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蜘蛛ですが、なにか? 作者:馬場翁
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鬼VS鬼①

 鑑定石を用いて目の前の少女を鑑定する。
 鑑定なんて使うのは随分久しぶりだ。
 最後に使ったのは氷龍で、それ以外には使う必要性を感じなかった。
 鑑定をしなくても勝てると直感で分かってしまっていた。
 けど、この少女は違う。

『人族 吸血鬼 LV3 ソフィア・ケレン
 ステータス
 HP:14271/14271(緑)
 MP:12893/12893(青)
 SP:12655/12655(黄)
   :12661/12661(赤)
 平均攻撃能力:12738
 平均防御能力:13226
 平均魔法能力:12755
 平均抵抗能力:13219
 平均速度能力:12774
 スキル
 「上位吸血鬼LV8」「不死将LV8」「天鱗LV10」「HP超速回復LV3」「魔力感知LV10」「術式感知LV10」「MP高速回復LV10」「MP消費大緩和LV10」「魔力精密操作LV2」「魔神法LV10」「魔力付与LV8」「大魔力撃LV10」「SP高速回復LV10」「SP消費大緩和LV10」「剣の英雄LV2」「体術の天才LV9」「破壊大強化LV2」「打撃大強化LV1」「斬撃大強化LV3」「貫通大強化LV1」「衝撃大強化LV1」「水流強化LV10」「凍結強化LV10」「暗黒強化LV9」「風強化LV9」「土強化LV9」「雷強化LV5」「強酸強化8」「状態異常強化LV9」「闘神法LV10」「気力付与LV6」「大気力撃LV10」「水流攻撃LV10」「凍結攻撃LV10」「強酸攻撃LV10」「毒合成LV10」「薬合成LV10」「念力LV10」「投擲LV10」「射出LV10」「空間機動LV10」「連携LV2」「統率LV3」「眷属支配LV6」「集中LV10」「思考加速LV4」「未来視LV4」「並列意思LV2」「高速演算LV10」「記録LV10」「遠話LV10」「命中LV10」「回避LV10」「確率大補正LV10」「隠密LV10」「隠蔽LV10」「無音LV10」「無臭LV10」「帝王」「気配感知LV10」「危険感知LV10」「動体感知LV4」「熱感知LV8」「空間感知LV1」「鑑定LV10」「禍根」「火魔法LV3」「水魔法LV10」「水流魔法LV10」「蒼海魔法LV7」「氷魔法LV10」「凍結魔法LV10」「氷獄魔法LV8」「風魔法LV10」「暴風魔法LV1」「土魔法LV10」「大地魔法LV1」「雷魔法LV9」「光魔法LV1」「影魔法LV10」「闇魔法LV10」「暗黒魔法LV4」「毒魔法LV10」「治療魔法LV10」「魔王LV8」「嫉妬」「物理大耐性LV5」「火耐性LV5」「水流無効」「凍結無効」「暴風耐性LV2」「大地耐性LV2」「雷耐性LV6」「光耐性LV4」「暗黒耐性LV4」「重耐性LV3」「酸耐性LV10」「腐食耐性LV7」「気絶耐性LV7」「状態異常無効」「恐怖大耐性LV7」「外道大耐性LV6」「苦痛無効」「痛覚無効」「暗視LV10」「万里眼LV4」「呪怨の魔眼LV3」「静止の魔眼LV3」「五感大強化LV10」「知覚領域拡張LV10」「神性領域拡張LV5」「天命LV10」「天魔LV10」「天動LV10」「富天LV10」「剛毅LV10」「城塞LV10」「天道LV10」「天守LV10」「韋駄天LV10」「禁忌LV2」「n%I=W」』

 ちょっとわけがわからない。
 レベル3?
 人族で吸血鬼?
 スキル多すぎじゃない?

