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新しい小説書いちゃいました♪
勇者以上魔王以上
作:コロコロ



第一の話 大騒動スタート前


「どうした?その程度か。」
「クッ…!」

辺りが闇に支配されている城。その城の玉座の間で、勇者一行と魔王とが、世界の存亡を賭けて戦っていた。

ある世界。科学が全く発達しておらず、代わりに魔法が栄えている世界に、全てを破壊する事ができ、魔族を従え、全てを支配しようとしている『魔王』がいた。魔王の力は測り知れず、その世界に住む人間達はどうすることも出来ず、只滅び行くのを待っているようなものだった。

そんな中、四人の若者達が立ち上がる。

一人はあらゆる魔法を知り尽くした『魔道士』。

一人は力のみに頼り、重い一撃を与える『戦士』。

一人は小柄ながらも仲間達をサポートする『妖精』。

そして一人はあらゆる困難に立ち向かい、闇を切り裂く剣を持つ『勇者』。

彼らは若いながらも、ここまで来るのに数多くの受難を乗り越え、巨大な魔物さえも打ち倒す程の実力を持った。そして今、魔王とその側近達と最後の決戦を挑んでいる。

だがやはり魔王の魔力は計り知れない程強く、今まさに疲労困憊の状態の勇者達。かろうじて側近でもある双子の悪魔は倒れたが、今の勇者達の体力と魔力はほとんど無いに等しい。身に着けている鎧や服はキズだらけである。それに比べて、魔王の体は傷一つ入っておらず、今魔法を放たれたら勇者達は全滅してしまうだろう。

「くそ!…このままだと…。」

女性の戦士が手に持った大きな戦斧を杖の代わりにしてかろうじて立っていた。破壊力抜群な斧も、今では単なる棒切れに等しい。

「あきらめて…たまるか!」

目の前にいる敵を睨みつけつつ、白い法衣を纏った男性の魔道士も手に持った杖を魔王に突き出すように構える。

「まだ…やるというのか?」

魔王は嘲笑を浮かべた。

「貴様がいる限り、ボク達は絶対に負けるわけにはいかない!!」

中性的な顔立ちをした勇者が、光を放つ剣を魔王に向ける。体中傷だらけだが、その瞳からは揺るぎ無い決意が秘められている。

「よかろう…ならば!その勇気に免じて楽に死なせてくれる!!」
「!いけない!」

すると突然、勇者の鎧の間から光が漏れ、やがて小さな光が飛び出してきた。そして光は勇者達と魔王の中間地点に浮かんだ。

『次元よ、歪め!!』

光から声が響き、辺りに反響した。すると光が強くなっていき、魔王どころか、勇者達までも巻き込んだ。

「くっ!これは…時空魔法!?」
「ま、眩しい!」
「くぅ…!制御…できない!」

やがて光は広い玉座の間を包み込んでいった…。





時は平成…。

「よーモンチッチ。」
「いきなり何て呼び方しやがるこのスカポンタン。」

洗濯日和というくらい快晴な天気の中、二人の青年がそれぞれ肩にショルダーバッグを担ぎながら歩いていた。一人は白いタンクトップの上に黒のパーカーを羽織り、少し薄い色彩のGパンを履いている。そして特徴的なのは整っていない少し長めの黒い髪と首に掛かったグレーのヘッドフォン。全体的にだらしなく着込んでいる。そしてもう一人はグレーのポロシャツを着、そしてそれよりも濃い同色のズボンを履いている。髪は茶色で、瞳も茶色。服装、髪型、両方において黒髪の青年より整っている。黒髪の青年の名は荒木 龍二りゅうじといい、茶髪の青年は楠田 まさという。二人とも18歳で同じ高校生3年である。龍二の目つきはどことなくのんびりした感じで、対する雅はクールガイのごとく鋭い目つき。

「やーれやれ、にしても休み明けってキッツいよな〜。」

龍二が空を見上げながらダルそうに言う。

「しゃーねえって。俺だってサボりたいのは山々なんだが、いろいろ厳しいだろ?教師がよ。」

雅もダルそうだが、龍二ほどではない。どっちかというと龍二は面倒くさがり屋で、雅は几帳面。この二人、れっきとした親友同士なのだが、何でそうなったのかは後に明らかになる。

