ずどどどどどどどどどどどどどどどどどどどど〜(足音)
オス!みんな!俺は武田小十郎!九鬼揚羽様に使える執事だっ!
今俺は朝、揚羽様を起こしに揚羽様の寝室に向かっている途中だっ!
おっと!もう着いちまったゼ!!
バタ〜ン!!!(ドアが開く音)
「揚羽様!!おはようございます!!」
「朝から・・・騒々しいわっ!!バカモノ!!」
バキっ!!
「ぐふぅ!!」
き・・・効いたゼ!!さすが揚羽様!!お強い!!
「まったく・・・ん?小十郎?今何時だ?」
「朝の4時でございます。揚羽様」
「・・・・・」
「・・・・・♪(にっこり)」
「なんだ!!その!・・・「してやったり」的な笑顔は!!まだ全然学校に行く時間には程遠いではないか!
!この・・・!大バカモノがあああああああああ!!!!!!!!!!」
バキーン!!!
「申し訳ございません!!!あ・・・揚羽様ぁああああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
今日も騒々しい1日が始まろうとしていた・・・
朝の8時。
揚羽様が登校する時間帯だ。
無論、俺は揚羽様をお守りするため付き添う。
いや!しかし!揚羽様はいつ見ても凛々しいお姿!その額にある十字の傷もすばらしい!
「いやあ!揚羽様!しかし今日はいい天気ですね!」
「はっはっはっ!今日はまさに我のためにあるような日ぞ!!うむ!!!清々しいぞ!!!」
ぽつ・・・ぽつ・・・ぽつ・・・
ざーざーざー・・・(雨音)
「・・・・・」
「・・・・・(汗)」
「小十郎!!!貴様が余計なことを言うから雨が降ってきたではないか!!!この・・・!雨男があ!!!」
ぼきっ!
「ぐふう!!!も・・・申し訳ございません!!!揚羽様!!」
くっ・・・なんてこった!俺としたことが・・・!くっ!
「くっ!仕方ない!傘を貸せ。小十郎」
「!どうぞ!!揚羽様!!!」
「・・・・・なんだ?このファンシーな傘は?」
「はいっ!!!たしか揚羽様はキ○ィちゃんがお好きでしたよね?なのでかわいいこの傘にしてみました!」
「何年前の話だっ!!!バカチンがっ!!!余計なことをするでない!!!」
「ぐぼぉ!!あ・・・揚羽様ぁああああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!」
「よし!小十郎!我はこの登校時間が暇である!何か面白い芸でも見せるが良い。小十郎」
「げ・・・芸・・・ですか?」
「そうだ。早くするが良い」
「・・・・・(汗)」
「・・・・・どうした?」
「・・・・・(にっこり)」
「・・・・・」
とびっきりの俺のスマイルを揚羽様にプレゼントフォーユー!
「ないならないと言えっ!気味悪い笑顔を見せるなっ!気色悪くて仕方ないわっ!バカモノがあああああ!」
べきゃっ!
「げぼぉ!申し訳ありません!揚羽様!」
「まったく・・・我が小十郎に何かを期待してたのがバカだったわ。もうよい。我は疲れた。おい!
小十郎!次はイスになれ!イス!」
「はあはあ、かしこまりましたっ!揚羽様!」
・・・・・(10秒後)・・・・・
「揚羽様どうぞっ!お座りください」
「・・・・・なんだ?これは?」
「『小十郎イス』でございますっ!どうぞっ!存分にお座りくださいませっ!揚羽様!」
「誰が四つん這いになれと言った!!この!・・・小童がああああああああああ!!!!!!!!!!」
バキョーン!
