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今日は後輩s中心?のお話です。
勇者以上魔王以上
作:コロコロ



第八十五の話 後輩達の雑談




〜絵里視点〜


「ご注文はお決まりでしょうか?」
「あ、じゃ私このショートケーキセットで。」
「私はチョコレートケーキセットでー。」
「かしこまりました。」

・・・あ、どうもです・・・絵里です。お久しぶりです。

今日は学校が短縮授業だったので、帰り道に明ちゃんと行き付けの喫茶店で一緒にスイーツを食べることになりましたんで今こうしています。

「う〜ん!今日はすいてていいねぇ、この開放感!」
「そ、そうだね。」

私達一年生だけ短縮で、それも平日の昼過ぎだから人は数える程度で、ほとんどいない。放課後になると、ここは満席になるくらいの大人気をほこる。

確かに、ここのケーキおいしいしね。

「・・・と・こ・ろ・でぇ・・・絵里?」
「・・・な、何?」

ニヤリと笑った明ちゃん・・・この顔は、絶対何か企んでる顔だ・・・。

「・・・あれからどうよ?」
「へ?な、何が?」
「とぼけない。荒木先輩との関係よ。アルスさんが行方不明になって以来、何か進展あった?」

・・・あ・・・。

「・・・。」
「・・・・・・・その顔、さては・・・全然進展ないな?」
「・・・うん・・・。」
「・・・たぁ〜!」

目に手を当ててイスの背もたれに倒れかかる明ちゃん。そ、そんなオーバーリアクションとらなくても・・・。

「相変わらずアンタって奥手だよね〜。恥ずかしがり屋というか。」
「・・・そ、そんなんじゃないもん。」
「じゃなぁに?」
「う・・・。」

・・・正直あの日以来、全然荒木先輩と話してないし・・・かと言ってこっちからわざわざ話しかけに行くのも・・・何というか・・・その・・・。

「・・・はい時間切れ。やっぱ恥ずかしいんでしょ。」
「じ、時間切れ!?そんな設定あったの!?」
「あるに決まってんじゃない。」
「うぅ・・・。」

・・・しかも正解だし・・・。

「・・・そういう明ちゃんはどうなのよ?」
「へ?」

そういえば、こないだ明ちゃん弟子入りしてもらえるよう頼むって言ってたし・・・。

「・・・まぁ、あれは・・・そのぉ・・・。」
「・・・・・・・・。」
「・・・そんなジト目で見ないで欲しいのですが〜・・・。」

さっき散々言っておいて何を今さら・・・。

「・・・だってさ、メールしたんだけどさ・・・。」
「あ、したの?それで返事は?」
「・・・



『メンドイ。』の一言で・・・。」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


「・・・そんだけ?」
「はい・・・そんだけ。」


ど、どんだけ〜?


「どうもあの人は弟子とか取らない主義らしくって・・・。」
「ま、まぁあの性格じゃあね・・・。」

どこまでも自分の道を突っ走るっていう印象が強いしねあの人・・・。

「あ〜でも弟子入りしたかったな〜。昨日だって校長先生の弱味握って銃刀法無視しちゃったし。」
「そ、そうなの?」
「知らないの?何でも校長先生、泣きながら学校の全職員に荒木先輩の剣について何も触れるなって言ってたし。」
「へ、へぇ・・・。」
「おまけに理事長までも電話で脅しかけたらしいよ?」

・・・ホント何したんだろう、先輩・・・。

「まぁ私のことはいいけどさぁ、アンタ早く荒木先輩に接近しなさいよ。」
「そ、そんなこと言っても・・・。」

話が戻っちゃった・・・。

「お待たせしました。ショートケーキセットのお客様は・・・。」

あ、ケーキ来た。

「あ、私です。」
「はい。チョコレートケーキセットもお待たせしました。」
「どもでーす。」
「ごゆっくりどうぞ。」

う〜ん、相変わらずおいしそうなケーキだなぁ♪

「いただきま〜す♪」

んむ・・・おいし♪

「・・・アンタってホントケーキ食べてる時は幸せそうよねぇ・・・。」
「んむ・・・そう?」
「うん、そう。」

そう言ってチョコレートケーキを一口食べる明ちゃん。

そんなに私、ケーキ食べてる顔幸せそうかなぁ?


