挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
蜘蛛ですが、なにか? 作者:馬場翁
27/502

25 ウマウマの蛇

《経験値が一定に達しました。個体、スモールレッサータラテクトがLV7からLV8になりました》
《各種基礎能力値が上昇しました》
《スキル熟練度レベルアップボーナスを取得しました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『苦痛耐性LV1』が『苦痛耐性LV2』になりました》
《スキルポイントを入手しました》

《経験値が一定に達しました。個体、スモールレッサータラテクトがLV8からLV9になりました》
《各種基礎能力値が上昇しました》
《スキル熟練度レベルアップボーナスを取得しました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『毒牙LV5』が『毒牙LV6』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『暗視LV9』が『暗視LV10』になりました》
《条件を満たしました。スキル『暗視LV10』からスキル『視覚領域拡張LV1』が派生しました》
《スキルポイントを入手しました》

 なんかめっちゃ増えた。
 自分より格上の相手に勝つと、経験値が多く手に入るのはどこの世界でも共通らしい。
 一気にレベルが2つも上がった。

 確かに蛇は強敵だった。
 真正面からやりあって、私が勝てる可能性は万に一つもない。
 強力な体。
 硬い鱗に覆われた防御力。
 網に突撃した時の感じから推測するに、スピードもかなり高いはず。
 下手をすれば私より速かったかもしれない。
 それに、蛇といえば毒。
 多分コイツも毒持ちだったに違いない。

 はっきり言って勝てる確率は、網に捉えてなお五分五分だった。
 レベルアップと同時に起こった脱皮で傷は治ったけど、体力もかなり危ういところまで減らされていた。
 スタミナもギリギリだったし、かなり危なかった。

 それだけにリターンも大きかったってことだね。
 ゲジを乱獲してた時に、そろそろレベル8には上がりそうだと思ってたけど、まさか一気に9にまで上がるとは思わなかった。

 レベルアップも嬉しいけど、スキルのレベルが上がったのも大きい。
 苦痛耐性は上がって損はないし、毒牙は蜘蛛糸と並ぶ私の切り札の一つだ。
 毒牙のレベルが上がればそれだけ私の攻撃力も増すってもんよ。
 というか、現状私の攻撃手段がほぼ毒牙しかないっていうね。
 毒耐性の高い相手がいたら、やばいね。

 あとは、今回のレベルアップで一番気になるもの、暗視。
 うん。
 言われてみれば持っててもおかしくない。
 このダンジョンの中はもちろん陽の光なんか届かない。
 光源になりそうなものはないし、そう考えると、辺りは真っ暗だということになる。
 けど、私の目は薄暗い程度の感覚で、しっかりと周りの景色が見えてた。
 それがスキルのおかげだったっていうのはちょっと驚きだ。
 てっきり種族的な特性だと思ってたからね。

 で、暗視のレベルが上がったことで、私の視覚にも変化が起こっていた。
 薄暗かったのが、明るい。
 周りの景色がくっきりはっきり目に見える。
 どうやらスキルレベルは10が最高っぽい。
 でなければこの明るさは説明できない。
 まあ、暗視だけがたまたま10レベルが限界だったっていう可能性もあるけどね。

 で、暗視がレベル10になったボーナスなのか知らないけど、視覚領域拡張なるスキルを手に入れた。
 それはいいんだけど、ぶっちゃけ効果がよくわからない。
 名前の通りなら、視野が広くなるのかと思ったけど、そうではないっぽい。
 今までも名前だけで効果のわからないスキルは多かったけど、これもそうだね。

 こういう時、スキルのことを鑑定できればいいんだけど、それはできない。
 鑑定の条件として、「目に見えるもの」しか鑑定できないっぽい。
 スキルまわりは全部天の声(仮)が聞かせてくれるものだ(・・・・・・・・・)
 目に見えないので鑑定ができない。
 鑑定結果は私の頭の中に表記されるので、見える、という判断になるらしい。

 鑑定のスキルレベルが上がれば、もしかしたらステータスにスキルも表記されるようになるかもしれないし、そしたらスキルも鑑定できるようになるかもしれない。
 それまでは仕方ないけど、効果不明のスキルは放っておくしかない。



 さて、せっかく仕留めた大物だし、美味しくいただくことにしよう。
 とりあえず、食べてる最中に他の魔物に襲われないように、簡易ホームを新たに作り直す。
 蛇の巨体を考えると、一回で食べきるのは流石に無理そうだし、蛇を食べきるまではここに腰を落ち着けることにしようと思う。
 なので、いつもの簡易ホームより少し念入りにつくる。

《熟練度が一定に達しました。スキル『蜘蛛糸LV6』が『蜘蛛糸LV7』になりました》

 いいことは重なるらしい。
 なかなか上がらなかった蜘蛛糸のスキルが上がった。
 蛇と戦ってる最中使いまくったのが良かったのかな?
 なんにせよこれで毒牙と蜘蛛糸という、私の主力スキルが同時に上がったことになる。
 正直レベルアップによる基礎能力値の上昇以上に、戦闘能力の上昇に貢献してる。

 ルンルン気分でご飯を食べることにする。
 んだけど、その前にこいつの鱗を引っペがさなきゃならない。
 流石の私もこんなクソ硬い鱗は食えない。
 身にありつく為には鱗を取らないといけない。

 鱗とったどー!
 あー、疲れた。
 予想以上にしんどい作業だった。
 硬いしなかなか剥がれないしで、だいぶ時間がかかった。
 レベルアップで回復した総スタミナの赤ゲージが、四分の一くらい減ってる。
 それだけの重労働だったわけだ。

 けど、これで心置きなく食事ができる!
 というわけで、いただきます。

 うわ、にっが。
 めっちゃ苦い。
 苦いって、毒の味だよね?
 こんだけ苦いって、どんだけ強い毒持ってたんだコイツ。
 噛み付かれたらやばかったかもなー。

《熟練度が一定に達しました。スキル『毒耐性LV5』が『毒耐性LV6』になりました》

 うん。
 味は悪いけど、スキル的にはとっても美味しいわ。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