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う〜ん、最近出かけること多いから更新するの遅れるな〜。
勇者以上魔王以上
作:コロコロ



第七十六の話 新剣、初めての登校


〜龍二視点〜


あ〜ねみぃねみぃ。寝よさっさと。

ってなわけで(?)、モソモソと布団の中に潜り込もうとする俺。

『・・・リュウジ。』
「あ?」

・・・あ、言い忘れてたがエルは俺の部屋にある机に立て掛けている。まぁ邪魔にならんし、別にいいかというわけで。

『貴様、先ほど荷物を漁っていたように見えるが。』
「明日の準備だ準備。学校あるし。」
『ガッコウ・・・とな?』
「おうよ。」

寝る前のチェックは欠かさないぜ。一分で終わらせるけどな。あ?する意味あんのかってか?その場のノリだよノリ。

『・・・ガッコウとは何だ。』
「学び舎。」
『いや、それだけではわからんぞ。』
「勉強するとこ、遊ぶとこ、(ラーメンを)食うとこ。」
『すごい簡潔にまとめ上げたな・・・。』

だって事実だも〜んっと。

「何だ、興味でもあんのか?」
『い、いや別にあるわけでは』
「そういう奴は興味津々なんだよ大抵は。」
『うぐっ・・・。』

分かりやすい剣だ。

「まぁでもねぇ・・・剣持ってったらそれなりに騒ぎになるだろうな。」
『そ、そうなのか?』
「前に言ったろ?武器の所持は世間的に認められてない。」



・・・・・・・・。



「しかし、ここはあえて法を破ってみようか。」
『何だそのチャレンジは。』

法律ビリビリー!!ってな感じで破ってみたくなってきたから。

『・・・しかし、下手に騒ぎを起こしたらやはりまずいのでは・・・?』
「そこは俺に任せとけ。」

策があるし。

『しかし、私とていつもこのまま刃を外にさらけ出しておくわけにもいかんしな・・・。』
「あぁそれなら大丈夫だ。鞘ならもう持ってる。」
『鞘を?・・・何故だ?』
「ちょっとな。」

ここで一つお得(?)情報。こいつの鞘を提供してくれたのはママさん(六十七の話参照)だ。
ママさんの店は基本的に服屋だが、実はあの店にはこっそり真剣が置いてある。ま、知ってるのは俺含めて超ごく僅かの武器マニアのみ、それも口が堅い人間だけ。鞘を作ってもらう場合、剣を店に持ってってサイズを測ってもらうもよし、連絡してその剣のサイズを教えるだけもよし。即日配達ってな奴で、まさにやってみますのミ○リですってな。

?何故剣が服屋に置いてあるか?・・・それ知りたいか?ホントに知りたいのか?ホントのホントのマジで知りたいか?そうか。




答えはWebで。




『ウェブって何だ!?』
「・・・お前も思考を覗けんのかあぁ?」
『す、凄むなメチャクチャ恐いから・・・。』

何で俺の居候は全員揃いもそろって読心術が使えるのやら。

「・・・ま、いいか。とりあえず明日連れてくぞ。」
『え、ま、マジか?』
「おやすみー♪」
『ちょ、ま』
【バチン♪】

何か言われる前に消灯、就寝♪







〜翌朝、登校時〜


【カッチャカッチャカッチャカッチャ・・・】

「「「・・・。」」」

【カッチャカッチャカッチャカッチャ・・・】

「「「・・・・・・・。」」」

【カッチャカッチャカッチャカッチャ・・・】

「「「・・・・・・・・・・・・・。」」」
「?お前らさっきからどうした?無言で。」
『何か悪い物でも食べたのか?』

さっきまで騒がしかったのに急に静かになりやがった。

「・・・リュウジさん。」
「あ?」
「・・・うるさくありません、それ?」
『それは私に対する愚弄か?』
「い、いえそういうんじゃなくて・・・





歩くたびに鞘から音出てますから。」

あ、そゆことか。

昨晩話していたエルを鞘に入れて学校へ行ってみようという案を実現するため、シンプルな白革製の鞘をベルトに紐を通して吊るす感じに腰に付けて登校中。もちろんエルは鞘の中に。

しっかしこれが歩くたんびに音が出るんだよなぁ。カチャカチャと。

『ふん。この程度、気に留める程ではない。』
「居心地は?」
『実によい。いい素材を使っているなこの鞘は。』

剣にとって鞘って服か?そうなのか?