「あ〜あ、ラーメン食いてえ。」
「いきなりだなオイ。」

そしてツッコミは雅の役目。冷静タイプのツッコミはキレがあると高校では評判らしい。本人にとってはどうでもいいことらしいが。

「あ、ところでさぁ、昨日発売された『週刊ラーメン命』読んだか?」
「おぉ読んだ読んだ。特に注目すべきなのは渋谷の104近くに最近オープンした店だろ?行ってみてぇよなぁ。」

まぁ二人の会話を聞いていればわかるが、この二人は大のラーメン好きなのである。もちろん学食もしょっちゅうラーメンである。つまりラーメンが二人の友情を紡いでいるということ。

「でさ、俺としてはそこの「やっほーーーー!」……。」
「……。」

龍二と雅はため息を吐いた。二人の後ろから大きな声がしたかと思うと、急に地を蹴る音がした。

「リュウちゃああああん!!」
「あらよ。」
「あうっ!」

後ろから襲い掛かってきた(?)誰かが飛びつく前に咄嗟にしゃがんだ。勢いが強すぎたため、その人物は顔から地面にダイブした。

「でさぁ、俺としては…。」

そして地面に倒れ伏す人物を踏みつけて歩き出す龍二。「むぎゃ!!」という声を上げる足元の人間。

「いきなり踏まないでください!」
「いきなり飛び掛ってこないでくださいコンチクショー。」
「最後のは余計だろ。」

踏みつけられた人物は斉藤 香苗かなえ。白のカッターシャツにチェックのスカート。特徴的なのは流れるような長い黒髪。パッチリとした目。そして何よりも目立つのは・・・胸。

「相変わらずでけぇなぁお前の胸。」
「ふふん。欲情した?」
「誰が?」
「リュウちゃんが。」
「頭大丈夫か?」
「ひ、ひど・・・。」

大体Fカップはあるであろう香苗の胸も、龍二には全く効果がない。

「あ、そういや男女は?」
「あぁ久美ちゃん?久美ちゃんなら「誰が男女だコラーーーー!!!」!?」

三人が振り向いたその先には砂煙を巻き上げながら突進してくる女性。動きやすそうな黒のタンクトップと白の短パン。ショートヘアの金髪が太陽に映えて眩しい。

「だりゃあああああ!!!」

と、突然飛び上がったと思うと龍二に向かって飛び蹴りかましてきた。

「あほ。」
「ぐはっ!」

しかし華麗に捌かれて地面にダイブ。そしてそれを踏む龍二。

「あいだだだだだ!痛い痛い痛い痛い!!よりによって背骨を踏むな龍二!!」
「奇襲攻撃たぁいい度胸じゃんよ。このまま砕くぞ?」
「だあああああああああ!!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!もうしません!もうしませんから踏みにじるのだけは勘弁してくださあああああい!!」
「許す。」

そう言って足をどける龍二。つーよりあれは奇襲攻撃と言えるのだろうか?因みに踏んづけていた人物の名前は立花・久美・アンドリュー。アメリカ人と日本人のハーフだから金髪らしい。でも瞳は父親譲りの黒。

「いたたたた…キミねぇ、あたしは女なんだからもうちょっと加減してくれ。」
「加減したらテメェら調子乗るだろが。第一今の世の中男女平等だ。しかもお前を女と認識した覚えはない。」
「そこで使うか男女平等。」

ツッコむ雅。

「ってさりげなくものすごく傷つくこと言うなあああ!!!」
叫ぶ久美。
「うちの従弟なんてな、居候してる女の子に面白半分でパイ投げつけんだぞ。」
「「「ひど。」」」
「まぁな。」
「認めんな。」

こんなやり取りがほとんど毎日行われている。そしたらいつの間にか高校へ到着しちゃっているという展開。

「リュウちゃん♪」

いきなり香苗が龍二の右腕に自分の腕を絡めてきた。

「んだよ暑苦しい。」
「腕組も♪」
「会話になっとらんぞ。」

ツッコむ雅。

「あ、あたしだって負けん!」
「何にだよ。」

そう言ってガッシと龍二の左腕に久美がしがみついた(雅のツッコミはスルー)。

「暑いっつってんだろが。」
「気にするな。いつものことだろ?」
「それもそうか。」
「納得するんかい。」

ツッコむ雅パートツー。

龍二達が通っている『天和湾屋高校(てんやわんや高校)』は名前はもちろんだが辺りが自然で溢れかえっていることと私服で登校可能なことで有名。その割に偏差値は高くなく、自然がお目当てな人や他の高校に行けなかった人等がほとんどで、学生も多い。しかし不良などはほとんどおらず、毎日が平和なのである。が、一つ大きな問題が…。

