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4か月も更新せずに済みませんでした(汗)

ひとつ前を大幅?に編集したので読んでいただきたいです。
その関係で今回が反董卓連合編の最後になります。

これからに関してはこちらの諸事情によってある程度時間をおいてからの更新になってしまうと思います。

長々としてしまいましたが、それでは本編スタート♪
反董卓連合編
巡らせる策(後編)
洛陽にそびえ立つ城のもっとも重要な場所にある二つの影―――片方は何が起こっているのか理解できず組み伏せられており、もう一方は組み伏せている者の上に立ち『いつでもお前の首を取れる』と無言の殺気を出し続けている。

「これで貴女との腐れ縁も終わりね麗羽」

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董卓の自決というある意味不本意な形で終ってしまった反董卓連合解散から三ヵ月、一つの大乱が終わったのにもかかわらず世は混沌としてきている。いや、もしかしたら反董卓連合の際に董卓が死ぬ前よりも状況が悪くなってしまってきているかもしれない。
その原因は反董卓連合の際に総大将である袁紹が帝により洛陽の守護を命じられたのが大きいのかもしれない。袁紹によって汚名を着せられてしまった董卓だが政治的なことは勿論、街の発展や税の取り方など、政治などが腐敗しまくっていたこの時代に董卓ほどに民のことを考えられる者などほとんどいなかった。
そこに、馬鹿の代名詞である袁紹が自分勝手な政治を行えば不平不満が出てきてもしょうがない―――主に袁紹がやったことは、『私腹を肥やすための税の大幅上げ』『街の一部を壊しての私有地化』『警備部隊の廃止』『袁家を優先的に登用』などなど民のことなど全く考えないい自分勝手なことばかりで、洛陽は勿論、周辺の街にまで悪影響が出てきてしまってる。
そんな時に『袁紹は自分の言うことをきかない帝を幽閉している』『幽閉した帝に代わり自分の好き勝手な政治をしている』という、どこかで聞いたことがある噂が流れ始めていた。



「あなたの考えどおりね」

「考え通り進んでることはいいことなんだが、・・・本心で言えば俺の策で洛陽の民には迷惑をかけてる」

「それぐらい割り切りなさい。覇王の配下に甘ちゃんはいらないわ」

何か後ろめたさを感じているのが気に食わないのか我らが覇王さまは少し機嫌が悪い様子。まあ、割りきれてない自分が悪いわけで反論できない。

「あら、曹操がそういうなら颯馬はこっちにこない」

「うるさいわ。冗談よ。覇王たる私が自ら颯馬を手放すはずがないじゃない」

「しかし、こちらの御使いとは違ってそちらの御使いは武だけではなく文の方でも才があるというのは少しうらやましいものだな」

「ふふ、呉の大都督に褒めてもらえるとは素直にうれしいな」

「喜んでるとこ悪いけど、もう一つの方はどうなの?」

「あら、覇王の曹操は自分の部下が敵から褒められて喜んでる姿に嫉妬してるの?」

「し、嫉妬なんてしてないわよ。私はただ部下がヘラヘラしてるのが嫌なだけよ」

「ふ~ん、まあいいわ。今回はそうしといてあげる」

「なんか釈然としないけどいいわ。それよりもう一つはどうなってるの?」

「そっちは呉の方と連携してほとんど終わってる。油断ではないが相手を考えるともう十分だ」

「それは重畳ね。だったらこちらも最終段階に進んだほうがいいわね」

「ああ、こちらも悲願のために準備してきた。正直、我らだけでも十分だった。しかし、そこに曹操が加われば正に鬼に金棒だな」

暗闇の一室で行われた密談?の翌日、曹操は袁紹に宣戦布告をした。




袁家視点~~~

反董卓連合が解散して以来、洛陽の政治を私の思った通りに出来るようになり、私の天下になったと思った矢先に華林さんから私と美羽さんへの宣戦布告が飛び込んできましたけど、一体なんのつもりなんでしょう?
私は帝から洛陽の守護を承っている身であり、私を攻めると言うことは帝に反旗を翻すと言っているようなものですのに、まったく凡人の華林さんの考えは天下を統べる私には到底理解できませんわね。
本来なら帝に反旗を翻したとして諸国を集めて討伐するところかもしれませんが、天下を統べる未来がある私にはそんな諸国という物など必要ありませんわね。
しかし、ここで華琳さんごときに私の兵を戦わせるのも可哀想ですし、ここは同じ袁家の美羽さんにでも頑張っていただいて私は高みの見物でもしましょうかしら。なにしろ私は天下の袁家の当主にして天下を治める者なのだから美羽さんも従うでしょう。
しかし、早くあの自信しかない華林さんの顔に敗者の二文字を与えて見下ろしたいですわ。その後は、侍女か奴隷にでもして一生死ぬまでこき使ってやりましょうかしら。

