挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
蜘蛛ですが、なにか? 作者:馬場翁
177/487

138 蜘蛛VS地龍アラバ①

 蜘蛛軍団に完全勝利!
 ついでにレベルもまた1上がった。
 1かー。
 アークで4上がって、その他全部合わせて1。
 ないわー。

 まあ、アークはたまたま相性が良かった上に、ほぼハメに近い勝ち方したからあっさり勝てたけど、普通だったらめちゃくちゃ強いしね。
 実際ステータス自体は地龍を上回ってたんだし、アークと地龍がぶつかったらどっちが強いかって言ったら、甲乙つけがたい。
 カグナの方だったら相性差でカグナがギリ勝ちそうな気もするけど、ゲエレの方は多分アークには勝てないんじゃないかな?
 カグナにしても絶対勝てるって保証はないしね。

 ま、勝ちは勝ちよ。
 どんな手を使おうが勝てばいい、それが全てだ!

 しっかし、この大量の餌をどうしようか?
 闇界で木っ端微塵になっちゃったのも結構多いけど、それ抜かしてもものすごい量の死骸の数。
 アークの巨体だけでも相当な量になるのに、これ全部となると食べきれるかな?
 ていうか、全部転移でホームのところまで持って行くのだけでも一苦労だわ。

 危険感知。

 全身の毛が逆立つ。
 この感じは覚えがある。
 忘れもしない。
 忘れられるわけがない。
 蜘蛛に転生してから初めて味わった本物の恐怖。
 蜘蛛に転生してから初めて意識した死の象徴。

 ゆっくりと振り向く。

『地龍アラバ LV32
 HP:4663/4663(緑)
 MP:4076/4076(青)
 SP:4570/4570(黄)
   :4569/4569(赤)
 平均攻撃能力:4610(詳細)
 平均防御能力:4597(詳細)
 平均魔法能力:4022(詳細)
 平均抵抗能力:4138(詳細)
 平均速度能力:4555(詳細)
 スキル
 「地龍LV3」「天鱗LV2」「重甲殻LV1」「神鋼体LV1」「HP高速回復LV8」「MP高速回復LV5」「MP消費大緩和LV5」「魔力感知LV10」「精密魔力操作LV1」「魔闘法LV9」「大魔力撃LV1」「SP高速回復LV7」「SP消費大緩和LV7」「闘神法LV3」「大気力撃LV3」「大地攻撃LV10」「大地強化LV10」「破壊大強化LV3」「斬撃大強化LV10」「貫通大強化LV8」「打撃大強化LV10」「空間機動LV8」「命中LV10」「回避LV10」「確率大補正LV4」「隠密LV10」「迷彩LV3」「危険感知LV10」「気配感知LV10」「熱感知LV10」「動体感知LV10」「土魔法LV10」「大地魔法LV5」「影魔法LV10」「闇魔法LV7」「破壊大耐性LV1」「斬撃大耐性LV4」「貫通大耐性LV3」「打撃大耐性LV5」「衝撃大耐性LV1」「大地無効」」「火耐性LV6」「雷耐性LV8」「水耐性LV5」「風耐性LV6」「闇耐性LV4」「状態異常大耐性LV7」「腐蝕耐性LV6」「苦痛無効」「痛覚大軽減LV7」「暗視LV10」「視覚領域拡張LV7」「視覚強化LV10」「望遠LV8」「聴覚強化LV10」「聴覚領域拡張LV3」「嗅覚強化LV7」「触覚強化LV7」「天命LV3」「天魔LV1」「天動LV3」「富天LV3」「剛毅LV3」「城塞LV3」「天道LV1」「天守LV2」「韋駄天LV3」
 スキルポイント:41100
 称号
 「魔物殺し」「魔物の殺戮者」「龍」「暗殺者」「覇者」「魔物の天災」』

 姿を現す龍。
 そのさまは威風堂々。

 お久しぶり。
 私のトラウマ。

 やばいわ。
 改めてコイツのステータス、やばい。
 カグナとゲエレのいいとこ取りのさらにその上。
 まったく隙がない。

 カグナをも超える防御力にスキル構成。
 ゲエレをも超える速度にスキル構成。
 さらに、カグナもゲエレも持ち合わせていない高い魔法能力。
 最悪なことに、私の攻撃手段である闇魔法すら使いこなす。
 闇耐性があるっていうのが厄介すぎる。

 完全なるオールラウンダー。
 攻めてよし、守ってよし。
 それゆえに、搦手とかにも強いし、弱点がないから相性負けをすることもない。
 理想的な存在だといえる。

 はは。
 ここまですごいと逆に笑えてくるわ。
 ああ、良かった。
 あの時感じた恐怖は本物だった。
 あの時感じた恐怖は正しかった。
 認めよう。
 地龍アラバ、あんたは強い。
 ここまで強くなった私でさえ、容易には勝てないと思える程に。
 むしろ、負けるのすら覚悟をしなければならない強敵だと。

 怖い。
 なのに、嬉しい。
 ああ、嬉しい。
 私は今、あの時震えて隠れることしかできなかった相手と戦えるまでに成長した。
 地龍アラバ。
 覚悟はいいか?
 私は出来てる。

 あんたの感知の高さなら、本当はあの時私が生きてるのに気付いてたんでしょ?
 気付いてて、取るに足らない小物だと見逃したんでしょ?
 その傲り、後悔させてやるよ。

 ありがとう。
 お前が私に死の恐怖を教えてくれた。
 だからこそ今の私がある。
 お前から逃げて逃げて逃げて、逃げ延びた先が今の私だ。
 お礼を言おう。

 そして死ね。
 私に初めて死の恐怖を与えた忌々しい存在として。
 私の手によって、お前を葬る。
 そうすることで、お前の恐怖に打ち勝とう。
 私はもうお前から逃げない。
 長い長い逃亡生活に終止符を打とう。

 行くよ。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