11.平和な日々が繰り返されることを人々は願っている。
「待たせたな、工藤」
工藤新一は振り向いた。
「よお。服部」
「工藤の姿で話したことあんまあらんかったな」
「そーだな。驚きの連続だったな」
「一番驚いたんは帝丹高校の時や」
新一は笑って言った。
「そーだな、あん時は灰原がコナンに変装してたからな」
「ごめんな、工藤」
「俺も」
二人は笑った。
「姉ちゃんに告白されたやて?」
「っげ。ばれてる」
新一は苦笑した。
「あいつは好きだぜ。んーまー。相棒みたいな奴だし」
「そか。きっと工藤は俺にとって姉ちゃんは七海みたいな感じやなっ」
「お前と一緒にすんなっ」
「あのバスジャックん時現れた桜て奴。きっとベルモットやと俺思うんや」
新一はああと言った。
「あとはハトとキッドが探しているパンドラ。あれはきっと七海の」
「世の中には解決していい事件とよくない事件があんだぜ」
「・・・そやな」
新一が真剣な顔で言った。
「組織と合併した組織がつかまってないって」
「きっと捕まるわ」
「そーだな」
「なあ服部」
「なんや」
新一は頭をぼりぼりとかいて言った。
「これからも・・・工藤になっても・・・俺等は仲間だよな」
「工藤・・・あほっ」
「いてっ」
新一は頭を抱えている。平次は腹を抱えて笑っている。
「はいはい、お笑いもそこまで」
「もみじ!」
「七海さん呼んでるわよ。行きましょ」
「今行く」
コナンの事は蘭と小五郎には博士から告げられた。数日後始業式当日帝丹小学校では江戸川コナンが転校したと告げられ、歩美はずっと泣いていた。怪菜は噂によればアメリカに行ったらしい。そして
「新一っ。どうして連絡無しに始業式に「よお、久しぶり」って何よ」
「そーよ。あんたの姫様がどれだけ悲しんだと思ってるのよ」
───ひっ姫様っ!?
「ちょっと何よ。園子」
「たっくー」
「所で本堂君はどうなのよ。大好きな七海はどうなったのよ。告白したの?付き合ったの!」
「ふふーん。っていつの間にそれを」
「顔にちゃあーんと書いてあるのよ。でかっく」
本堂の携帯が鳴った。七海って書いてある。
「げっ・・・」
園子が調子に乗っている。赤くなった本堂は電話に出た。
「はい」
「ほーんどー。あのさ今度の土曜空いてる?」
「え!」
園子がデートデートと叫んでいる。
「なっ何で?」
「いやさー知り合いに小学生の親戚東京居るんだけど、丁度その時友達にライブ誘われてて。ねっ、いいでしょ?見といてくれよ、ダチでしょ?」
───ははっ。流石。
「あっあのですねーーーーーーーーーーーーーー」
どうやら七海には恋人とは思われてないらしい。
平和な日々が繰り返されることを人々は願っている。
|