誰もいない一室で思い上がった馬鹿は状況や話し合いなどのことをしないままこの決定を決めてしまった。もし、この時に誰かに少しでも相談するということをしていればこれから起こるであろう最悪の結果にはならなかったのかもしれない。

袁紹視点out~~~


袁術視点~~~

曹操が麗羽に宣戦布告して数日後麗羽から使者がやってきたのじゃが随分とふざけたことを言ってきおる。
『袁家に宣戦布告されたからやり返してください』ということ事態わけがわからんというのに、『私は天下を治めるものですから私の分も美羽さんだけでやってください』っていうのはどういうことじゃ!?
袁家に宣戦布告したから手を組むというのなら百歩譲って考えらるが、何故に麗羽と曹操の戦を妾がやらんといけないのじゃ!?そもそも妾は麗羽が天下を治めるなど許してはおらん。それなのに何を勝手に妾のことを自分の配下考えておるんじゃ!!妾はそんなこと認めておらんし、認める気もないわ!!
今回のこともそうじゃが、連合が解散してからというもの麗羽の行動はムカつくのじゃ。
洛陽を帝から守護されたからと言って妾を下に見るようになったり、賊が出ていて私の兵は使いたくありませんから美羽さんの兵で討伐してくださいなどなどばかり言ってきおる。
今回のことも含めて七乃にどうするか聞いてみると「でしたら、裏で曹操と手を結んでバ・・・袁紹さまを洛陽から追い出したらどうですか?」と言っておる。
しかし、それじゃと曹操が洛陽を治めることになるのじゃないかの?と聞くと「曹操の軍はバカ袁紹さまの兵と戦って消耗しているはずですから、そこを美羽さんが攻めればいいんですよ」と言っておった。なにか聞きなれない単語があったように思えるのじゃが気のせいじゃろう。
たしかにそれなら妾の駒を減らさずに面倒な二人を処分することができるのじゃ!!そうときまった以上さっそく七乃に頼み曹操の元に使者を遣わした。
しかし、今日の七乃は少し変な気がしたのじゃが・・・まあ、気のせいじゃろう。

袁術視点out~~~


結局袁紹に宣戦布告して戦になったが結果は戦が始まった瞬間に決まってしまった。
洛陽の前に陣を張っていた袁術とは裏で繋がっていたおかげで戦らしい戦をしないで洛陽の門まで行け、門は戦前に洛陽に潜入してた椿の隠密部隊の細工で楽に開けられた。
もちろん天下の洛陽なのだからそれなりの街以上に民がいたが、先の反董卓連合のおかげか洛陽に民はいなくなっており袁紹が治めるようになってから戻った民には今回の一件について話してあったので宣戦布告して戦が始まるまでの間に洛陽に作られている門以外の場所からの出口から袁紹にばれないように洛陽から出てもらった。
そうなれば後は袁紹がいる場所まで障害がほとんどないので一方的な戦になってしまった。


袁紹視点~~~

戦が始まっても私はいつもいる玉座の一室から動こうとはしない。
洛陽前には私の命を受けて美羽さんが来てくれてましたからそれなりに苦戦はするかもしれませんが美羽さんにも袁家のたるもの敗北の二文字はないでしょうし、天下を統べる者としてこのようなことで動じないで構えなくてはいけないでしょう。
そんなことを考えていますと猪々子さんと斗詩さんがかなりあわてて部屋に入ってきました。

「姫。一大事だから準備して」

「麗羽さま。曹操軍を洛陽内に侵入されてしまい城内に来られる恐れがあるので戦える準備をしてください」

猪々子さんは何言ってるのかわかりませんでしたけど、斗詩さんのおかげでわかりま―――って今なんていいました?洛陽内に入られた?戦が始まってからのこの短時間の間にですか!?あ、ありえませんわ。洛陽前に美羽さんを配置しましたし、ここは天下の洛陽で簡単に城門が開くはずがありませんわ。

