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ゲームブック:死霊使いの洞窟 作者:いかぽん
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パラグラフ27

 延々と地獄まで続いているのではないかと思うような下りの一本道を、キミは一歩一歩踏みしめながら歩いてゆく。
 そしてようやくのことで、そこに辿り着いた。

 そこは広間だった。
 先のような生活感のある空間ではなく、冷たく殺風景な洞窟の一室である。
 壁には合計四カ所にランタンが掛けられており、キミの松明がなくても十分な明るさだった。
 そして広間の奥には、さらに通路が続いている。

 その部屋の中央付近に、一つの祭壇があった。
 幅2メートル、奥行き1メートルほどのその石壇には、裸身の少女が一人、横たわっている。

 そして、そのすぐ向こう側には、祭壇の前に立って、怪しげな儀式を行っている黒ローブの男がいた。
 男は痩せ細っていて、祭壇の前で掲げられた両腕は、病人のように筋張ったものだ。

「なんだ貴様は!」

 黒ローブの男は、通路から広間に入ってきたキミを見るなり、儀式を中断し、癇癪かんしゃく持ちのように大声で怒鳴った。

「わしの研究の偉大さを分からぬ凡愚ぼんぐどもが、またしても邪魔を寄越したか! な村人の命など、求める成果の前では取るに足らぬものだというのに!」

 男は腹立たしげに言いながら、踵を返して、広間の奥の通路へと走り去って行った。
 その際に、奥の壁に掛けられていたランタンの一つを乱暴に取り外し、持ってゆく。

 キミはひとまず祭壇へと駆け寄り、そこに横たわっている少女の様子を確認する。
 おそらくは村娘の一人であろうその裸身の少女は、意識はなかったが、胸は規則的に上下している。
 どうやら今のところ、命に別状はないようだ。

 キミはその少女の救出を後回しにして、逃げ去った男を追いかけることにする。
 パラグラフ28へ。
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