「あ、香苗さんと久美さんだ!」
「あ、あ、あの野郎、荒木の奴〜。」
「また二人と腕組んでやがる…ちくしょうが!」
「ムカつく…ぶっ潰してぇ…。」

と、まぁこんな感じ。香苗と久美は高校の中ではかなり美人な部類に入っており、高校美女ランキングでも栄光のベスト10に入っており、久美が一位で、香苗が二位。しかも香苗の天真爛漫+穏やかな性格と、久美の明るく活発な性格かつ運動神経抜群であるため、男女問わず人気がある。そのため、校内では二人のファンクラブやら親衛隊とやらが存在しており、とんでもないことにこの学校の6割がそれらに所属している。そんな二人が何故龍二らと行動を共にしているかというと、時は高校に入りたての頃まで遡る…。

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☆香苗の場合。

それは香苗が高校に行く途中の事。

『ちょ、何なんですかあなた達!』
『いいじゃんか、俺らと付き合えよ。』
『仲良くしようぜぇ〜?きひひひ。』
『いや!放して!』

何かよくいる不良に絡まれている香苗。そこに…。

『スマンどけーーーーーーーーーーーー!!!!』
『へ?ぎゃああああああああああああ!!!???』

突然坂道から猛スピードで自転車に乗って駆け下りてきた龍二により、思いっきり轢かれた不良達。ぶつかる寸前に自転車から脱出して華麗に着地する龍二。見事に自転車は不良もろとも大破(!?)。

『あ〜あ、ママチャリ壊しちまったしついでに轢いちまった…。』

呑気に後頭部を掻く龍二。つーか不良の安否はついでらしい。

『あ、あの…。』
『やべ!カップ麺(学校の購買にしか売ってない朝限定カップ麺)無くなる!!』

香苗に気付かずに猛スピードで駆けて行った。

『……。』

そしてその後ろ姿をポケ〜っと見続ける香苗。

『…ステキ…。』

ってな感じで惚れちゃったらしく、以後他の人の前では大人しい人間として振舞っているが、龍二の前では積極的になる性格になった。らしい。

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☆久美の場合。

『はぁっ!!』

久美は今でも所属している空手部の部員と一緒に道場で試合をしていた。対戦相手の男部員を打ちのめした久美は、一息入れる。

『あ!』

一人の部員が入り口の方を指差して声を上げる。久美が入り口の方を見ると、そこには見慣れない男子が二人がいた。

『やだ、楠田くんよ。かっこいい〜。』
『あのクールな外見がいいのよね。』
『隣にいる人誰?』
『楠田くんの友達じゃない?ちょっとかっこいいよね。』
『でも楠田くんの方がかっこいいよ。』

まぁ二人の女性部員の話でわかると思うけど、もう一人の方は龍二だ。龍二もそれなりにまぁまぁいい外見をしていて、中学時代はそれなりにモテていたが、雅と並ぶと平凡さが目立つ。本人にとってはどーでもいいらしいが。

『何の話してるのかな?』
『入り口から動かないみたいだけど…。』

確かに二人揃って入り口から動かないでいる。訝しげに思った久美は、二人に歩み寄る。

『何してるんだ?』
『あ、スマンな。こいつが腹ごなしにここで運動したいってもんで来たんだが、どこも空いてるとこなくて探してたんだ。』

説明したのは雅である。当の本人(龍二)は今にも眠りそうだった。立ったまま。

『……。』

心中(何か最近部員しかしごいてないからいい暇つぶしになるかも…。)

心の中はさりげなく黒い久美。

『じゃああたしと一戦交えるか?』
『え?アンタとコイツが?やめとけって。』

その時の久美は雅が龍二の安否を気遣ってのセリフだと思っていた。

(コイツ相手が誰であろうと徹底的にやっちまうからなぁ…。)

