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第二章 無印編
第七話 接触 後編
Side 大樹



「さて、このジュエルシードとやらはどちらが回収するのだ?」

といっても後で均等に分配するんだがな。

「え? 貴方は探索者ではないのですか?」

ユーノが問う

「私は近所でこのような危険物が放置されているのを見過ごせないだけだ、本音を言えば君たちどちらが回収しようと私には関係ない、それに……」

ここで持っていたジュエルシードを取り出す。

「っ!それは!?」

「これらも回収してもらわなければならないからな、あぁちょうどいい、4つあるわけだから2つずつ分配するか」

そう言ってまず聖骸布から抜け出たフェイトに2つ投げる

「えっ、うわっ」

あたふたするフェイトがなんとかキャッチ、ウムかわいい。

次はなのはに渡すが近いので今度は歩いて直接手渡す、が

「あんた今持ってるジュエルシードよこしな!」

さっき人間だったアルフがまた狼になって突撃してきた、いきなりの攻撃だがまぁある程度予想してたし簡単に避ける。

「やれやれ、こちらとしては平和的解決に持って行きたかったのだがな、仕方ない」

とりあえず干将・莫耶を投影しようとして気づいた。

……何も傷つけること無いか、縛り上げりゃあいい。

というわけで

投影・開始(トレース・オン)!」

しばらく大人しくして貰いましょうか。

貪り喰らう(グレイ)()織りし荒縄(ニール)!」

投影したのは北欧神話でかのフェンリルを縛ったとされるグレイプニール、獣相手には天の鎖よりこれがいいだろうとの判断だ。

「な!? なんだいこれ!?」

グレイプニールはアルフを見事に縛り上げた、まぁ紐だし大丈夫だろ。

「アルフ!」

「安心しろ、ただ大人しくして貰いたかっただけだ、危害を加えるつもりは無い。」

それにしても……

「いきなり襲い掛かるのはどうかと思うがな」

「うるさい!アンタみたいな奴に言われたくないよ!」

どういう意味だぁ?おい。

アルフは放置してなのはにジュエルシードを渡す、その間にもフェイトがアルフを縛る紐を懸命に解こうとしている。

「ほら」

「あ、ありがとう……」

なのははフェイトのほうをみて唖然としながら受け取る、その後ユーノがこちらを向き

「君はいったい……」

なんて言うもんだから

「人の名を問うのであれば自分から言うのが礼儀ではないか?」

とちょっぴり皮肉を飛ばす。

「あ、失礼しました 僕はユーノ・スクライアといいます」

「高町なのはって言います」

「よろしい、私のことはアーチャーと呼んでくれ」

本名を言うわけにもいかんからな。

「アーチャー……さん?」

「無論偽名だ」

「それって堂々と言うことかな……」

ユーノの呟きはスルー、レイジングハートに収めたのを確認した後グレイプニールを破棄する。

開放されたアルフはこちらを睨んでくる。

「アンタ……」

「そこまで嫌われるようなことはしていないはずだが」

「縛っておいて何言ってんだい!」

「それは君が襲い掛かってくるからだろうに、あのまま高町譲に渡していれば君が縛られることも無かったのだからな、それでも君は私に失態があると言うかね?」

「グルルルル……」

唸るアルフ、こっちのほうが正論だからほったらかす。

「さてと……」

アルフの隣にいるフェイトの前に移動する。

アルフと二人でこちらを警戒してきた。

「フェイトに近づくんじゃないよ!」

「こちらから危害を加えるつもりは無いのだがな……」

「信用できるもんか!」

「そこの君、手を見せてみろ」

「無視するんじゃないよ!!」

「え? あ、はい」

「フェイトまで!?」

ぎゃーぎゃー騒がしいアルフはほっといてフェイトの手の治療を始める、といっても治癒魔法はアーチャーでは使えないので持ってきておいた包帯で手を覆うだけの簡単なものだ、だがやらないよりましだろう。

「これで少しはマシだろう、さて……」

俺はこの場にいる全員を見渡して

「どういうことになっているのか教えてもらいたいのだが」

「えっとですね────」

それから少しの間ユーノから説明を受ける、まぁ知ってることばかりなのだが……そうだ、いい事思いついた。

「……話は分かった、この次の封印からは私も参加するとしよう」

「手伝ってくれるんですか!?」

意外そうなユーノ、駄菓子菓子

「ただし私が沈静化したジュエルシードに関しては二人が決闘して勝ったほうに差し出すがな」

「「「「えぇ!?」」」」

「私にとってこれの行く先など関係ない、ただこの危険物を排除してくれるのであれば誰だろうが関係ないのでな」

「でもっジュエルシードは危険なものなんです! 理由も分からず集めている彼女らになんで「私からすれば君とて怪しいことには変わりない」うっ……」

「ユーノ君はそんな人じゃないの!」

「そんなことは初めて会って数時間と経っていない私の知ることではない」

少々厳しい一言を飛ばす、ここでの線引きは重要なのでハッキリさせておく。

「とりあえず今日は私の持っていたジュエルシードもあるわけだし2つずつ分配した、……まぁあの使い魔の妨害もあったが捨て置いてもかまわん」

「グルルルルル………」

アルフよ、お前まだ唸っていたのか?

「これで私の用も終わった、家族も心配するやもしれんから帰らせてもらおう」

言うが早いか俺はさっさとその場を後にした。

……その後離れたところから見ているとフェイト達は我に返った瞬間急いでその場を離れた、なのは達もそれを見て立ち去っていった。


Side out




Side なのは



あの男の子、アーチャーさんは私とフェイトちゃんにジュエルシードを渡して去って行っちゃったの。

「ユーノ君、アーチャーさんって意地悪だね」

あんなひどいことを言うなんて。

「でもある意味彼が言っていたことは正しいよ」

「え? なんで?」

「例えばなのはの近所にいつ爆発するか分からない爆弾が何個もあったらどうする?」

そ、それは大変なの、急いで爆発してもいいところに持っていかなきゃ!

「それが今の彼の思っていることだと思うよ、きっと自分や家族とかが危ない目にあわないように方法を選んでいられないんだ」

むぅ、なんとなくわかったような……、でもなんか納得できないなぁ。

今度会ったら絶対お話聞かせてもらうの!
主人公になのは流OHANASHIフラグが立ちましたww

ユーノが質量兵器の爆弾を知っているのは質量兵器を使った事件などがあるだろうと思いそこから知識を得たと思ってください。

感想コメントありがとうございます!
とうとう読者数が延べ2万人を超えました!(9月8日現在)
皆様感謝です!

これからもよろしくお願いします!


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