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蜘蛛ですが、なにか? 作者:馬場翁
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131 まーけーたー

 食べる。
 食べる。
 食べる。
 もはやその行為を隠さない。
 豪快に噛み砕き、飲み干す。
 すべてを喰らい尽くすように。

《熟練度が一定に達しました。スキル『飽食LV3』が『飽食LV4』になりました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『神性領域拡張LV5』が『神性領域拡張LV6』になりました》



 下層で暴れまわった。
 そりゃもう溜まった鬱憤を晴らすがごとく。
 弱い魔物も強い魔物も平等に狩り尽くしていった。

 そんな時、あいつに再会した。
 地龍カグナ。
 下層で出会った2番目の地龍。

 戦った。
 負けた。

 そう、負けた。
 まさかの敗北。
 あと一瞬でも転移で逃げるのが遅れていたら、ブレスでコンガリ焼かれるところだった。
 あー、まあ、地龍のブレスって大地のパワーがうんちゃらみたいな感じだから、焼けることはないけどさ。

 あー。
 まさか負けるとは思わなかった。
 ちょっと強くなって慢心してました。
 やっぱ地龍怖い。

 だいたいなんなのあの異様な頑丈さは。
 腐蝕攻撃でかすり傷しかつかないって反則じゃね?
 こっちは自爆ダメージで鎌が使い物にならなくなるっていうのに。

 魔法も今は深淵魔法とかのドデカイのは使えないし。
 かと言って威力の低い魔法だと逆鱗の効果で打ち消されちゃうし。
 動きは全然遅いくせに、防御力が高すぎるんよー。

 あー、やってらんねー。

 はあ。
 けど、頭冷やすいい機会にはなったかな。
 私らしくないなーとは思ってたのよねー。
 ブチギレて大暴れとかさ。
 まあ、その原因はわかってるし、不愉快な気分になったのも事実だしねー。
 けど、やっぱ頭に血が昇ったまま突撃するっていうのは私らしくなかった。

 今後も下層でレベル上げは続けていくけど、少し冷静になろう。
 そもそも中層のガチバトル期間が長すぎたせいもあるけど、私の本来の戦闘方法ってホーム作って篭城するのが基本だったじゃん。
 何地龍に策もなく突貫かましてんだって話よ。
 そんだけ我を失ってたってことだよねー。

 ないわー。

 これ、絶対影響受けてるよねー。
 でなきゃ、禁忌だろうがなんだろうがここまでキレる訳ないもん。
 前までだったら「マジかー。よし、人族魔族殺しまくろうぜ!」的な軽いノリでやってたはずだしねー。
 ここまで嫌悪感は覚えなかったはず。

 あーあー、マイクテス、マイクテス。
 こちらメイン担当、応答願います。
[こちら元体担当どうぞー]
{感度良好、どうぞー}
〈右に同じ、どうぞー〉
(左に同じ、どうぞー)
〔上に同じ、どうぞー〕
「いや、上ってなんぞ?どうぞー」
 諸君、調子はどうかね?
[激しい抵抗が続いております、どうぞー]
{概ね良好です、どうぞー}
〈右に同じ、どうぞー〉
(左に同じ、どうぞー)
〔上に同じ、どうぞー〕
「下?に同じ、どうぞー」
 ではそのまま続けてくれたまえ。
 でな、さっき地龍に挑んで、負けちった、テへ。
[は?]
{はあ?}
〈はあぁぁぁぁ!?〉
(アホなの?)
〔バカなの?〕
「クズなの?」
 お前ら好き勝手言いやがって。
 すんません、アホでバカでクズですごめんなさい。
〈で?被害は?〉
 それはない。
 ギリギリで転移して逃げたからね。
〔まあ、無事ならいいけどさー〕
(一応メインが本体なんだからそっちが死ぬと連鎖的に私らも死ぬかもしれんのだよ?)
「だね。もうちょっと慎重に動こうよ」
 はい。
 反省しております。
 でな、流石にあれは私だけじゃ勝てないと判断したわけよ。
 だから、次あいつとやり合うときは誰か戻ってきてくんない?
[誰かって、全員戻んなくていいの?]
 うん。
 一人でいいや。
(大丈夫なん?)
 多分。
 それに、そのくらいのハンデを乗り越えられないと、管理者なんて夢のまた夢だからね。
{わかった。それなら私が戻るよ}
 了解。
 その時が来たら声かけるわ。
「じゃあ、今回はこれで解散?」
(お疲れー)
 はいはい。
 よろしくねー。
〈ラジャー〉

 さてと。
 あいつらの方は順調と。
 問題はこっちのほうか。
 地龍をなんとか倒せるように、作戦をねらないとね。
 まずはやつのステータスを思い出そう。

『地龍カグナ LV26
 HP:4198/4198(緑)
 MP:3339/3654(青)
 SP:2798/2798(黄)
   :2995/3112(赤)
 平均攻撃能力:3989(詳細)
 平均防御能力:4333(詳細)
 平均魔法能力:1837(詳細)
 平均抵抗能力:4005(詳細)
 平均速度能力:1225(詳細)
 スキル
 「地龍LV2」「逆鱗LV9」「堅甲殻LV8」「鋼体LV8」「HP高速回復LV6」「MP回復速度LV2」「MP消費緩和LV2」「魔力感知LV3」「魔力操作LV3」「魔力撃LV1」「SP回復速度LV1」「SP消費緩和LV1」「大地攻撃LV9」「大地強化LV8」「破壊強化LV8」「貫通強化LV6」「打撃大強化LV5」「命中LV3」「危険感知LV10」「熱感知LV6」「土魔法LV2」「破壊耐性LV9」「斬撃大耐性LV2」「貫通大耐性LV3」「打撃大耐性LV6」「衝撃大耐性LV4」「大地無効」「火耐性LV3」「雷耐性LV7」「水耐性LV3」「風耐性LV5」「重耐性LV2」「状態異常大耐性LV8」「腐蝕耐性LV3」「苦痛無効」「痛覚大軽減LV3」「暗視LV10」「視覚領域拡張LV4」「視覚強化LV3」「聴覚強化LV1」「天命LV2」「魔蔵LV3」「瞬身LV1」「耐久LV1」「剛力LV9」「城塞LV2」「道士LV2」「天守LV1」「縮地LV1」
 スキルポイント:31200
 称号
 「魔物殺し」「魔物の殺戮者」「龍」「覇者」』

 ガッチガチやぞ!
 何がやべえって、スキルの防御が完璧すぎる。
 これ、動く城塞だよ。
 これにハンデ付きで勝てるか?
 ちょっと自信なくなってきた。
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