あ〜・・・でも、ケーキおいし♪





「あれ、君らは・・・。」



「はい?」

声のする方を振り向いてみた。

・・・・・・・・・。

「よぉ。あん時以来だな♪」

そこにいたのは、髪を金髪に染めた男の人が・・・。

「・・・明ちゃん、明ちゃん。」
「何?」

できる限り小声で明ちゃんに声をかける。

「この人誰だっけ?」
「・・・え〜っと・・・わかんない・・・誰だっけ?」
「私も知らない・・・あ、でも思い出せそうなんだけど・・・。」
「う〜ん・・・どっかで見覚えが・・・。」
「え〜っと・・・。」

・・・・・・?

「・・・無理に思い出そうとしなくていいから・・・ね?」

・・・あ。

「ご、ごめんなさい!つい話し込んじゃって・・・!」
「・・・グスン・・・。」

あぁぁな、泣かせちゃったよぉ・・・。

「・・・男のくせにメソメソしないで欲しいんですけど?」
「あ、明ちゃん!」
「うおおおおおおおおおお!!!俺は、俺はああああああああ!!」






「黙れ影薄。」
【ズゴオオオン!!】
「ハゲラッチョッッッ!!!???」

【ドゴン!!】




へ・・・・・・・・・?


「ま〜ったく、営業妨害だろーが。」
「あ、あの、いくらなんでも蹴り飛ばすっていうのは・・・。」
「気ニシナーイ。」


あ・・・。


「荒木先輩じゃないですかぁ!お久しぶりです!」
「おぅ、明に絵里じゃん。」
「覚えててくださって光栄です!」

さっきまで金髪の男性がいた場所に、荒木先輩とアルス先輩、クルル先輩が立っていた。

・・・って!

「ちょ、先輩!?な、ななな名前・・・。」
「は?」
「絵里どしたの?」
「だ、だって・・・下の名前でなんて・・・。」

そんな親しくもないのに・・・。

「何だ?名前呼ばれるのがそんないやか?」
「え!?い、いや、そんなわけじゃ・・・。」
「ならいいだろが。俺の勝手。」

あ、あぅぅ・・・何か恥ずかしいなぁ・・・///////

「こんにちはーアキちゃん!」
「せ、先日はどうもありがとうございました。」
「い、いえ、あの、そんな畏まらなくても・・・。」

アルス先輩って物腰やわらかだなぁ・・・。

「アルスさんとクルルさんも元気そうですねぇ。」
「うん!それが取り柄だから!」
「時々うっといがな。」
「えぇ!?」
「嘘。」

・・・荒木先輩・・・からかうの好きですね・・・。

「ん。とりあえず座るか。」
「はーい!」
「はい。」

そう言って、隣のテーブルに座った荒木先輩達。

「・・・ところで先輩・・・あの人は・・・?」
「誰のことだ?」
「えっと・・・さっきの・・・。」


蹴り飛ばされた人って・・・。


「気ニシナーイ。さ、注文とるか。」

え、華麗にスルー!?

「じゃ私チョコムースっていうの!」
「えっと・・・じゃココア。」
「フルパでいくか。」

あ、フルパとはフルーツパフェの略のことですよ・・・誰に説明してるんだろ、私。

「すんまそーん。」
「はい、ご注文ですか?」
「おうよ。これとこれとこれ、頼むわ。」
「かしこまりました。」

ちゅ、注文早・・・

って、さっき吹っ飛ばされた人には無反応ですか店員さん?な、何かある意味度胸が座ってるというか何というか・・・。

「今日は荒木先輩達だけですかぁ?」

明ちゃんがチョコレートケーキをフォークで口に運びながら聞いた。

「んむ、他の連中は忙しいようでな。」
「ってなわけで、私達だけ抜け出してきたのー。」
「・・・何だか罪悪感わくんですけど・・・。」


・・・・・・・・・・あれ?


「・・・短縮授業って一年生だけなんじゃ?」
「「へ?」」
「あぁ、そうだが?」
「「えええ!!??」」

アルス先輩とクルル先輩が叫ぶ。

「はっはっは、今さらサボったってどうってこたぁねえさ。」
「・・・今度学校行った時にはもっと強力な壁張らなきゃ・・・。」
「カグラさんのチョーク・・・恐い・・・。」

サボったんだ・・・荒木先輩・・・ってアルス先輩とクルル先輩は知らなかったんですね・・・ってチョークって何?

