表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
80/3563

第76話 何人倒せるのか。

「ベチ!」・・・何かに当たった音がする。

武雄の前には、気を失い前のめりに倒れたノースがいた。

その場の光景を見ていた全員が驚く。

何があったのだろうと・・・

武雄は「あぁ・・・こうなるのか」と驚いていた。


------------------------

「いざ!」と掛け声を共に発し、ノースは思いっきり走り込んでいく。

武雄は左手をかざし「シールド×15 1.5m先 相手の頭の位置に重なれ」

ノースが武雄まであと3-4mに来た時に「発動」

50cm四方の壁を作るとノースがそこに頭から突っ込む・・・


------------------------

皆が驚いて誰一人として動けないでいるが・・・

「第2小隊長前へ!!」

武雄の少し離れた後方にいる兵士長の号令が飛ぶ。

号令と共に一人の男が前に出る。


武雄にじりじりと近づいてくる。

武雄はその姿を見ている。

相手の剣が届く間合いになった。

小隊長は振りかぶる。

武雄は左手に「シールド×10」を作り剣を受け止めると左側に剣をずらし、力を左にいなす形にする。

すると小隊長の体勢を前のめりにすることができた。

武雄は右手を小隊長の首に添える「エレク×5 発動」と思う。

「バチッ」と音がし、小隊長はそのまま前のめりに気を失い崩れ落ちた。


------------------------

さらに皆が驚いているが・・・

「第3小隊長、第4小隊長前へ!!」

兵士長の号令と共に2人が前に出る。


二人とも剣を構え武雄にじりじりと近づいてくる。

武雄はその姿を見ている。

武雄まであと5m程度になった時。

「ストーンエイク×15 5m先 発動」

二人の足元が割れた・・・クレーター状に突如変化する。

二人はバランスを崩し転倒する。

武雄は片方に向けダッシュし、相手の顔に左手を当て、「エレク×5」を放つ。

放たれた方は崩れ落ちる。

武雄は放った後、すぐに少し離れて様子を伺う。


------------------------

「第5小隊長、第6小隊長前へ!!」

兵士長の号令と共に2人が前に出る。


倒されていない1人と合流し三方に分かれる。

武雄は向かって一番右に向けダッシュ。

迎え撃つ小隊長は剣を振りかぶる。

武雄は左手に「シールド×10」を作り剣を受け止める。

右手のナイフを持つ手に「エクス×5」と考え小隊長の腹を殴ると同時に発動。

「ボフッ」という音と「ぐふっ」という声と共に崩れ落ちる。


武雄は残り二人を見る。

二人は同時に斬りかかってくる。

武雄は両腕・・・右腕に「シールド×10」、左腕に「シールド×5、エクス×5」と同時に発動。

左側の剣を受けると共に弾き返し、右側の方は剣を受けて体を捻り右にいなす。

右側の体勢の崩れた小隊長の首に左手をかざし「エレク×5」を放つ。

そのまま崩れ落ちる。

武雄は放った後。すぐに少し離れて様子を伺う。


------------------------

いつの間にか新兵や詰め所に戻って来た兵士達に囲まれていた。

「第5小隊より3名 前へ!!」

兵士長の号令に呼応し、3名が前に出る。

生き残りの小隊長と合流し、4名により武雄は囲まれる。

相手が合流している隙に武雄は「ケア×20」を自身にかけようとするが発動しない。

「ケア×15」は発動し、回復する。

武雄は連続は15回までか・・・と思う。

が、すぐに目の前の4名に意識を集中する。

今度は割と密集しながら近づいてくる。


・・・4名・・・とりあえず各個撃破しかできないのだが・・・

武雄は左手を4名に伸ばすと小指を折りたたみ、残りの4本を平行に向ける。

丁度、4本で卵を持つみたいに・・・魔法具商店の店員が言っていた。

イメージが大事と・・・

「ファイア×15 4本の指先から高速連射・・・ガトリング砲! 発動」

「タタタタタッ・・・」

武雄の指から連続的に親指大に小さく凝縮された火の玉が連射される。

15発撃つのに3秒かかった。

4人の内、前面中央にいた2人に浴びせる。

1発単体では軽い火傷程度しか威力はない物の15発の連射。

浴びせられた2人は顔を守るのに精一杯で腹ががら空き。

撃ち終えると同時に武雄はその2人に向けダッシュ。

右手に「エクス×5」、左手に「エクス×5」

同時に腹を殴りつける。触れると同時に「発動」

「ボフッボフッ」という音と「ガハっ」という声と共に2人とも崩れ落ちる。

左翼の兵士が刺突してくる。

武雄は後方に転がる勢いでおもいっきり退避する。

そしてしゃがみこんだ体制のまま残り2人に左手を向け

「ファイア×15 4本の指先からガトリング 発動」

武雄は打ち終わると刺突してきた兵士に向けダッシュ。

やはりファイアの連射で顔を守った為、がら空きの腹を殴りつけ「エクス×5」を打ち込む。

「ボフッ」という音と「ぐふっ」という声と共に崩れ落ちる。

武雄は放った後、すぐに少し離れて様子を伺う。


------------------------

武雄は「ケア×15」を発動し、回復する。

8名・・・何とか対応が出来た。

1対1に持ち込めれば、「シールド×10」で受け止め、「エクス×5」で腹を殴り対処し。

多対1ならば「ファイア×15」の連射でスキを作り個別に対処する。

それしか今は対応方法が思い浮かばない。


「生き残りは下がれ!第7小隊より小隊長以下4名 前へ!!」

兵士長の号令に呼応し、5名が前に出る。

・・・さて次か・・・



ここまで読んで下さりありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] 擬音に「」がついている点。
[気になる点] ベチ!」・・・何かに当たった音がする。 武雄の前には、気を失い前のめりに倒れたノースがいた。 その場の光景を見ていた全員が驚く。 何があったのだろうと・・・ 武雄は「あぁ・・・…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