優しき風が吹く頃に(9/15)縦書き表示RDF


今回は文字数が611文字という最小数になってしまいましたが、次話は少し長編になりそうです。


短時間で読めるので、空いた時間などを使って読んでくださいませm(_ _)m
優しき風が吹く頃に
作:彩BOC



〜一走決め〜PART2


一走決めに出るのは柴田を含めた三年生五人と、二年生の慎一の計六人、100m走で、タイムは一斉に計るというシンプルな方法。

タイム計測は写真判定、これを使用するのに市長へ申請が必要なのだが、陸上部顧問の空西澪は、市長の一人娘と言うことなので、自由に利用することが出来る。

これは、陸上部のただ一つの特権である。


「ほんじゃ、ぼちぼち始めるかね」


澪が呼び掛けて、六人がスタートラインに集まる。そして、他の部員は一時練習を中断し、集まってきた。
スタートラインのまわりが観客で埋まる。


「各自、準備してくれ」


六人全員がスタブロ《スターティングブロック》を調整しだす。

すると柴田が、密かに慎一に耳打ちした。


「なぁ相模…」
「はい?」


調整を中断し、柴田の方に耳を傾ける。


「お前…負けてくれないか…?」
「……はい?」


確かに聞き取れたが、聞き間違いかと思い、もう一度聞いた。


「いや、なんでもない…」


そう呟いた後、微かに舌打ちが聞こえた。
これも、聞き間違えだろうか…?


「それでは、位置について…」


それぞれがスタブロに足を掛ける。
静かに体制を整え、足に力を溜める。


「よーい…」


高々と右手に持った雷管を上げる。同時に、選手もゆっくりと足を伸ばし、尻を上げる。


パァン!!


破裂音と共に、一斉に選手が風を切った。



―この時の向かい風、風速0.5m―


30秒くらいですよね?読み終わったの。
少なっ!!と思っている人も多いと思います。


だってしょうがないじゃん!!┏(`・ω・´)┏ハイヤー


すみません…m(_ _)m











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