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第一章 無印前
第三話 初融合
虫も鎮まる真夜中に俺は庭に出る。
はやてが熟睡しているのは確認済み、なので今からセブンのすべての形態でユニゾンしてどんな影響を受けるのかちょっと試してみようと思ったのだ。

「出てきていいぞセブン」

「やれやれ、ようやく窮屈な場所から出られたな」

ポケットから出てきたのはセイバーではなくアーチャー、1日ごとに交代とは言ってあったが午前12時に入れ替わるとは聞いていなかったので驚いた。

するとアーチャーは小馬鹿にしたような笑みを浮かべて

「このような些事で動揺するようでは今度のマスターは少しばかり小心者だな」

いきなりの毒舌アリガトよ、握りつぶしてやろか?

「遠慮させてもらおう、訓練をするのではなかったのか?」

腹が立つがさっさとしないと朝が厳しくなりそうだ。

「(後で覚えてろよ)それじゃあいくぞ」

「了解した、マスター」

「「ユニゾン・イン」」



第三話 フューーージョン、ハッ  な真夜中実験



俺とアーチャーが一体となり光り輝く、光が収まるとそこには髪が白銀となり肌は褐色、瞳も鈍色となった俺がいた。

「ふむ、顔が変わるわけではなさそうだな」

うわ、口調までアーチャーかよ、分かってはいんだがかなり違和感無く使ってるな今の俺。

「とりあえずは・・・『投影・開始(トレース・オン)』」

中にいるアーチャーの補助を得て干将・莫耶を作ってみる。

「……できた!」

本当に干将・莫耶が出来上がった、うぅ、感動の余り涙が出てきそうだ。

『ふっ、その程度で満足か?余りに稚拙だな君は』

は?どういうこと?

『その剣で近くの木を切ってみれば分かるだろう』

言われた通り干将で切ってみる、すると木が切れるどころか干将が粉々に砕け散った。

「………なんでさ」

仮にも宝具だろ? 木に砕けるってどゆこと?

『私のサポートがあるとはいえ最初から私のように強度のある投影を出来ると思っているほうがおかしい、要はまだまだ修練不足ということだ』

なるほど、いきなりLV1でザオリクを使おうとするようなもんか。

………役に立たねぇーーー!

「まともに使えるようになるにはどれほどかかるのかね?」

『フム……、私のアドバイスがあっても他の形態の訓練もするとなると早くて2年半、遅ければ4年以上はかかるだろうな』

4年じゃ遅いよ! 闇の書事件終わっちまうよ!

その後ある程度アーチャーからてほどきを受けて他の形態を試すことにした。

「「ユニゾン・アウト」」

セブンはユニゾン状態で形態を変えることは出来ないといっていた、仕方がないことではあるが戦闘中にユニゾンを解除するのはかなり危険だろうし今後の課題のひとつだな。

「それじゃあ次はセイバーいってみるか」




以下全ての形態を試してみた結果だが

セイバー 風王結界が上手く使えない、エクスカリバーには何とか纏えたが所々に隙間が開いている、空気の塊を飛ばすとまっすぐ飛ばない。 しかも剣が重たくまともに振るえない。

アーチャー 冒頭にあったように投影の精度が余りに低い、弓は何とか使えるが50メートルも離れれば中らない。

ランサー セイバーのときと同じく槍が重たく上手く使えない、ただセイバーの時よりはまし
だが槍なんて持ったことも無かったのでセイバーの時以上に扱えない。

キャスター 紫光弾(ユビテル・ロッド)が何とか使える程度、神官魔術式・灰の花嫁ヘカティック・グライアーなんて無理。 高速神言は頭が割れるかと思うほど痛くなり挫折

ライダー 釘剣の扱いが難しい、しかも今乗れるような動物がいないので騎英の手綱(ベルレフォーン)も使えない

バーサーカー 斧剣が異様に重いがバーサーカーだからか一応扱える、おそらく肉体強化おかげだ。 現状今最も使えるやつ。

ギルガメッシュ まずユニゾンまで持っていくのに苦労した、冗談抜きで傲慢すぎる。  ユニゾンしても王の財宝ゲート・オブ・バビロンは無駄に威力が高くコントロールが効かない、天地乖離す開闢の剣(エヌマ・エリシュ)なんぞ怖くて使えん。