「猪々子さんに斗詩さん暇だからってそんなじょうd「冗談なんかじゃないですよ!!曹操軍は洛陽の門を開けて洛陽内に入ってきていてこの城以外は占領されてます」」

「な・・・み、美羽さんはどうしたんですの!?洛陽前には美羽さんの軍がいたはずですわ」

「確かに袁術軍は曹操軍と戦闘をしたんですが、一刻もたたないうちに敗走してしまい現在は確認できていません」

と、斗詩さんの話から今の状況が理解できましたが、それならこの状況から私がどうにかすればいいだけですわ。
私は天下を統べる者なのですからこのくらいの事をどうにかできないわけがありませんわ。

「わかりましたわ。猪々子さんに斗詩さん、こうなったら私自身が華琳さんの部隊を討ちにいk「誰を討つのかしらね~。ねえ麗羽?」か、華琳さん!?」

先ほど猪々子さんに斗詩さんが開けた扉に今回の戦を仕掛けてきた張本人である華琳さんがいる。
私は正直今の、華琳さんがここにいるという状況が理解できていないせいか動けませんが猪々子さんに斗詩さんが私を庇うかのように私の前に立っています。

「麗羽さま。ここは私たちがどうにかするので逃げてください」

「そうだぜ姫。ここはまかせなって」

二人の顔には疲労が浮かび、武器を持つ腕が震えている。震えているにもかかわらず私を逃がそうとしている。
確かに猪々子さんと斗詩さんの二人なら私を逃がす時間を稼ぐ位わけないと思いますが、
袁家に敗北の二文字はなく、まして私は袁家の当主にして天下を治める者として逃げることはあってはなりません。
それに・・・

「私は逃げませんわよ!!」

「ちょ、ちょっと待ってください麗羽さま!?」

「姫。さすがのあたいも今の状況でその冗談はどうかと思うぜ!?」

「冗談ですって?私が冗談なんて言うはずないじゃありませんの!!私は逃げも隠れもしませんわ」

「そんなこと言ってないで逃げてくださいよ麗羽さま」

「そうだぜ。少しは状況を考えt「それに」・・・それに?」

「それにこんなおチビちゃんの華琳さん相手には死んでも逃げたくありませんもの!!」

「「「・・・・・・・・・」」」

完全に私情ですけれど私が言った瞬間完全にこの部屋が凍ってしまいましたわ。
なぜですか?
は!?まさか私の言葉が素晴らしすぎて何も言えないんですね!!さすがは天下を治める私の言葉ですわ。この部屋にいるものすべてを黙らせてしまうのですから!!

「そういうことn「少し黙ってなさい」」

その言葉を聞いた瞬間私の目の前が真っ暗に・・・

袁紹視点out~~~



曹操が袁紹の許についた時、その曹操と裏で同盟を組んでいた袁術の方でもあることが起こっていた。
もともと今回の一件で袁術は曹操と袁紹が戦いお互いに疲労しているときに攻める漁夫の利を考えていた―――もちろんこれは乱世においては例え同盟相手であっても裏切るなど日常的に当たり前で今回袁術が考えたことはまったく悪くはない。
しかし、漁夫の利は相手が明らかに第三者の考えを考えないでのみ起こることであって、馬鹿の袁紹はともかく、天下に覇を唱えようとしている曹操がたかだが名家の名だけで生きてきた袁術の考えを全く考えなかったなどありえるはずがなかった。
ようするに、どこにでもいそうな猿に覇王を倒そうと考えること自体間違っていた―――そしてそれは眠れる獅子にもにも言えることで、猿はいつまでも虎を飼っておくことはできるはずがなかった。



袁術視点~~~

麗羽に命令されて来させられた今回の戦じゃが楽勝じゃと思っておった。
裏で曹操と組んでおるから軍に損失を受けることはないし、戦に終わりが見え始めたら洛陽に攻め込み漁夫の利を得ようと思っておったかた―――しかし、それは思わぬ方子に進んでいってしもうた。