「・・・まぁ、ボクだって剣携えて旅してきましたし・・・。」
「でも最近剣付けてないからその音懐かしいよね〜。」

さすが勇者。つね剣持ってたわけだ。おまわりさーん、ここに銃刀法違反者いますよー。あ、今じゃ俺のことか。

ついでにフィフィは鞘に収まったエルの柄頭の部分に座ってくつろいでいる。楽でいいねぇ。

「ねぇねぇエルぅ。」
『何だ小娘。』
「小娘じゃないよ。私はクルルって名前があるんだから。」
『む・・・そうか。』

小娘に変わり無いんだがな。

『で?何だクルル。』
「エルってさ、元の世界ではどんな風に扱われたの?呼び名とかあった?」

あ、それ俺もちょっと気になってた。

『あぁ、そういえば貴様らにはまだ話していないことがあったな。この際だから目的地に着くまで話しておこう。』

おぉおぉ話せ話せ。

『まず最初に言っておくが、私は確かに剣ではあるが、ただの剣ではない。まぁ人格がある時点で普通ではないが。』
「ほぉ?」
『元の世界ではブレイダー、または神剣しんけんと呼ばれて奉られていたのだ。』
「しんけん?」
『神の剣と書いて神剣だ。何故神なのかは知らないが、周りの人間がそう呼び出したのだ。』
「ほ〜ん・・・そういやお前ってさ、元から剣なのか?」
『いや、私は遥か昔に自らの魂をこの体に転写したのだ。おおよそ千年前くらいだな。』

ふ〜ん、まさにどっかのゲームみたいだな。

『まぁ同時に元の私の肉体は滅びたがな。お陰で今の私は不老不死も同然だ。』

切ないねぇ。

『その後私は盗まれたり売られたり飾られたりの繰り返し。挙句家宝となった私を持ち出した人間と共に旅をし、最終的には今に至るというわけなのだ。』

波乱万丈な生き様だな。

『おっと話が逸れたな・・・元の私は、雷を自由自在に操ることができたのだ。』
「ほぉ。」
「すごーい。」
『その力は剣となった今でも変わらないぞ。お前が修行すれば雷を自由に放出することさえ可能だ。』

おお、すげぇ。

「じゃ天候とかも操れるとか?」
『いや、それは無理だ。あくまで放てるのは雷だけだからな。』
「ちっ、使えねえ。」
『ひどくないかソレ・・・?』

めんどくさい課外活動とかで雨降らしたりしたら最高なのに〜。

「・・・ところでリュウジさん、ボクら今のんびり歩いてますけどいいんですか?」
「おお、平気平気。」
「あ、そうですか・・・ホッ。」
「すでに遅刻決定だから今更急いだところでどうしようもね」
「いやあああああああ!!!??」
「うそおおおおおおお!!!??」

?何を叫ぶ必要がある。すでにHRは始まってるし、焦る必要無いじゃん。

「て、ててててことは・・・。」
「あ、あの超強烈な攻撃を・・・。」
「?・・・あぁ神楽さんのか。うん、確実だな。」
「「にゃああああああああああああああ!!!!???」」

猫?

