「おい、また一組リストラだってよ。」
「またか、お上の奴も容赦無いねぇ」
「しっかし、見事なまでに来なくなったなぁ、日に一人二人は当たり前だったのに」
「あれ?お前まだ知らないのか、」
「なにを?」
「なんでも、すごい薬が発明されたらしいぞ」
「どんなのだよ」
「・・・・・って噂だぜ」
「お前それは無いだろ、あいつらがそんなもん作れるわけ無いだろ」
「いや、それが本当なんだよ、じゃなきゃこの状況の説明がつかないだろ」
「そりゃ、そうだけどよ」
「それにしても、せめて景色ぐらい何とかならないのか?こう真っ白だと気が狂いそうだぜ」
「ここに来たときに、この景色が和むって言ってた奴はだれだよ」
「そのときはそのときだろー」
「お前ここ一ヶ月で何人送っていった?」
「えっと、たしか八人だな」
「じゃあ、俺より一人多いか」
「次来たらお前が行けよ」
「ん、わかった。」
「おい、起きろ、リストが来たぞ」
「お、来たか、どれどれ」
「どうだ?」
「平々凡々な奴だよ、」
「なんでぇ、悩む必要なしか」
「さっさと天国まで送ってこいよ」
「あぁ、行ってくるよ」
そう言った青年の一人は、頭に黄色いわっかをつけると、背中に生えた純白の羽で、死人を迎えにいった。
「しかし、人間が不老不死の薬なんかを作れるとはおもってなかったぜ、おかげで商売あがったりだ」
「僕死んでしまったんですよね?天使さん」
「私は、あなたを天国へお送りし・・・・・・・・・。」
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