表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
112/3564

第108話 7日目・・・起床は、やはり・・・

「ぐふっ」

武雄は腹部への強烈な刺激で目覚める。

やはりアリスが寝返りを打ったらしく、武雄の腹に膝蹴りをかましていた。

当のアリスは隣でスヤスヤ寝ている。

「・・・これは、怒れないしなぁ・・・」

武雄はアリスの太ももを撫でながら考える。

・・・

・・

アリスが身じろぎを始め。

「・・・おはよう・・ございます。」

と挨拶をしてくる。

「はい。アリスお嬢様。おはようございます。」

と武雄もアリスの太ももを撫でながら挨拶をする。

「・・・タケオ様・・・なぜ私の太ももを?」

「撫でていると気持ちが安らぐのですよ。」

「くすぐったいのですが?」

「そうですか?」

と武雄は手をお尻の方へ。

「!?・・・今日はダメです!!」

とアリスは体を離す。

「・・・あれ?今日は?」

「うぅ・・・朝すると・・・疲れるので・・・」

とアリスは顔を真っ赤にしながら答える。

「ふふ。では、またの機会にしましょう。」

と武雄はベッドを出て着替え始める。

アリスもベッドを出て身支度をする。

と、

「タケオ様、今日の予定は?」

「午前は昨日の乗馬の続きでお願いします。」

「はい、わかりました。で?」

「いつ家具屋が来るのかわからないので、その後は未確定ですね。

 家具屋を待ってから時間があれば小銃の練習が出来れば良いかな?と。」

「なるほど、わかりました。

 ・・・着替え終わりましたよ。

 タケオ様は?」

「私も終わりました。

 食堂に行きますか?」

「はい。」

と武雄とアリスは食堂に向かうのだった。


------------------------

食堂には誰も居なく、武雄とアリスは皆を待っていた。

「お姉様、タケオ様、おはようございます。」

「ええ。スミス、おはよう。」

「スミス坊っちゃん、おはようございます。」

スミスがまず、やってくる。

「ん?タケオ達がおるの。今日は早いの。」

「皆様、おはようございます。」

「お爺さま、フレデリック、おはようございます。」

「エルヴィスさん、フレデリックさん、おはようございます。」

「お爺さま、フレデリック、おはようございます。」

と最後にきたエルヴィス爺さんとフレデリックに挨拶をする。

「うむ、おはよう。」

エルヴィス爺さんは、席についてそう挨拶をすると食事が運ばれてくる。


武雄はレタスが気になったので、フレデリックに聞いてみることにした。

「フレデリックさん、レタスにマヨネーズですか?」

「はい。前にタケオ様に教わった通りのレシピで作りましたが、サラダに直接は不味かったでしょうか?」

「調味料兼ドレッシングですので問題は何もありませんが。」

「が・・・なんでしょう?」

「料理長以下調理人は、マヨネーズで何か挑戦していましたか?」

フレデリックは軽く考える素振りをするが。

「・・・何か挑戦したら私も呼ばれるので・・・今の所は特には。」

「そうですか。」

「・・・タケオ様は何か思いついたのですか?」

アリスはサラダを食べながら聞いてくる。

「いえ。和えるだけの簡単レシピなのですが、誰でも思いつくだろうと・・・

 どんなのが出るかな?っと思っていたのですが、二日たってもでないので・・・

 今の所、『ポテトサラダ』、『マカロニサラダ』、『タルタルソースとエビ』ぐらいですかね。」

「全部聞いた事ないの。」

「ええ、私もありません。」

「僕もありません。」

「ほぉ、どんなのなんでしょう?」

4人とも興味を示す。

「そうですか・・・んー・・・今日の夕飯にでも作りますか?」

「「「「ぜひ!」」」」

「あ・・・ここは海なし地方でしたね・・・エビは難しいですかね?」

「そうですね、値が張ってしまいますね。」

「では、止めましょう。」

「「「ええええええええ」」」

フレデリックを除く3人がガッカリする。

「エビは高いのでしょう?だったらタルタルソースに合う揚げ物・・・オニオンフライでも作りますかね。

 ・・・油は高価なのですか?」

「魚介類ほどは、高くはないですね。」

「なるほど・・・高いのですか・・・じゃあ、止めましょう。」

「「「・・・・・」」」

3人は何も言わないで下を向いてガッカリしている。

「何もそこまで落ち込まなくても・・・だって・・・高いのでしょう??」

「タケオ・・・鶏肉の揚げ物を今日の夕飯で作るから・・・そのソースを作ってくれるかの?」

エルヴィス爺さんは涙目で訴えてくる。

・・・そこまでの事なのか??と武雄は思う。

「鶏のから揚げがあるのですね。わかりました、作りましょう。

 フレデリックさん、すみませんが料理長に食材の確保をお願いして貰えませんか?」

「承りましょう。」

「サラダ用に茹でたジャガイモ:人数×2個、ハム:人数×1枚、キュウリ:人数×1本、チューブ状の茹でたマカロニ:小皿程度×人数分、ゆで卵:人数×1.5個、玉ねぎの薄切り:人数×半個、玉ねぎのみじん切り:人数×1/4個、茹でたニンジン:人数×1/4個、マヨネーズいっぱいをお願いします。」

「畏まりました。用意させます。」

「用意が出来たら呼んでください。

 今日は午前中は乗馬で。午後はたぶん家具の搬入と小銃の練習だけなので、夕方には戻れますから。」

「畏まりました。」

武雄を除く3人はホッとして食事を再開する。

武雄も食事を取り始める。

このマヨネーズはレモンだからか風味が効いていて「コレも良いね」と武雄は思ったのだった。



ここまで読んで下さりありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