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少しややこしい説明があります。
作者もよく理解できないほどの、ややこしさです(笑)

 難題って、なんだい? みたいな。(くだらねぇww
9話「難題」
ニホン魔法協会トウキョウ支部の応接室にて、4人は話し合いをしていた。

「まさか、ここが本当に学校だったとは。 廊下や部屋が似ていたのにも納得がいったよ」
「ここは昔、月影高校っていう学校で、今はニホン魔法協会の拠点なの」

マユは簡単に説明をした。

「また融合値が変化してるわね」

ミドリが、パステルグリーンカラーの携帯を見ながらそう呟いた。


「最近、急激に減ってますよね。先生、融合値って増えたりしないんですか?」

「歪みが悪化する具合は減少で、好転の場合は増加するの。
 ちなみに、融合が開始された時は『99月99日99時99分』って表示されてたわ」

「普通に考えると融合を始めた時から11カ月くらい経ってることになるけど・・・・・・。」


真司が話の間に割り込んで、質問をした。

「融合値は時間の経過を指してるわけじゃない・・・・・・。ちょっとややこしくなるけど、説明するわよ」
「おぉ・・・・・・、おぅ!」
「融合値の減少量(歪み具合)は、転移してくる物体の質量に比例している」

真司はうむ・・・・・・、と眉間にシワを寄せる。


「空間が歪んでるから、ウラの物がオモテに移動したり、
 オモテの物がウラに来たりするわけなんだけど。
 真司君が来たときは値が1減った。
 もしも、ビルとか家のような大きい物質が転移すると、
 大きいだけ融合値も大幅に減少してしまう。
 イコール、空間の歪みも大きくなるということ」

「転移する原因はサクラインの暴走にある?」
「そうね。 もしくは誰かが意図的にサクラインを操っているのか・・・・・・」


険しい顔をして唸る真司。
そこにマユが、ところで・・・・・・、と話を変えた。

「真司。 砂漠で魔物の襲われた時に、『強き火』の魔法を使ったでしょ?」
「ん? あ〜・・・・・・、そうだっけ?」
「アタシは『火』の『N』しか教えてないのにどうして、『強き』のコード知ってるの?」
「う〜ん、何となく? ・・・・・・よく分かんねぇや」

ふ〜ん、と不思議がりながら相槌を打つマユ。

「そういや、何で砂漠にいた俺の所にいきなり現れたんだ?
 それに、見ず知らずの俺を助けてくれたりして・・・・・・」
「転移の反応があったから、調査しに行ったのよ。
 た、助けたのは・・・・・・危険な砂漠のど真ん中に放っておくわけにもいかないからよ」

少し頬を赤らめるマユ。
それを見たミドリが、若いわねぇ、とにこやかに言ったその横で、爪の手入れをしていたカブちゃんが口を開いた。

「真司ちゃん、よぉく見たらボロボロじゃないのぉ〜」

マユとミドリが改めて真司の全身を見ると、黒い学ランは砂で汚れ、裾や袖は所々が破れ、とても惨めな姿になっていた。

「おっと、こんな状態になってるとは気がつかなかった」


 『衣服 −OC』


応接室の中央にあるテーブルの上に、黒いTシャツとジーパンがそれぞれ1着出現した。

「あ、えと・・・・・・ありがとうございます、ミドリさん」
「女医をやってるから先生でいいわ。 廊下に出てすぐ正面に空き部屋があるからそこで着替えてきなさい」
「あ、はい」

再びお礼をした真司は、着替えるために別の部屋へ行こうと歩き出した。
すると、背後に気配を感じて振り向くと、そこにはカブちゃんの姿が・・・・・・。

「着替えるならぁ、手伝うわよぉ〜」
「え?! いや、1人で着替えられますから! ちょ、ついてこないでください!」



しばらくして、険しい顔をした真司が応接室に戻って来た。

「あら、似合ってるじゃない」
「そうすか・・・・・・? まさか、アイツのせいで着替えにこれほどかかるとは・・・・・・」

ミドリの褒め言葉も、今の真司には何の効果もなかった。

「さて、準備も出来たし出発しましょうよぉん」
「カブちゃん、準備早いわねぇ」
「真司も、テーブルの上に置いてあるローブ着ておいて」

ステンレス製っぽいテーブルの上には、砂漠でマユが来ていた物と同じローブがあった。
なんで着るんだ?、と真司が尋ねると、

「魔物に見つかりにくくなったり、攻撃によるダメージを減らしたり出来るの」

へぇ〜、と感心しながら真司はローブを着た。


「で、このあとどうするんだ?」
「転移魔法使うから、動かないで」

ミドリがそう言って、携帯にコードを入力し始めた。




 『複数転移・サイタマ  OCF@−D−GP』




魔法が発動した瞬間、目の前が光に包まれて真っ白になった。



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