた。
「それって・・・あいつを苦しめるだけじゃないか!!」
「あら景斗君反抗的?」
「止めろ」
ジンの言葉で空気は重くなった。
「とにかくさっき言ったとおりだ」
その時ひどい爆発音と銃声がした。
「何!?」
無線から連絡がはいった。
「FBIが攻めてきた」
と。
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