しかし雅は久美の安否を心配していたのだった。

結果一戦交えた龍二と久美。






久美、惨敗。





もう一瞬で終わった。すごい速さで終わった。もう説明したくないってくらいの早さで終わった。

『く、くそ!』

大の字になりつつも悔しそうに呻く久美。

『あぁいい運動になったぁ。』

逆に清々しい雰囲気満点な龍二。

『も、もう一戦だ!まだ負けたわけでは…。』

呻きつつも起き上がろうと努力する久美。

『やめとけって。どの道もう無理だろそんなんで。』

そしてそれを制す龍二。

『な、なにを…。』
『まぁ、まだやりたいってんならいつでも来いよ。また相手してやる。』
『…本当だな?』
『本気と書いてホンキだ。』
『まんまじゃん。』

雅のツッコミはこの時も冴えていた。

それからというもの、龍二は毎日のように久美に勝負を挑まれ、あしらうかのように勝っていった。それが数ヶ月に渡る今でも続いているため、高校では名物となった。そして戦っているうちに久美にも恋心というのが芽生えた。らしい。


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てな感じでこの四人の登下校の風景は学校中でも有名なんだそうだ。そりゃ高校一美人な二人と、他の女子にモテモテな雅、久美より強いということで有名な龍二がいれば嫌でも目立つ。

「あの、私の回想だけなんか久美ちゃんと比べたら短い気がするんですけど…。」
「作者の気分だそうだ。」
「ガーーーン!!」

口で表現するのがクセな香苗。

「つーか作者ってなんだ?そして口で表現せんでもいい。」

ご丁寧に二人にツッコミを入れるのを忘れない雅。

「ふっ、あたしの方が回想が長かった分有利だな…。」
「何か言ったか?」
「い、いや何も?」

小声で言った為、久美の言った事がわからなかった龍二。

しかし、香苗はちゃっかり聞いてたり。

「う〜!久美ちゃん、勝負!!」
「えぇ!?な、何故に!?」
「問答無用っっ!!」

騒ぎ出した二人をポイしてさっさと歩き出す龍二と雅。

余談だけど、龍二は過去に何回か告白を受けたらしいが、その全てを断った。とゆーより意味を理解できなかった。例えば

『私と付き合ってください!』

と言われたら

『何に?』

と返す。確信犯的な感じがしないでもないが、本人には悪気は一切ないのは確かである。そして中学からのあだ名が『世界の男の敵』『女の仇』と、大変物騒なあだ名が付いていたという。まぁ早い話が龍二は超が付くくらい鈍感朴念仁なのだ。
ついでに雅は何百回という告白を受けたらしい。まぁ龍二より鈍感では無かったので、断り方もやんわりとした感じだったため、憎まれる事も無かったそうな。

まぁ何が言いたいのかというと…今の現状。

「?何だ?」

そう、只今龍二と雅は数人の男達に囲まれているのだった。しかも堂々と廊下のど真ん中で。しいて言えば龍二と雅の前後を挟んだ形となっている。

「何だじゃねえんだよこのクソが。」

リーダー格っぽい人間が龍二と雅の前に進み出た。そのいきなりの暴言にさすがの龍二と雅もキレた。

「俺は○○○(トイレでするアレ)じゃねぇぞ?」
「鵜呑みにすな。」

訂正、キレてないっスよ(長州小力)。

「どっちでもいいんだよんな事。それより、テメェ調子乗ってんじゃねえの?」
「何が?」
「とぼけんな。毎朝毎朝俺らの香苗さんと久美さんとイチャつきながら登校しやがって。俺らのあてつけかコラ?」

雅はこの時理解した。こいつらは二人のファンクラブの会員達と親衛隊の隊員達であり、それぞれが団結して龍二を始末しようという腹だろう。ただ、今いるのは全員一年ばかり。おそらく上級生すなわちファンクラブの先輩連中に使いっぱしりにされているのだろう。上の奴らは全員龍二の恐ろしさを知ってるし。

龍二は当然の如く理解できていない。

「そんだけ?」
「!?」

龍二の一言で全員キレた。

「なんだと!?」
「だってさ、俺別にイチャついてるわけじゃねえし。ダチだから一緒に来てるだけであって、別に恨み買うような事してねぇんだけど。つーかあてつけってそれアンタらが勝手にそう解釈しただけだろ?ハタ迷惑な誤解だなオイ。てゆーかあてつけって何だ?」

次から次へと周りの連中に毒を浴びせる龍二。別にキレてるわけじゃないのは確かだが、無意識のうちに相手を怒らせるというのは龍二の悪い癖でもある。

だがそれが逆にこいつの良い所だと雅は思っている。

「テ…テメェッ!!!!」

リーダーみたいな奴龍二の胸倉を掴み上げた。身長で言えば相手の方が大きい。龍二も174と高校生では普通の身長ではあるが、それを遥かに上回るほどの巨漢であり、見た感じでは龍二が圧倒的に不利である。

