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蜘蛛ですが、なにか? 作者:馬場翁
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21 HPMPSP

《熟練度が一定に達しました。スキル『鑑定LV3』が『鑑定LV4』になりました》

 お、やっと鑑定のレベルがあがった。
 この頃は鑑定酔いもあんましなくなってきてたし、順調やね。
 さて、レベルが上がって今度は何が増えるかなー?

『スモールレッサータラテクト LV6 名前 なし』

 あれ?
 変化なくね?
 と思ったら、種族名の下のあたりになんか色のついた棒線が何本かあった。
 何、これ?

『HPバー』

 思わず一番上の緑色の棒線を鑑定してた。
 その結果、その棒線が何を表してるのかわかった。
 HP、ゲームでよく使う略称だ。
 エイチピーとよく言うけど、要はこれが尽きるとゲームオーバーというのを表す、体力ゲージだ。
 そのゲージが鑑定結果に出ていた。

 これは地味に嬉しい。
 今まで自分がどのくらいダメージを食らってたのか、それは感覚でしかわからなかった。
 今度からはこのバーを見れば、自分の状態がわかるわけだ。

 今、HPゲージはほぼフルの状態になっている。
 ちょこっとだけ減ってるっぽくて、右端の延長線に、暗くなったバーが少しある。
 うーむ。
 ここまで来ると数値化して欲しいところだけど、そこまで言ったら贅沢か。

 で、HPバーの下にも別のバーがあと3本ある。
 とりあえずHPバーの下の青いやつを鑑定してみよう。

『MPバー』

 まあ、予想通りでしたな。
 HPときたらMPでしょ。
 これは魔力の残り量を表してるんだと思って間違いないはず。
 とは言っても、私魔法使えないからここはあんま関係ないかなー。
 多分魔法を使うと減るんでしょ。
 私は魔法なんか使ってないからもちろんMPは減ってない。

 謎なのは、MPバーの下にあるバー2本だねー。
 黄色と赤のバーなんだけど、その2本がくっついて、1本の太いバーみたいになってる。
 これはちょっと何を表してるのか予想ができない。
 ちゅーわけで、鑑定。

『SPバー』

 ん?
 SP?
 スキルポイント?
 んん?
 それバーにする必要あるのか?
 いや、待てよ。
 もしかして、これスキルポイントじゃないんじゃないか?
 SPって略されてるから、何の略かわかんないし。
 よし、ここはSPを鑑定。

『SP:スタミナポイント』

 お?
 ああ、やっぱりスキルポイントじゃなくて、違う言葉の略だったんだ。
 紛らわしいわ!

 ふう。
 にしてもスタミナね。
 魔力の物理版で、運動すると減るってことかな?
 んんー?
 けどなんで2本ゲージがあるんだろう?
 しかも、上の黄色いゲージは満タンで、下の赤いゲージは三分の一くらい減ってる。
 この2本の違いは何?
 試しにスタミナポイントをさらに鑑定してみよう。

『スタミナポイント:運動により消費されるポイント』

 あ、うん。
 結局わからん。
 あー、でも、観察してればそのうちわかるかな?
 HPは常に見ていたいから、出来れば常時自分を鑑定とかしたいんだけど。
 自分にかけてある鑑定をそのまま持続させてみる。
 ん、こんな感じかな?
 うん。
 上手くいったんじゃないかな。
 これで鑑定を意図的に解かない限り、常にHPとかが確認できる。
 だいぶ便利になった。

 けど、自分のは見れて便利、くらいだけど、相手のHPとかMPが見えたら相当有利じゃないか?
 HPの残量見ればあとどんくらいで倒せるのかわかるし、魔法主体の相手がMP切れしてるのがわかれば勝ったも同然だし。
 まあ、今のところ魔法主体の魔物には遭遇してないんだけどね。
 けど、相手の情報が一部だけでもわかるっていうのは、戦いをする上で大きなアドヴァンテージになるはず。
 これはいよいよ鑑定はやっぱりチートスキルだったフラグが立ってきたかな?
 ふふふ。
 私はこれを見越して使えない鑑定スキルをあえて取得したのだ!
 決して使えないと知らなかったわけじゃない!
 そういうことにしておこう!

 さて、気を取り直して探検探検。
 お、魔物発見。

『エルローフェレクト LV2 ステータスの鑑定に失敗しました』

 前言撤回。
 やっぱ使えねー。
 どうして肝心のところが失敗するんだ…。
 はあ、期待した私がバカだった。

 とりあえず発見した魔物、ゲジをどうにかしよう。
 んー。
 けど、位置的に奇襲はムリかな?
 あいつまだ私には気づいてないっぽいけど、こっちのほう向いてるし。

 あ、いいこと思いついた!

 コソコソっと壁を這い上がる。
 蜘蛛の体ってこういう時便利。
 そのまま天井に到着。
 う、流石に逆さまに天井に張り付くのはちょっと辛いな。
 けど、踏ん張れば行けなくもない。

 そのままコソコソっと天井つたいに移動していく。
 頑張れ私の足!
 ん?
 スタミナゲージが減ってる?
 と、今はそれよりもこの作戦に集中しなければ。

 ゲジの真上に到着。
 よしよし。
 奴は真上にいる私に気づいてない。
 糸を天井に付けて、そのままスーッとゲジに向かって降りていく。

 そしてそのまま飛び付く!
 ゲジが今更慌てるけどもう遅い。
 そーれ糸でグルグル!
 んでもってガブッ!
 ふははは!
 これぞ上から来るぞ気を付けろ作戦!
 大成功!

 では改めて、いただきます。

 ふむ。
 食べながらさっきのスタミナゲージのことをちょっと思い出してみよう。
 天井に張り付いてた時、減ったのは上の黄色い方のゲージだった。
 足を踏ん張ってる時にゆっくりと減っていってた。
 けど、今は全回復してる。
 んー?

《熟練度が一定に達しました。スキル『麻痺耐性LV1』を獲得しました》

 お、おお!
 ゲジ、お前麻痺なんて持ってたのか!
 もしかしてこいつ、奇襲で倒せなかったら結構ヤバげだった?
 次からはちょっと気をつけよう。

 ん?
 んん?
 なんか、スタミナゲージの下の赤い方がちょっとずつ回復してる?
 三分の一くらい減ってたはずだけど、ゆっくり回復してきて、今は四分の一くらいにまで回復してる。
 なんで?
 なんかスタミナが回復するような事したっけ?

 …あ、食事してたわ。
 ああ!
 それでか!
 なるほどなるほど。
 ちょっとわかってきた。

 つまり、この下の赤いゲージは、ストックしてある総体力量を表してるんでしょ。
 で、上の黄色いゲージが瞬間的に使うスタミナってところかな?

 試しにちょっと全力で走ってみる。
 みるみる黄色いゲージが減っていく。
 黄色いゲージがなくなると同時に力尽きた。

 ゼーゼー。
 あー、食べたあとすぐに全力疾走とか、アホか私は。
 お腹が痛い。
 きつい。

 けど、これで確定だ。
 黄色いゲージは瞬発力のゲージ。
 これがなくなると息切れしちゃうってことだ。
 でも、瞬間的に消費するスタミナだからか、回復も早いっぽい。
 現に息切れが収まってきたらゲージもグングン回復してきた。

 で、下の赤いゲージが総体力。
 今走ったら赤い方のゲージも少し減ってた。
 赤い方のゲージは、なくなるとやばそうだなー。
 なくなったら身動き出来なくなるとか。
 ちょっとその状況は勘弁だなー。
 食事とか栄養を補給すれば回復するし、赤いゲージの残量は常に気をつけておこう。
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