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#一五 接近!?
 10分後…俺は朝倉の家のチャイムを押した。
『ガチャ』玄関のドアが開いた。
「いらっしい…」
「!!」
 開いたドアの隙間から見えたのは何と浴衣姿の朝倉だった!
「あ…」
「?どうしたの?」
「あ、いや…その浴衣…良く似合うよ」
「ありがとう」
 浴衣姿を誉められた朝倉は照れながら笑った。
 可愛い…ヤバイくらいに可愛い…。
「あの…ちょっとお願いがあるんだけど…」
 浴衣姿の朝倉に見惚れていると不意に訊ねられた!
「え!あぁ、何?」
「妹も一緒に行きたいって言ってるの…」
「え!」
 俺は一瞬朝倉の言ってることが良く解からなかった。
「どうかな?」
 先日、俺は朝倉に一目惚れした相手は彼女の妹だと告げたばかりである。でも、朝倉自身の事も好きだと告げた…。
「いいの?」
 俺は恐る恐る訊き返した。
「だって、舞衣が行きたいって…。あなたもその方が良いかな?って…」
 俺の事を想って言ってくれているのだろが、逆に『妹に俺が取られるわけがないわ』と言っている様にも思えた…。
「俺は…朝倉が良いなら、かまわないけど…」
「じゃあ、呼んで来るね」
 言って、朝倉は再び家の中に戻っていった。
 妹に会えるのはうれしいが、正直複雑な心境だ。
「お待たせ」
 少しして朝倉が出てきた。そのうしろには彼女の妹が立っている!
「よろしくお願いします、センパイッ」
 朝倉とは違う元気良さが妹にはある様だ。朝倉は清楚な明るさで、妹は活発な明るさとでも言おうか。
「よろしく…えっと…」
「あ、舞衣です。マイって呼んでくれて良いですよ」
 朝倉の妹…舞衣はニッコリ微笑んで言った。
「わかった、じゃっ行こうか?」
「ハイ」
 自分でもビックリするほどスムーズに会話が出来た!朝倉はそれを静かに見ていた…。多分、あまり良い気はしてないだろう…。
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