『・・・何を叫んでいるのだ二人は?』
「いろいろな。」
「もうすでにトラウマね。」

何か急に走り出した二人アルスとクルルを追いかけるため、俺も走り出した。





〜校門前〜


「リュウジさん急いで!」
「早く早く!」
「はいはい。」

そんな急いだところで結局罰受けるのに変わりないってのに。

「!こらぁそこの君!」
「?」

おぉ、よく見たら警備員のオッチャン。取り締まりとかに超厳しいと有名。

しゃーねぇな・・・さっそくだが、切り札使うか。

「学校内にそんなオモチャを「奥さんとの冷戦脱出できたか?」異常なし、通ってよし!」

切り札、弱味。この学校の教師全員の弱味はすでに掌握済みだ。もちろん警備員のオッサンも含まれている。

まぁそんなことどうでもいいとして、校舎に入ってすぐに上履きに履き替えて猛スピードで駆け上がっていくアルスとクルル。俺は階段の手すりから上へ向かってジャンプジャンプ♪

『すごい跳躍力だな・・・。』
「そうか?普通だぞ。」
『貴様にとってはな・・・。』
「慣れよ慣れ。」

腰からエルとフィフィが何か冷めたツッコミいれてるが気ニシナーイ。

「よっと。」
【スタッ】

アルス達より早く階段を上りきり、テッテッテと教室へ。

「「きゃああああああああああああ!!!!」」
【ドンガラガッシャンガラガッシャン!!】

・・・・・・・・・・・。



階段で世にも珍しい音をたてながら&悲鳴が聞こえた。正体は何かすでにわかっている。



ま、大丈夫だろ。無視だ無視。

「フィフィ、ポケットに移動しとけ。」
「はーい。」

さて、入室すっか。

【ガラリ】

「オッスー。」
「久々に死ねえええええええええええええ!!!!!!」
【バシュシュシュシュシュシュシュシュシュ!!】

はい案の定飛んできましたチョーク投げますは神楽さん。

ま、ここは普通に避けたりするが・・・今回はちょっと違う。

【シュリン!】
「ほいほいほいっと。」
【シャキキキキキキキキキン!キィン!】

腰の鞘からエルを引き抜き、高速弾き、そして全弾打ち落とすとまた鞘へ。

この動作に二秒もかかってない・ぜ♪

「相変わらずワンパターンだな。」
「・・・・・・・・・。」

?何だ?そんなびっくらこいた顔して。

「お、お前・・・それ何だ。」
「剣。」
「見ればわかる!何でそんなん持ってきてんだお前!?」

エルを指差しながら言う神楽さん。まぁ当然聞かれるわなぁ。学校に剣ってどんだけ〜?

『ふん、怒りっぽい女【ズガン!!】はぐ・・・。』

余計なこと口走りそうになったエルを鞘から抜いて黒板に叩きつける。

「え、な、何してんだお前?」
「気ニシナーイ。」

あ、黒板キレイに凹んだな。エルの形になっとる。鉄流し込んだら何かレプリカできるぜこれ?

