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#一九 買出しの後…
 途中寄り道などしながら、キャンプ用品売り場に着いた。
 消耗品以外の物は全てキャンプ場に揃っているらしいので、ここでは皿やコップ等を買った。
「じゃあ、次は食材だな。夕食は何がいい?」
 豊が問うと。
「もちろん、キャンプといえばカレーじゃない?」
 水野が言う。
「そーよね、ちょっとベタだけどカレーよね」
 それに相島も同調した。
 それを聞いた俺と朝倉が目を合わした。すると彼女が苦笑いを見せた。この前、彼女にカレーをご馳走になっているからだ。
「そーだな、カレーなら皆反対しないだろうからな」
 豊がそう言い、皆はそれぞれ分かれて食材を探しに行った。
 しばらくして、会計係になっている朝倉がレジから出てきた。
「ふぅ…重い〜」
 朝倉は食材がいっぱい入ったカゴを台の上に置いて言った。
「ごくろうさま」
 俺が声を掛けると朝倉は笑顔を見せてくれた。同時に各々が袋を持ち、カゴから袋に移し始めた。
「ちょっと佐久野君!そういう軟らかい物の上に重い物を置くと潰れるでしょ!」
「あぁ!悪い」
 いきなり相島に怒られている豊。
 他の三人は一斉に笑った。
「よーし、今日はこんなものか。ま、足りない物があれば、キャンプ場にコンビニあるから、そこで買えばいいだろ」
 と豊。
「え!!コンビニがあんの?キャンプ場に!」
 俺が聞くと、
「あるぜ」
 豊はあっさり答えた。…コンビニがあるって、なんか価値がないような気がする…。
 じゃー、今日はこれで。明日は朝の6時に西駅集合な」
「おう!」
「あ、柊。荷物半分持ってくれ。女子に持たせるわけにはいかないだろ」
「わかったよ」
 袋を受け取る際に豊は小声で、
「俺らはここで消えるから、後は朝倉と二人で遊べよ。荷物があるけど生ものは俺が引き受けたから…じゃあな」
 言って、豊は水野と相島二人を連れてそそくさと去って行ってしまった。
「豊が二人っきりにしてくれたんだけど…」
 俺がそう言うと、ポカーンとしていた朝倉だったが、待ってましたとばかりに腕を組んできた。
 せっかくなので豊の厚意を使わせてもらう事にした。
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