進め禁教。
「ティッシュの再利用で可能になった人工新聞に広告が載っていて気になったんだけど、ゴミ箱行きの高級娼時計のこと。いつも読む場所は、いつのまにか、ここ、ベッドに重なる、毛布とカバーのあるところ。黒のカーテンとレースが弾けさせたから、今はもう名に負はば、を果たすだけの傾いた置き時計について。人工新聞にペンで描かれた文字、は記号、でもそれなのに描かれ続けた記号たち。僕の今日のバッグには受験票。七冊くらい書いた小説家の着用したエプロンが欲しくて。お外は猛吹雪。」
『あたまは晒さなくていいのではないか?毛布から頭を出す義理がドコにあるのだろう。エアコン消したらいかが?
『子宮に戻ってくぐもったラジオの前の唄。カポのまほうは手品みたいに毛布の中。
『明日の試験、危険運転傷害。自称、酒に酔った頬。健康、不健康、にんげん、あと?
『電車を待ってたホームで雪降った。ふらふわと。少しだけだから消えて、終い。だから美しさ抱えてく。指に滲んで夢ゆくものー
偽りは
甘美なるかな。
嘘が陥れるのは僕で
嘘で固められたのが
まるで、阿片みたい
ですよ。
行き場を亡くして
代わりに指先の
側面をこぼれて往くものです
反射した僕の顔にもぼんやりと
こぼれて往くものです
偽りも。いつまでも。
進め禁教。
エアコン消して
窓の隙間から卑怯に
マッチ箱あの人に投げつけよ
僕のマッチ箱は引火して重いも軽いもありません
僕のマッチ箱あなたに投げつけよ
窓の隙間から卑怯に
目の中一つ分しか覗かずに
見上げていた乳母車の親子の
大きな奥地に投げかけよ
『あなたのそこはそうですか?』
僕の奥地から一本ずつ
それから一人ずつに引火して
石油製品と共に脱衣しよう
手を差し伸べるよ
君の方へ
楽して天井見上げてた
ライトつけて影を見た振りをして
そういうの止めようと思った。
動機は問わないで、折り込んで折り込んで稚拙は隠して。大事なことは一つだけ、今でも満たされないなら、進め禁教!昔の人を大切にしよう、動機は問わないから。
進め凄まじく。凄まじく思うから。動機をたくさん思いだして、禁教を進める僕は、つーか独りでやってられない!だから交差点の向こうの人を綺麗だったから撃ちました、反省してませんはい、計画的にそこにいます。沖縄でたくさん練習しました、小説に『アルプス山脈よりも退屈な大陸風土のために注射器』との言及に、ここの方がさらに退屈ってことを証明したくて。でも本当にうちに連れ帰ってご飯を作ってもらって食べてもらっただけです。僕は早くうちに帰りたいです。帰らしてください。僕にはまだやることがあるのです。禁教を布教しなきゃいけないのです。だから神父様なんて呼ばないでください。僕はまだ死にません。僕はまだやることがあるのです。早く家に帰らしてください。調書さん、僕の言葉は速すぎやしないですか、大丈夫ですか?…ああ、そう、大丈夫、よかった。それじゃあ僕は帰ります。僕は好きなことを好きとは言えないのです。だって好かれたいからです。でもそれは禁教の教義には反します。だから神父様、祈ってください、僕のために。どうか、神のご加護がありますように。ありがとう。本当にありがとう。僕は神様を信じません。ウィルスだけを信じているのです。僕は行って参ります。みなさん、ありがとう、本当にありがとう。
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