「・・・ま、まぁいいか。席座れ。」
「はいはい。」

俺知ってるぞ?『俺のことに関しては細かいことグチグチ言わないこと』という決まりごとがこのクラスにはあることをな。雅から聞いた。

「え〜、そんじゃ今から皆に伝えたいことがあるんだけど。」

俺が席ついたら神楽さんが話しだした。

「明日【ガラリ】「遅くなりましt」天誅うううううううううう!!!!!」
【ズガガガガガガガガガガガ!!!】
「ひいいいいいいいいいい!!!」

遅れて入ってきたアルスに集中砲火を浴びせる神楽さん。それに対して見えない壁を張り巡らせるアルス。何気に涙目。

「はぁ、はぁ、はぁ・・・。」
「ふぅ・・・アルス、座れ。」
「は、はいぃ!」

必死こいて駆け上がったきたせいか、息も絶え絶え、汗ダクダク。ついでに服も汚れている。さっき階段で何かあったせいだろう。洗濯してやるか。

「・・・で、お前はちゃっかり自然装ってんな。」

後ろをチラリと向けば、クルルが何事もないかのように席に座っていた(でも服は汚れている)。

「ふふ〜ん♪てれぽーてーしょん♪」
「あ、そ。」

魔法使ったってことだろが。見てみろアルス座った瞬間めっさ恨みがましい目でクルル見とるし。『裏切り者ー!』的な感じ。

「さて、ともかく連絡。恭田のことだ。」

あ、そういやあいつ入院してんだっけ?こないだ新聞で見たが、何故か恭田の病室だけ爆破されてさらに重傷、別の病院に搬送されたとか。よく生きてたなあいつ。さすが影薄。

「えー、あいつは明日退院らしいぞ?何でも超凄腕の医師があいつの治療にあたってくれたらしい。」

ほほぉ、回復力も伊達じゃないってか。

「ま、連絡はそんくらいだ。それじゃHR終わりー。」

相変わらず適当だな。まぁ残った時間自由に過ごせるしいいか別に。

「・・・龍二、それ何?」
「あ?」

花鈴に声かけられた。案の定聞いてきたなエルのこと。

フフフ、俺の見事な口実で乗り切ってみせるぜ。

「ちょっとなー。ノリで持ってきた。」
「・・・アンタ、ノリで剣持ってくるわけ?」
「おう。」
「あっさり肯定すな!しかもそれ本物なんじゃないの?」
「当たり前だのクラッカー。」
「古っ!?」

このダジャレがわかんない人は家の年配者に聞いてみれ。

「何で持ってきたかってのは昼休みにでも話してやるさ。」
「・・・まぁ、いいけどそれなら。」

渋々といった感じで引き下がり元の席へと戻る花鈴。

今誰だ下手な口実と言った奴。ぶっ飛ばすぞ。

『ふむ、やはり貴様の言う通り、この世界では剣は普及されてないようだな。』
「だろ?」

あ、ちなみにこいつ小声で話しかけてます。

『・・・それより貴様、さっきはよくも私を叩きつけてくれたな。』
「喋ったらいろいろ厄介だからな。後々めんどっちい。」
『では昼休みに話す時には何て説明するのだ。』
「全部話す。」
『・・・貴様言ってること矛盾してはいないか?』
「気ニシナーイ。」
『・・・はぁ。』

剣がため息はくなバカ。





〜ひーるーやーすーみー♪〜


「歌うな。」

雅が何かツッコミいれたが気ニシナーイ。

場所は定番、屋上。弁当食ってます。ホントは学食でラーメン食いたかったんだがなぁ。アルスとクルルが弁当食いたいと言ってきたからしょーがなく弁当持ってきたんだよな。

まぁラーメンの代わりと言っちゃなんだが・・・

「あむあむ・・・リュウくん、このお肉おいしーねー!」
「だな。」



弁当にチャーシュー突っ込んだった。



「・・・で?龍二。何で剣なんて持ってきてんの?」
「ずっと気になってたんだからな。」
「そうそう。」
「変わった形してるしなそれ。」

上から花鈴、久美、香苗、雅。み〜んなして細かいこと気にしすぎ。

ま、いいか。

「ん・・・ほれエル。自己紹介。」
『言われなくともわかっている。』
「「「「!?」」」」

はいビックリ顔ありがとー四人とも。いい表情してるぜ。

『エルフィアンだ。よろしく。』
「「「「・・・・・・・。」」」」

無言〜。

『・・・おい、私が名乗ったのだからさっさと返事をせぬか。』
「え、いや、その・・・。」
「剣・・・なのか?」
「スピーカー付いてる?」
「・・・・・。」

はっはっは、疑いの眼差し。

「状況ついていけてないないようだから俺が紹介していく。右から花鈴、久美、香苗、アダムフスキーだ。」
「でたらめ抜かすなアンポンタン。雅だ。」

一足早く復活した雅でした。

「「「よ、よろしく。」」」
『ふむ、よろしく。』

遅れて復活した女性陣達。

「・・・龍二、どうしたのこれ?」
「ああ、実はな」



〜例によって例の如く、説明中〜



「てなわけよ。」
「・・・やっぱ略すんですね。」

当然。

「・・・まぁ、そういうことなら・・・。」
「つーかすでにいろいろいるし、剣が喋ったって不思議じゃねえしな。」

慣れっていいねぇ。

「にしてもアンタも大変ね。よりによって龍二に拾われるなんて。」

どゆことですかい花鈴?