「あんさぁ、服伸びるからやめてくんね?アイロンがけ大変なんだぞ?」
「コノ野郎、ふざけやがって…覚悟できてんだろうな!?」

リーダーみたいな奴(もうメンドイから以下リーダー)が怒りの形相で拳を振り上げる。

危機的状況にも関わらず、口の端を吊り上げて僅かに笑う龍二。



「…放せってのがわからんのか?このゲス野郎。」

ゆっくりと胸倉を掴んだ手を右手で握る龍二。

「あぁ?【ゴギリ!】!?ぎゃああああ!!!」

いきなり絶叫を上げたかと思うと、リーダーは手を放した。見ると掴んだ腕がプラ〜ンとたれ下がってる。

そしてギロリ、とリーダーとその他を睨む龍二。

「服…伸ばしてみるか?」
「どんな脅しだよ。」




この後、廊下にはファンクラブ会員と親衛隊隊員の屍(死んでません by雅)が辺りに散らばることになる。




〜夕方〜


「ってな事があったわけよ。」

いきなり放課後。授業風景とかって書くの苦手だから、作者。

「それ言っちゃダメじゃん。」

作者にまでツッコミいれる雅。

「う〜!ファンクラブの人達、リュウちゃんにそんな事までしてたなんてぇ!」
「くそ!あたしがその場にいれば龍二を危ない目に合わさずに済んだのに!」
「俺は?」

二人にとって雅はどうでもいいらしい。場所は学校帰りの定番ともいえる川原道(定番?)。かの有名な3年B組の先生が主役のドラマでよく出てた川原みたいな感じ。四人はそこを通って帰路についている。

「つーかよ、んな話を今するか?」
「そうよ、朝の出来事なんだから学校にいる時に話せれたじゃないの。」
「……。」
「龍二?」

「あそっか。」
「「「忘れとったんかい。」」」

トリプルツッコミ発・動!

「まぁにしても大変だな、お前ら。あんな奴らに付き纏われて大変だろ?」

雅が微笑を浮かべつつ言う。

「うん、毎日あの人達が隠れて私の写真撮るから毎日まいっちゃうの。」
「あたしなんか最近道着のにおい嗅いでるところ目撃しちゃったし。」
「ストーカーな上に変質者じゃねぇか。警察行け警察。」

作者も同感である。

「道着なんて嗅いだってくせぇだけじゃねぇか。」

わかってない奴一名。

「あ、でも私リュウちゃんになら撮られてもオッケーかな♪」
「あ、あたしだったら自分の道着を、その・・・。」

ニッコリと笑う香苗と恥ずかしそうに言う久美。大抵の男ならこれらでイチコロ、というくらいの威力だが、龍二と雅はまったく反応を示さない。雅は彼女らのこういう仕草には慣れているし、龍二は龍二でそーゆーのは単なる表現としてしか捉えてないから照れることなんて一切無い。

「ってお前ら危ない橋渡るつもりか。」

遅れツッコミの雅。因みにこのツッコミ法は作者が考えた。

「さて、俺はこれからラーメン食いに行こうと思うんだが、お前らどうする?」

いきなりの龍二の提案にすぐさま二人(香苗、久美)が手を上げた。

「行く!一緒に行く!!」
「あ、あたしも丁度ラーメンが食べたくなった!!」
「あ、じゃ俺も行くわ。」
「雅奢りで。」
「What!?何故ゆえ?」

いきなりの事で目が点になっちゃった雅。

「そうね、雅ってお金持ちだったし。」
「そうだな、遠慮無くいただくとするか。」
「ストップ。もうなんていうか凄まじくストッ「じゃ行くぞ〜。」おおおぉぉぉぉぉぉいいいいいぃぃぃぃぃ!!!!」

雅の叫びも虚しく、駆け出した三人はラーメン屋へ直行していったのだった。





「ここは…一体…。」






彼らは、まだ出会わない。


まぁはじめましてってやつだな。俺は荒木 龍二。どこにでもいそうな名前かもしんねぇけどよろしく。さて、今回新しく掲載されたこの小説だが、作者の奴、二つ小説載せてるくせに両方終わらしてねぇんだよな。要領悪いっつーかなんとゆーか。
ま、こんな作者だが、生暖かい目で見守っといてくれ。
あ、おっちゃんお冷ちょうだい。
(*現在地 行き着けのラーメン屋)











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