 単純なステータスでは僕のほうが上回っている。
 けど、スキルは量でも質でも負けている。
 僕にも幻想武器錬成という切り札があるけど、ソフィアという名のこの少女のスキルは異常だ。

 これは、本気で僕と互角以上かもしれない。
 けど、それも僕が憤怒を発動させなければの話。
 発動させるつもりはないけど、本格的に死にそうになったらわからない。
 僕の意思を無視して憤怒が発動しかねない。
 というか、するだろう。

 それを、僕の意思でどこまで抑えられるか。
 そこが勝負の分かれ目になるだろう。
 僕が死ぬか、彼女が死ぬか。
 僕を追い詰めることもできずに彼女が死ぬこともある。
 戦闘に意識が向いた瞬間、僕は手加減というものができなくなる。

 少女が小柄な体に似合わない、大剣を片手で軽々と振る。
 彼女の身長と同じくらいの長さ、横幅もある重量感たっぷりの大剣だ。
 特殊な能力はなさそうだけど、耐久力に優れたいい剣だ。

 それを、一瞬で僕との間合いを詰めて振り下ろした。

 僕は片手に持った炎刀でそれを受け止める。
 受け止めきれずに咄嗟にもう片方の手に持った雷刀を、炎刀と交差させるようにして踏ん張る。
 重い!
 舐めてたわけじゃないけど、ステータスでは上回っているし、片手で受け止められると思っていた。
 そしてもう片方の雷刀でカウンターを叩き込むつもりが、完全に防御に回らざるを得なかった。

 ステータスが底上げされている。
 闘神法と魔神法の2つのスキルの力。
 それと、おそらく上位吸血鬼の力だ。

『上位吸血鬼:吸血鬼が有する特殊なスキル。血を摂取することで能力値が上昇する。摂取した血は体内に貯蔵される。また、レベルにより特殊な効果を発揮する。LV1:月護、LV2:強血、LV3:血霧、LV4:影魔、LV5魔変、LV6:眷召、7:霧化、8:蘇生』

 月護は月の満ち欠けで力が増大する効果。
 血霧が血液自身の血を霧状にして自在に操る能力で、霧化がその霧と一体化する能力のようだ。
 影魔は影から使い魔を召喚する能力で、魔変がその使い魔に自身を変身させる能力。
 眷召は眷属を召喚する。
 そして何より厄介なのが蘇生の能力。
 1日に1度だけHPが0になっても全快して復活するという反則じみた性能の効果だ。
 それに、今問題なのは強血の能力。
 発動している間、飲んだ血のストックを消費する代わりに、ステータスを底上げするというもの。
 この効果のおかげで、あの予想以上の重い剣撃が出たのだろう。

 僕も闘神法と魔神法を発動させる。
 これでステータスの優位は取り戻した。
 けど、闘神法は同じレベルだけど、魔神法は向こうのほうがレベルが高い。
 無強化の状態よりも差を縮められたのは確かだ。
 僕の切り札の1つでもある龍力を発動させる。

 龍力はステータスを引き上げ、相手の魔法構築を妨害する効果がある。
 エルフっぽい集団に襲われた時には、このスキルで魔法をかき消していた。
 闘神法と魔神法、さらに龍力。
 この3つを同時に発動させるのなんて初めての経験だ。

「ふ、ふふふ」

 少女が笑う。

「止めた。私の攻撃を、止めた。ふふふ!」

 やばい。
 この子やばい。
 イっちゃってる。
 僕が言えた義理じゃないだろうけど。

「これが、戦い!生まれて初めて!本気で戦うのは!」

 ゾッとする。
 少女の威圧に気圧されただけじゃない。
 単純に、寒い。
 少女を中心に冷気が漂う。
 同時に、赤い霧が立ち込め始める。

 吸血鬼の血霧の効果か。
 それに、この急激な気温の変化は、氷系のスキルによるものか。
 相手も本領発揮といったところか。

 なら、こっちもそうしよう。
 空間魔法の空納による異次元から、魔剣をいくつも取り出す。
 念力でそれらを宙に浮かせる。

 そして、本格的な戦闘が始まった。
血26のラースのステータスを微修正しました。
鑑定追加
気配感知追加
氷耐性LV4→LV9
+注意+
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