『出会って早々埋められたしな。』
「気ニシナーイ。」
『・・・あれはきつかったぞ。』

トラウマ?

「しかしまぁ、龍二が剣を・・・。」
「剣かぁ・・・。」
「リュウちゃんがねぇ・・・。」
「・・・・・・。」




【ゾクッ!】



?何だ?皆して身震いしやがって。

「・・・ところで、龍二って剣の腕あるの?」
「一応。」

伊達にガキの頃に従弟と本格的チャンバラしてねぇぞ。

「・・・頼むから人殺すな?」
「殺すわけなかろうが。」

生かさず殺さず、精神的にもギタギタのボコボコの【ピー】にするってのが俺のやり方だし。

「だ、大丈夫ですよ。リュウジさんに限ってそんなことするはずない・・・・・はず。」

自信ないなら言うなアルス。

「まぁリュウくんだって人殺すなんてことしないしね〜。【パクリ】」
「あ〜!魔王〜!」
「えへへ〜♪」

さり気なくクルルがアルスの弁当のチャーシューを食ったんで追いかけっこが始まった。もう無視。

「まったくあの二人は・・・。」
『いつもああなのか?』
「そうよ。ま、仲がいい証だと思うけどね。」
『そうだな・・・・・・フフッ。』
「エル?」
『いや、何でもない。』

何かエルとフィフィ、気が合うみたいだな。





あ、クルル捕まって叩かれて泣いた。







〜下校時〜


「あ〜今日も疲れたね〜。」
「だな。」

授業も終わり、只今いつものメンバーで帰路に着いている俺ら。

授業中にエルの存在に気付いた教師はおそらく明日学校に来ないだろう。何か全員顔真っ青だったし。俺に逆らうとこうなるんだよわぁったか。

「で、どうだった初の学校は。」
『うむ、授業中喋れないというのは窮屈だったが、それ以外はなかなか楽しめたぞ。特に私のことをオモチャと愚弄した男のあの顔が愉快だった。』
「そうか。次誰が来るんだろうな科学。」

あの男=新任の科学の教師。嫌味を言うのが特徴でよく生徒から反感を買うという伝説を数日で作り出した男。今日初めて俺らのクラスの担当になったが、多分明日から来ないだろうな。辞表出してたし。

何故か?そりゃ聞くだけ野暮ってもんだぜ?←黒い笑み

「何かリュウちゃんとエルってちょっと似てるね。」
「?そうか?」
『私がこいつと似ている?何をバカなことを。』
「それ俺に対する愚弄と受け取っても?」
『じ、冗談に決まっているだろう。』

こいつ意外と腰低いな。腰ねぇけど。

「エル、すっかり馴染んできましたね。」
『まぁな。こう見えて私は順応性が高い方だ。』
「何故だ。エルと龍二が一緒にいるのはやばいと警告する俺がいる。」
「それはあたしも同感だ。」
「同じく。」

どゆこってすか雅と久美と花鈴?