最初に異変を感じたのはいつも傍にいる七乃が傍にいないことじゃった。
政務の時は勿論、戦のときでも必ず傍にいるのに・・・

そして次に感じたのは妾の軍から感じる嫌な視線じゃった。
いつもは感じないような物じゃから分かってきてしまう。

最後に感じ・・・いや気づいたのは兵たちの中に知っている顔が全くいないことじゃった。
いつもはたかだか兵を一人一人見ようとなどしてはいないが長い期間妾の軍にいれば少しは顔を覚える物じゃ。しかし、それにもかかわらず知っている顔が全くない。

人間とは本当に面白い生き物でいつもは全くと言っていいほどに考えないようなことでも少しの綻びから考えていってしまい知りたくもない真実を見てしまうもので、今の袁術はまさにその状態になってしまっていた。

「気づいたようね。おチビちゃん♪」

背後からその言葉を聞いた瞬間に背中に生まれて初めて怖さからくる冷汗が流れてしまう。
今まで感じたことがないせいか、それとも本能的に信じたくないと思ったのか定かではないが振り返るのを体全身が拒否してしまっておった。

「あら、こっちが声をかけてるって言うのに無視してるのかしら?それとも私の声なんて聞きたくないのかしら?」

無視などはしておらんし、声の方は今の状況を考えれば聞きたくなかったのじゃ。
それでも後ろからの殺気にどうすることもできずに振り返るしかなかったのじゃ。

「あら、やっとこっち向いてくれた♪」

「ひ、ヒィ!!!!!!!!!!」

目の前に立っておったのは顔は笑顔じゃが明らかに暗い笑みで、背に鎌を持った黒い何かが見えるのじゃ!!!!
その瞬間に感じるのは唯一つ、『恐怖』

「こっちを向いてくれたのはいいものの、何も言ってこないなんて・・・どうしたの?」

「な、な、七乃はどうしたんじゃ」

今まで感じたことがない恐怖に乾ききってしまった喉から出たのは返事とは全く関係ないものだった。
後に考えればこの時にもうどこかであきらめてしまったのかもしれん。

「会話になってない気がするけど・・・まあいいわ。張勲だったわね。彼女ならもうこの世界にはいないわよ」

「・・・・・・・・・なんじゃと!?」

「曹操が袁紹に宣戦布告したぐらいだったかしら?その時にはもうこの世とはさようならしてたのよ」

「ば、馬鹿を言うでない。七乃とは数日前に今回の事を相談・・・」

その言葉を言おうとした瞬間に頭の中で何かが起こった。
思い出すのは七乃と今回のことについて話している場面―――七乃はいつも妾にいろいろ言ってくるし、麗羽にも遠慮なしに物事を言う性格じゃった。しかし、妾もそうじゃが袁家に対して悪口を言ったことはなかったはずじゃ。それなのにあの日に限って麗羽の事を『バカ袁紹さま』と言っておった。袁家に対して『バカ』と言うのは妾たちにとって最大の屈辱であって七乃が言うはずのない言葉のはずじゃ。
それなのに言ったということは・・・・・・

「どうやら気づいたようね。あなたの考えたと通りあの時あなたと話していたのは張勲ではなかったのよ」

「あの時張勲はすでに死んでいて私の者が変装して潜り込んでいたのよ」

「ど、どうしてそんなことを・・・」

もはや妾は何も考えられてはいなかった。いままでいろいろなことをされてきたが七乃は妾の唯一の理解者であって唯一の友と呼べるものじゃった。それなのにしんでいることにも気付かず、変装していたことにも気付かなかったのじゃから・・・・・・

「今回の一件であなたは私たちの手の上にいただけ。すべて順調に進んでくれて助かったわ・・・・・・本当にね」

「つ、つまり曹操は妾ではなくお前たちと組んでいたということか」

「へ~~~意外と冷静な上に頭も回るのね。それもここで終るから意味がないかもしれないけど」

そう言うと孫策は手に持っている剣を妾の前で振り上げている。
おかしなものじゃな。目の前からがんじる殺気で妾が死ぬことはわかっておるのに何かこのことを冷静に考えてしまっておる。
死ぬとわかっていると逆に清々しくなるものじゃな。いままでの人生を生きてきて信じたくはなかったが目の前の孫策には一度だって勝てたと思ったことはなかった。配下に置いていたのにかかわらずじゃ。まあ、そんなこといまさらじゃな。好きに生きてきたのじゃし、今の乱世を考えると後悔はないのう。