使えねーーーー!!!
orz なんてこったい、わかってはいたが本当にこのままじゃあきつい。

一番まともに使えるバーサーカーも狂化せずに相対できるのはせいぜい魔導師ランクBまでだろう、それ以上のランクになるとこちらの攻撃が通らない恐れが出てくる、STSの序盤スバルにやっと勝てる程度では真面目に蒐集に付いて行くなんて絶対無理だ。

狂化したら何とかランクAを相手取れるだろうがもし周囲に仲間や身内ががいれば巻き込まずに戦闘できる自信が無いので危なすぎる。

そんなの嫌だ、はやてが一大事になるというのに自分だけお留守番なんて本気で嫌だ。

………あと3年、それまでにギルガメッシュ以外、せめてアーチャーとキャスターにセイバーを扱えるように修行しなけりゃならんな。



SIDE はやて



晩御飯の片づけをしながら思う、最近大樹兄ちゃんの様子が変や。

今までどんなに言っても料理を手伝わせてくれんかったのに急に手伝ってくれるように言ってきよった。

でもそれだけならまだ私の今までの努力が実ってようやく兄ちゃんが私のことを頼るようになったっていうことや。

そやけど学校から帰ってくるたびにボロボロになっているってどういうこと?

最初ははぐらかしとったけどしつこく迫ってみると何や格闘技みたいなのを始めたって言いおった。

「何で格闘技なんて始めたんやろ? 兄ちゃんは気が短いからあんまり強うなったら止めるほうも苦労することになるんやけど……」

「その質問に答えてやろうか?」

「それやったら白状してくれると助かるんやけどなぁ……って兄ちゃん!? いつの間に私の後ろにおったん!?」

「お前が片づけ中にうんうん唸ってるから何やってるんだろうと思って様子を見に来たんだよ、とにかく話してやるからそれが終わったらリビング集合、詳しくはそこで話すから」

言い終わったと思ったらさっさと出で行きおった、ちゃんと話してくれるんは嬉しいけどホントに急にどうして始めたんやろう?


Side out



Side 大樹


片付け終わったはやてがリビングにやってきた、さてどこから話すとするかな……

「さ〜て、それじゃあ話してもらおうか、 何で急に格闘技なんて始めたん?」

「真面目に護身のためだよ、もし強盗とかが入ってきてもはやての身を最低限守れるようにならんと万が一でも死なせたくないしな」

とりあえず当たり触りの無い返答をしてみる、これなら追及されても何とかかわせるだろうと踏んでいた。

「二人暮しといっても俺たちはまだまだガキだからな、いくらセキュリティがあるとはいえこれぐらいしないといつか身を守れなくなることもあると昔から思っていたんだがなんか問題あったか?」

………って何で顔赤くしてんだ?

「そ、そうなんやー、あはは、なんか変なこと聞いて悪いなー」

棒読みな返事が返ってきた、もしかしてバレてんのか? 事実は言ってないが嘘はないし大丈夫なはずだが。

「そういうことだから、学校帰りにボロボロになるのは修行が厳しいからだからそんなに心配しなくても大丈夫だよ、それと……」

言葉を切りはやてに近づく

「ふぇ!? な、なに?」

慌てるはやて、そんなはやてに俺は慌てず騒がず

「短気で悪かったなーーーー!!!」

アイアンクローをかます。

「ぎゃーーーー!! 割れる割れる割れてまうーーー!! 謝るからはなしてーーーー!!!」

慌てて謝罪してくるはやてを開放する、短気なのは自覚しているが他人に言われるとむかつく。

「うぅ、ちょっと口が滑っただけやのに・・・」

「口は災いの元って言うんだよ、今度から気をつけるこったな」

そう言って俺たちの日常はまだ続いていく。


Side out





Side はやて


うぅ、まだ頭が痛い…… あんなに力入れて掴まんでもええのに……。

………それにしても

「あのときの兄ちゃんかっこよかったわ〜/////」

『守れるように』『死なせたくないしな』

真面目な顔してあんな事言ってくれたこと今まで無かったからドキドキしたな〜。

これからは兄ちゃんを心配させないためにも料理頑張らなあかんな!
第三話をお送りしております〜、初のはやて視点に挑戦、いかがでしょうか? 自分でも短いと思ってしまいますがこれが今の限界です。

今回は物事そんなに上手くいくわけじゃないってのがテーマ(のつもり)です、最初っから最強というのもなんでしょうしww

応援してくれる皆さん、ありがとうございます。

酷評をする皆さん、努力していくので至らない所はどんどん指摘してください。

まだまだ勉強中ですができるだけ良い作品目指して行きます。


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