表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
59/73

エピローグ時の人物設定

 秋月 静


 本作の主人公にしてある意味最強の勝ち組。そして究極のトラブルメーカー。ちなみにヒロイン属性。

 幼馴染である薫に引きずられて一緒に異世界に行ってしまった人。でもめげずに帰る方法を探そうとする超ポジティブシンキング。

 やる事なす事全てが裏目に出るが、それすらもひっくり返してしまう頭の回転を持ち合わせており、それで今まで生き残ってきている。

 見知らぬ人が何人死のうと平気だが、目の前に困っている人がいればまず助けてしまう適度なお人好し。そして助けると決めた相手には命の危険があっても躊躇とか一切しない性格。

 ある種の信念を持ち合わせており、自分で選んだ事は絶対に妥協せずに最後までやりとおす。

 使用する武器は糸と短剣。だけどどちらも二流止まり。静が使うからこそ、どんな相手にも勝ちを拾える組み合わせ。

 能力を数値化するとパーティー中最弱の名をほしいままにできるが、何でもありの勝負になるとこいつに負けはない。外道な手段とかを平気で使いまくる。


 魔王を倒した後は薫と一緒に孤児院を経営している。割と平穏な毎日のため、結構気に入っている。ただ、英雄譚に描かれた自分がもはや静(笑)の状態で少し納得がいかない。






 冬月 薫


 本編のヒロイン(?)にして静の幼馴染。そして正統派勇者。

 本来、召喚されるのは彼女だけであったはずが、薫の行動によって静まで巻き込まれてしまう。巻き込んでしまった事に若干の罪悪感も抱いていたが、静本人はいつもの事だと思って受け入れていた。

 ニコポ、ナデポ、チートな才能を持ち合わせているまさに動く厨二病。彼女が落とした相手は老若男女数知れず。そしてそんな人たちに静が命を狙われた回数数知れず。

 静の事を唯一無二の相棒だと思っており、離れる事など考えられない存在になっている。

 

 魔王討伐後は静を引き込んで孤児院経営に精を出す日々。二十歳にも満たない年でママと呼ばれる事に当初は抵抗があったものの、すぐに慣れてしまう。最近は静を旦那さまと呼んでからかうのが趣味。でもまんざらでもない雰囲気。






 フィア・グランティス・カシャル


 おなじみの戦闘狂お姫さま。剣を持つと性格が変わる。


 魔王討伐後はカシャル王国に戻って兵の教導をしている。兵士はまずフィアの見た目に見とれ、次に性格が変わったフィアを見て女性への幻想を粉々に打ち砕かれる悪夢のコンボを受ける。

 最近は増えてきた貴族相手の縁談話に辟易している。結婚なんて面倒くさくてしたくないと思っているようだ。それに王位も上の兄が継ぐので、自分はずっと剣に精を出していたいそうだ。

 顔も知らない貴族よりも静なら……と思った事もあるそうだが、薫と一緒にいる姿が一番似合うと思っているため、手を引いた。それに静とは友達付き合いの方が気楽に言い合えるため、そっちの方が気に入っている。






 カイト・ユリウス


 ご存じ非生産主義者。そして変態。


 魔王討伐後も冒険者を続けている。静に振り向いてもらおうと少しでも貴重なアイテムなどを発見する事に精を出す日々。でも静は受け取ったアイテムはすぐに売って家計の足しにしている。

 最近は静の出す無理難題をこなそうと必死。静も静で伝説上の存在を見つけて倒してこいとか普通に言っている。しかもそれを成し遂げるから性質が悪い。

 その冒険がもとで、後世で彼は冒険者の神としてまつられる事になる。理由が理由のため、真相を知る人は苦笑いするしかない。






 クレア・リィル・エスティア


 ネガティブエルフ。自分の言葉で自殺しようとする困ったちゃん。


 魔王討伐後は静に誘われて孤児院のお姉ちゃん役をやっている。子供たちは一歩対応を間違えると自殺しようとするクレアを止める事で必死。でも邪険に扱ったら扱ったで自殺未遂起こすので無視もできない。そんな彼女のお説教はある意味一番効果がある。子供たちも聞き入れざるを得ない(聞かなかったら自殺しそうになるから)。

 そしてその様子を見て薫と静は子供たちに「あんな大人になっちゃダメだぞ」と情操教育もキッチリ施している。最高の反面教師。






 リーゼ


 ヤンデレその一。薫サイドの脇役で済ませるつもりがいつの間にか勇者一行に入ってしまった子。


 魔王討伐後は自分の国に戻って王女として正式に即位する。最近、同性愛者の噂が市井に広まっている。

 薫の事は今も諦めてないが、静が自分の命の危険を危惧して孤児院の場所を教えなかったため、彼らの行方を掴む事に苦心している。

 時たま、買い出し中の静とバッタリ出くわす事がある。その度に追い掛け回すのだが、根っこが素直なため、結局静に良いようにおちょくられて終わる。

 自分に言い寄ってくる男たちを「せめて静さんぐらいにならないとダメです」と言ってぶった切る。ちなみに彼女の言う静は静(笑)を指している。存外にちゃっかり者。






 キース


 ヤンデレその二。同じく脇役で済まそうとしたら勇者パーティーに入ってしまった子。


 魔王討伐後はフィアと似たような事になる。違うのは兵隊長になって、結構な出世を果たした事くらい。

 彼も薫は諦めていないが、身分違いの恋だと思って半ば受け入れている。ヤンデレではあるが、最優先すべきは薫の笑顔という非常にできた人物。リーゼに見習わせたい。

 薫たちが結婚したあたりからリーゼと仲良くなり始め、最終的には結婚するという裏設定あり。






 メイ


 皆さんご存じマスコット。そして鋭い突っ込み。


 相変わらず静といつも一緒にいる。違うのは孤児院内にいる間はほぼずっと実体化して、子供たちと接している事くらい。子供たちからは妖精さんとして可愛がられている。

 静がギルドの仕事をこなす時は道具として一緒についていくが、それ以外はメイという自分が必要とされているため、非常に嬉しい。

 後世、静たちの子孫を見守る神様的なポジションに収まる。でも、静の血を引いた連中はみんな口が回るため、結構良いように遊ばれてしまう。






 孤児院について。


 カシャルからそう離れていない場所にある穏やかな家。孤児は静が旅に出て拾ってくる。

 運営費は主に王族からの支援と静の稼ぎ。薫はうかつに街へ出られないため、ほぼ専業主婦になっている。

 いつも笑顔が絶えない温かな家で、静と薫が両親役をこなしている。最近は子供たちにもいつ結婚するのか聞かれる事があるらしい。

エピローグで語られなかった仲間たちのその後と、孤児院についての設定をチョロっと載せておきました。


次回は若干時期が早いですが、バレンタインネタを送りたいと思います。もちろん、舞台は地球ですよ?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