#二二八 果てない愛情
「う~クラクラする」
「ちょっとのぼせちゃったね」
「大丈夫か?」
「うん、私は平気」
「タフだな…」
「え?」
キョトンとする朝倉。俺が何を言っているのか解からないようだ。
「なんでもない」
普段一五分ほどしか風呂に入らないのに長湯した所為かそれとも激しく愛し合ったからか?頭がくらくらする。
「あ、裸のままでいいじゃん、どうせ即に脱ぐんだから」
下着を着ようとしている朝倉に言った。
「え!?休まなくて大丈夫…その…」
先の俺の言葉と、風呂での行為に心配する朝倉。
「大丈夫!俺まだまだ足りないから」
「だって、三回も…」
「四回だって五回だって、君となら大丈夫。…もしかして朝倉」
「ううん、私だって…その…まだしてないし…」
恥かしそうに言う仕草がたまらなく愛らしい!
「やべっ俺また…」
体を拭くだけでそのまま部屋に移動した。
室内はあらかじめ暖房を点けて置いたので全く寒くない。スキー場に来ているという事を忘れるほどの室温。
ベッドに腰掛け有線のスイッチを入れた。室内に良く聴くヒット曲が流れる。
「はい」
言って彼女は部屋に昼間部屋に入る前に買っておいたウーロン茶を差し出してくれた。
「サンキュー」
彼女から受け取ると同時に、火照った体にそれを流し込んだ。
「おいで…」
ウーロン茶を飲み干して、俺は朝倉を自分の胸に導いた。
そっと近づく朝倉を抱き寄せ、優しくキスした。
ベッドの脇にある有線のボリュームを少し大きめにして鳴らした。たぶん大丈夫だと思うが隣の部屋にこれからの行為の音が漏れない様にした。もし聴こえるならこの有線の音も漏れているだろう。
右隣はエレベーター。左隣は豊たちの部屋。もう俺たちがする事だって判っているだろうし、あいつらも多分今頃は…。
「柊君…早く…」
朝倉が恍惚の表情で言う。
今日一日近くに居ながらまったくコミュニケーションが取れなかった反動か?浴室であれだけ愛し合ったにも関わらず俺も朝倉も激しく求め合った!
隣の部屋の豊と月島に聴こえてもかまわない!ただただ今は朝倉との愛の行為に没頭したかった!
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
「あっあんっあぁっ」
「あさくらぁ、俺っ」
「いいよっ私の…中へ」
「!」
求めたのは朝倉だった!
「いっいいのか?」
瞬間、冷静になる俺…。
「うん、あなたが欲しいのっ…お願いっ」
「イクよ、朝倉…」
「うっんっあっあんッ大好きッ愛してる柊君ッ」
俺は思いっきり律動を繰り返し、最後の時をむかえた!
「あああぁぁぁぁ」
初めて彼女の中に全てを注ぎ込んだ!
今までに味わった事のない施行の快感に包まれる。
「朝倉…、大丈夫?」
「う、うん…ごめんね…」
「何で謝るんだよ…」
「愛してる」
「俺も愛してる」
まだ一つになったままでキスする。
俺が彼女から離れると、
「きゃっ!」
「!どうした!」
朝倉の声に驚き、慌てて訊ねた!
「いや、ダメッ!」
素早く秘部を両手で隠す朝倉!
彼女の秘部から二人の白い愛情の雫が流れ出していた。
「ダメ!見ないでッ恥ずかしい!」
本気で恥らう朝倉がすごくカワイイ。
「今さらなに言ってるんだよ」
恥じらい戸惑う朝倉に俺は笑いながら言った。
「でも…シーツも汚れちゃうし…」
「しっかり拭いとけば大丈夫だよ、今夜はそっちのベッドで寝ればいいし。さっもう一度一緒にシャワー浴びよう」
後処理をし、疲れた体を夢の中へと投げ込ませた。
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