「あれ〜?そういえばフィフィちゃんは?」
「あぁ、あいつならここだ。」

そう言って自分の頭をモシャモシャとかく荒木先輩。


「イダイイダイイダイ!?」


あれ、頭から声が・・・


【ピョーン】
「・・・ちょ!?何すんのよリュウジ!」

あ、出てきた。

「人の頭の上で寝てる奴が悪い。」
「いいじゃないの。気持ちよかったんだから。」
「涎付けたらキンチョールかますぞ?」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい・・・。」

て、テーブルの上で・・・土下座・・・。

「あははー、フィフィちゃん可愛いねー。」
「?あれ、アンタ達は・・・。」
「あ、お久しぶりです。」

つい頭を下げてしまう私。こういう口調の人って頭下げたくなるんだよなぁ・・・小さいけど相手。

「・・・え、えっと・・・あ、あん時は・・・どうも・・・。」
「ちゃんと言え。」
「ち、ちゃんと言ってるで「キンチョ〜ル〜。」あの時は本当にありがとうございました。」

・・・さ、殺虫剤突き付けられて冷や汗かく妖精って・・・。

「まったく相変わらず素直じゃねえのなお前。」
「・・・うぅ・・・。」
「ま、まぁまぁリュウジさん・・・。」

・・・上下関係がはっきりしてるなぁこの人達・・・。

「フルパ、お待たせしました。」
「お、来たか。」

!?て、店員さんまでフルパって・・・!?

「そちらのお客様とそちらのお客様はチョコムースとココアでよろしかったですね?」
「あ、はい。」
「はい♪」
「ごゆっくりどうぞ。」

・・・それにしても・・・。

「あ、荒木先輩ってこういうところによく来るんですか?」
「来る。あむあむあむあむあむ・・・。」

・・・・・・・・・・・・会話、終わってしまいました・・・。

「リュウジ〜・・・。」
「はいはい、サクランボやる。」
「わ〜い♪」

パフェの天辺に乗っていたサクランボをフィフィちゃんに渡す先輩。

「あむ・・・おいし♪」
「ふぅ・・・。」

足をパタパタさせながらチョコムースを食べるクルル先輩と、ココアを飲んでため息を吐くアルス先輩は、どことなく小さい子供みたいだった。

「おいクルル、口の横にチョコ付いとるぞ。」
「ぅにゅ〜・・・。」

パフェを食べる合間にクルル先輩の口元をナプキンで拭う先輩・・・・・・

ホントに親子みたいなんですけど・・・。

「仲いいですね〜四人とも♪」
「あ、明ちゃん・・・。」

失礼だよ・・・。

「ん、まぁな。」
「でしょ♪」
「・・・/////」
「ガブリ・・・うま♪」←サクランボかじった

フィフィちゃん、それ返事じゃない。


・・・でもホント仲いいなぁ・・・。


「・・・絵里、アンタ負けてるよ?」
「え・・・・・・・・・///////////」

た、確かに・・・負けてるけど・・・

「パグパグパグパグパグパグ・・・うめ。」


・・・・・・・・・・


「・・・ま、まぁ・・・まだチャンスはあるから・・・ね?」
「・・・そう思うんならそれでいいけどさぁ・・・。」

だってさ・・・




今だけはこういう荒木先輩見れただけで、何となく幸せだから。


・・・・・・・





あれ?そういえば何か忘れてるような・・・気のせい?


エ『・・・私が一言も喋ってないのだが・・・。』
作「そだね。」
エ『なぜだ。』
作「後輩達はお前が喋るってこと知らないからな。黙らせておいた。』
エ『・・・しかし、まったく私が出てないというのは・・・。』
作「そう毎回毎回出番があると思うなよ。」
エ『し、しかしだなぁ・・・。』
作「はい話は変わりますけど・・・人気投票、前回もお話したとおり、まだまだ受け付けておりま〜す。」
エ『読んだら票を入れろ。書いてカチっとすればすぐ済む話だ。』
作「失礼なこと言うなボケナス。それでは♪」
エ『さらばだ・・・私の出番がありますように・・・。』











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