「ぐはぁ!揚羽様ぁああああああああああ!!!!!!!!!!」
揚羽様が学校でお勉強されている間は俺は揚羽様がお帰りになるまでこの学校の門の前で待機している。
そして俺の良き友人もとい同業の上杉錬がよくしゃべり相手になってくれるんだ。
まあ、こいつは久遠寺家の執事だがな。
「お前のところも大変だな・・・(汗)」
「何を言う!大変なことがあるか!揚羽様に仕えることがどんなに幸せか貴様にはわかるまい!」
「いつも殴られてばっかじゃねえか・・・」
「何を言う!あれは俺と揚羽様の一種のコミュニケーションのひとつだ!喝を入れてもらえる幸せ・・・・・
そしてアノ痛み・・・・・快感になるぐらい幸せなんだぞおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」
「ただのドMじゃねえか・・・・・(汗)」
「ああっ!俺はドMだっ!」
「同意したっ!?」
「悪いかっ!?」
「いや別にいいけどYO!」
それぐらい俺と揚羽様はLOVELOVEってことなのさっ!(いや、違っ!)
「しかし・・・それにしてもやりすぎだよな・・・揚羽様は・・・まさしく、鬼だヨ。鬼」
「なにいぃ!?貴様っ!揚羽様をバカにする気かっ!!死すコン(シスコン)のくせに!!」
「てめっ!!!字が違うぞゴラあ!!!それはつまり・・・あ〜ん?、鳩ねえのことを馬鹿にしてるつー意味だな!!!しばくぞ!!!このヘッポコ執事野郎がああああああああああ!!!!!!!!!!」
「言いやがったな!!!ぶっ殺すテメー!!!」
「かかってこいやああああああああああ!!!!!!!!!!」
どかばきぼきどかばきぼきどかばきぼきどかばきぼきどかばきぼきどかばきぼきどかばきぼきどかばきぼき
・・・あれから俺達は警察にしょっぴかれ、事情聴取をとられてようやく解放された・・・
「くっ!!!俺としたことが・・・!!!もぅ、揚羽様の下校時間をとっくにすぎてるじゃないかっ!!!」
揚羽様〜!すぐにお迎えに行きます!待っていてください〜!
「・・・・・」
「はあはあはあ・・・!揚羽様・・!ご無事で!なにより・・・!はあはあはあ!」
「・・・・・」
「はあはあはあ・・・?揚羽様?」
「・・・この」
「?」
「バカ○んがああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どぎゃああああああああああん!!!!!!!!!!
「うげぇ!!!ひっ!揚羽様!!!申し訳あり・・・・・」
「・・・・・・・・・・ひっく・・・・・・・・・」
「あ・・・げ・・・・・は・・・・・・・・・・さま?」
「・・・ひっく・・・ばかものが・・・・ひっく・・・心配・・・・・させおって・・・・ひっく」
「揚羽様・・・・・」
・・・・・そうだ・・・・・
揚羽様は昔から人一倍気が強く心優しいお方だった・・・
なにより正義感が強く・・・
弱いものいじめはなによりも許さなかったんだ・・・
だから・・・俺は・・・
そんな心優しい揚羽様のことが・・・・・好きになったんだ・・・・・
「揚羽様!!!小十郎は・・・!!!この小十郎はこの先どんなことがあろうとこの身になにがあろうと一生揚羽様のことをお守り続けます!!!だから・・・!!!だから!!!!!揚羽様!!!!!
俺、小十郎のことを信じてください!!!!!必ずや・・・!!!必ずや!!!全力でお守りいたします!!
!!!!!!!!」
「小十郎・・・・・」
「揚羽様・・・・・」
どくんどくんどくんどきゅんどきゅんどきゅん(心音)
あ・・・揚羽様の美しきお顔が俺の・・・俺の顔に・・・その唇が・・・!
「・・・・・」
どくんどくんどくんどきゅんどきゅんどきゅん
あと1m・・・!
「・・・・・」
どくんどくんどくんどきゅんどきゅんどきゅん
あと30cm・・・!!
「・・・・・」
どくんどくんどくんどきゅんどきゅんどきゅん
あと10cm・・・!!!
「・・・・って」
「へ?」
「こ〜んなことすると思ったかあああああああああ!!!!!!!!!!この・・・・・!!!!!
ドサンピンがあああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」
ばぎゅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん
「ぎゃばあああああああああ!!!!!!!!!!あ・・・揚羽様ぁあああああああああ!!!!!!!!」
俺を殴った直後の揚羽様は少し微笑んでいるように俺には見えた
終
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