第9章
当麻が死んでから約1ヶ月がたった。
美琴は退院したが、自分の部屋のベットに引きこもってしまった。
同じ部屋にいる白井黒子はとても心配していた。
(まったく、あの男が死んでからお姉さまがおかしくなってしまいましたわ・・・・・・・・・・・)
と、黒子は思いながら美琴に学校に行ってきますわ、といってさっさと部屋に出て行った。
正直黒子は、あんな美琴が見ていられなかったのである。
黒子が出て行って5時間が経過していた。
美琴はのどが渇いたのでベットから出ていた。
(当麻は死んだ・・・・・・・・・なんで・・・・・どうして・・・・・)
美琴は疑問に思った。どうしてあいつが、当麻が死ななくてはならなかったのか?
そんなとき、
「ねえねえ知ってる?あのうわさ。」
「あ~あの幻想殺し(イマジンブレイカー)でしょ?しってる~たしか~どんな能力でも右手で打ち消すやつでしょ~すごいよね~ここ最近出てきてるんでしょ?なんでも学園都市を守ってるとか~」
「!?」
美琴はびっくりした。幻想殺し(イマジンブレイカー)は当麻の能力だ。ということは
(当麻が生きてる!?でもたしかにあのときの死体は当麻だった。どうして?・・・・・・・・・・迷ってる場合じゃないわね・・・・・・・・・探しに行かないと!!)
そして美琴は当麻を探すため、早く着替えて部屋を出て行った。
第9章
「美琴、元気にしてるかな?・・・・・・・・・いや、そんなこと考えてる場合じゃない。俺はもう学園都市とは関係ないんだ。美琴とはもう会えない・・・・・・・・会ってはだめなんだ。会えばまたあいつを苦しめてしまう。傷つけてしまう・・・・・・・・だから・・・・・・・・・」
ある音が暗闇の中で響き渡る。スゥーと刀を取り出すような音だった。いや、実際には取り出していた。ある男の両手には刀が見える。赤黒い刀と真っ黒な刀。ふたつの刀を持って、男は消えていった。
「当麻、君は何なんだい?君が何で刀なんかを持ってるんだ?まったく、面白いよ君は。」
もう一人、男がいた。そして街の中へと戻っていった。
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