第06話:転校生は不良少女
キンコンカンコン
──と、最初のチャイムが鳴る。
ガラガラガラ
──先生が扉を開けて入って来る。それに続いて、髪の長い少女が入って来た。
生徒は皆、誰だろうと、その少女を見つめている。
「今日からこのクラスに新しい仲間が増えた!
皆、仲良くしてくれよ!」
先生がそう言うと、少女が会釈をし、
「黒田 瞳」
と、自分の名前を言った。
それにしても、美顔なのに服装はだらしがない。一体、どんな教育を受けて来たのか?
「黒田さんは埼玉の学校から転校して来た。
解らない事があったら教えてあげる様に」
先生はそう言うと、黒田を席に着くよう促した。
席は薫の隣・・・先日殺された木之本 アスカの席だ。
「所で、黒崎は今日も休みか?」
「いや、今日は来るって言ってましたよ」
そう言ったのは、薫の後ろの席に座る大熊 大輔──通称、ひろくんだ。
「て事は、寝坊か・・・」
先生がそう言うと、薫が入って来て、
「寝坊じゃねえよ」
と、睨み付けた。
「ああ!」
突然、黒田が大声をあげ、薫を指差した。
振り向く薫。
「お前、さっきのか」
「何だ黒崎、知り合いなのか?」
「知り合いじゃない。さっき会っただけだ」
薫はそう言って、大熊の前であり、黒田の隣でもある席に座った。
「まさか、あんたが同じ学校だっとはね」
そう薫に言ったのは黒田だ。
「それはこっちの台詞だ」
と薫。
「五月蝿いぞ黒崎!」
先生は薫にチョークを投げた。ミス、薫には当たらなかった。その代わり、後ろの大熊にヒット。大熊は90のダメージを受けた。
「どこ狙ってんだバーカ」
と、薫は左手中指を付き立て、残りは握って、先生に見せ付けた。
先生はぶちギレ、薫に雷を落とした。
しかし薫、完全に無視だ。
その薫に、黒田は声を掛ける。
「さっきは誤解晴らしてくれてありがとな」
「勘違いするな。
俺はお前を助けた訳じゃない」
その言葉にカチーンっと来る黒田。
「最悪、お礼言って損したぜ」
「お前、少し女らしくしたらどうだ?」
「うるせえな!オレは女らしいのは嫌いなんだよ!文句あっか!?」
と、薫に怒鳴り付ける黒田。回りは皆、迷惑していた。
「オレっ娘、回りが迷惑してるぞ?」
その言葉に黒田は回りを見た。
「てめぇら何見てんだよ!?」
黒田の発言で、生徒全員と先生は目を反らした。
こうして、薫と黒田の物語は始まった・・・かも?
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