「ところでエルってそんなすごい剣なの?神剣て呼ばれるくらいだし。」
『ああ。』
「じゃ、切れ味は?」
『ふん。私がナマクラと思うか?その気になれば硬い鉱物なども一太刀で真っ二つだ。』
「すごーい!」

純粋に驚くクルルと得意げに話すエル。

硬い鉱物=ダイアかね?あれ俺でも指で粉々にできるくらい脆いのに何がすごいのやら。

・・・だけどこいつの切れ味かぁ・・・何かで試してみたいもんだな。

まぁこんな感じでのんびりと談笑してる時、



「おい。」
「?」

何か後ろから声かけられたんで振り返ってみれば・・・

『・・・・・・・・・。』

雅達が声を失う。






ま、結構な数の他校の制服着た金髪に染めたりしてる見た目完璧不良な奴らがいれば普通に驚く・・・か?俺大して驚きはしねぇけど。




「テメェ・・・こないだはよくもやってくれたなぁ。」

俺に向かって話しかける一番前にいる男・・・・・・・・・・こないだ?

「・・・龍二、何かしたのか?」
「いや、知らん。」

久美に聞かれた。だって知らんし。

「ふざけんなテメェ!よくもこないだは邪魔してくれたよなぁ?」
「・・・・・・・・・。」




あ。


「あーあーあー。」
「ようやく思い出したかこの」
「四丁目のよっちゃん?」
「よっちゃんて誰だよ!?つーか何で四丁目!?」
「あり違った?」
「違うわボケ!!」

ツッコミ上手だなぁ。

「俺だよ俺!こないだカツアゲしてたところをテメェが邪魔してくれたおかげで俺ら補導されたんだぞ!?」
「歩道?」
「漢字が違う!!」

よくわかったな。

「り、リュウジさんコント繰り広げている場合じゃ」
「コントなんか繰り広げてねええええ!!!(泣)」
「あぅ!?」

いきなり泣き出した不良Aにびっくりするアルス。

「・・・とにかく!あの時の仕返し、今させてもらうぜ?」
「この人数なら前みたいには行かないだろうしなぁ。」
「何なら土下座すっかぁ?ぎゃははは!」

下卑た笑い声を上げる不良バカ達。

・・・お、そうだ。

「エル、出番だ。」
『・・・承知だ。』

一瞬『出番が来た!』と歓喜の声を上げてたような気がするなコイツ。

「あ?何だそれ?オモチャ腰に付けてんの」


【キィン】


『・・・・・・・・・・・・・。』

目にも止まらぬ抜刀を披露してやった。

「・・・よし。」
「何がよしだコラ。芸見せてんじゃねえぞテメェ。」

不良達に異変はない。




今んとこね。



【シャー・・・】

エルを鞘に

【キン】

収めた。







【パララララララララララ】
『・・・・・・・・・・・・・・



へ?』


不良達の現在状況。









パンツ一丁+ツルッパゲ+眉毛無し+まつ毛無し+ヒゲツルッツル



う〜ん、我ながら見事なビフォーアフター。

『なあああああああ!!!???』
『きゃ!?』

不良達全員状況把握、女子達全員目を覆った。きゃって何よきゃって。

「さて、と。


とりあえずさっさと失せろや【ピーーーーーーーーー】野郎ども。」

はい敵味方問わず顔面蒼白。

『・・・ひぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!???』

不良達はツルッツルとなった頭を陽光で輝かせつつ泣き喚きながら逃げていった。パンツ一丁で。いい生き様だぜお前ら。

『ふむ、見事だリュウジ。私の主として申し分ない。』
「サンキュ。」

あ〜にしても無駄な時間過ごした。早く帰って晩飯の支度せんとな。

「よし、そんじゃ帰るかぁ。」

振り返って満面の笑みで言った。

『はい!!!』

すると皆してすっげぇ元気のいい返事を返してきた。何故か汗ダクダクで。





〜おまけ〜


「よし、今日は鶏肉を切るぞ。」
『またぁ!?』

結局、晩飯の支度に使われるエルなのでした。


エルフィアンのモデルはイクティノスですが、属性は雷です。属性まで被ってしまったら何かオリジナリティ無くなるかな〜って。あ、すでに無いかも・・・(汗)
エ 結局私は包丁か!?
作 うん。
エ おい!?
作 それでは!











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