ただ・・・

「それじゃね袁術。あの世で張勲と出会えるといいわね」

孫策は振り上げていた剣を振り下ろす。
ただ七乃と一緒に逝けなかったことは唯一の後悔じゃ・・・

袁術視点out~~~


颯馬視点~~~

戦が始まる数日前、糞馬鹿袁紹に宣戦布告して数日たち戦の準備をしていた時、同じ馬鹿袁家の袁術からの使者がきて『今回の戦いにおいて同盟を組みたい』って言ってきた。
どうやら袁紹は今回の戦で自分の兵を消耗させたくないようで同じ袁家の袁術に理不尽を通り越して意味が分からない命令が来たがそれには従うのが癪で断りたいが、そうした事で先のように連合を組まれるのは面倒で断れない。しかしそれだと袁紹の下につく状況になってしまうのは困るので、表面上は袁紹に従って曹操と戦うように見せ、裏では曹操と組んで袁紹を叩くという内容だった。
ことがことなだけに使者にはすぐには回答ができないので数日以内にこちらから使者を送ることになり帰ってもらった。
そして使者が完全に城を出たのを確認し、周りに敵の目がないことを確認し城のある一室に入る。

「すまん。周りに目がないことを確認してたら遅くなった」

「構わないわ。それじゃ今回の一件を考えた張本人が来たようだから皆に説明してもらおうかしら」

華琳がそう言った瞬間俺にこの部屋にいる皆の視線が向いた。
中には華琳じゃなく俺が出てきたことが不服なのか冷たい視線がちらほら。
主に猫耳とか猫耳とか猪とか猪とか・・・・・・

「え~・・・今回集まってもらったのは「堅苦しいのはいいから早く本題に入れ!!」・・・そうですか」

どうやら猪にはこの空気が合わないようでさっさとしろと言われちゃいました。
少しは緊張感を出そうとしたのに・・・

「掻い摘むんで言うと、『馬鹿との戦』と『袁術からの使者』についてです」

その言葉が出た瞬間に今までうるさかった猪も黙る―――さすがに今回集められた内容を知って少しは空気を理解したようだ。

「バカについては洛陽の周辺の豪族などと話をつけ手を組まないようにということに、そして河北に元々いた馬鹿の兵ですがこちらの諜報部隊が流した噂や元々あった不満などが爆発して殆んどがこちらの傘下に入る。もしくは今回の一件には不干渉ということになっているので洛陽にいる部隊にだけ集中すれば大丈夫です」

「そして使者の件については受けようと思っています」

「ちょっとまて、それだと袁紹はいいとしても袁術が裏切ることがあるのではないか?」

ここまで黙っていた秋蘭さんが質問してきます。
確かにここで孫策という華琳と同等の英雄を一様とはいえ配下に加えている袁術と組んでの損得を考えると一時の時はあっても長い目で見れば損しかない。

「十中八九裏切るだろうな」

「な!!そう考えるなら何故同盟の件を受けるというのだ」

俺の言葉を聞いてさすがに我慢できなくなったのか、いつも冷静な秋蘭が声を荒げている。
周りを見れば秋蘭だけではなく猫耳や猪も親・・・華琳の敵のような目でこちらを睨んできている。

「すまん。言葉が足りなかった」

「「「なに?」」」

「そもそも馬鹿ほどじゃないとはいえ頭の中にお花畑がありそうなあいつに今回のことが思いつくと思うか」

「「「・・・・・・」」」

全く思いつかないのか、それともその状況事態が考えることができないか知らないが怒っていた三人が黙る。

「いい加減今回の一件についての真相を言いなさい。知っている私としても少しイライラするわ」

は、覇王さまが起こっている!!
・・・・・・たしかに焦らしすぎたかな??

「そ、そうだな。今回の使者の一件はそもそも俺と華琳、そして孫策・周喩で考えたことだったんだ」

その言葉を聞いた後のみんなの反応は唖然の一言。
確かに華琳の配下の中でも将軍の地位についている者たちが全く知らないなんてことはめったにあることではない。
そこから話したのは今回のおれが考えた策の内容で『大罪人とされている董卓を助けるために帝と話をつけていたこと』『董卓を大罪人とした袁紹を潰すために孫策たちと密談をしていたこと』『その延長線上で袁術も巻き込むことになったこと』などなどを皆に話した。

菫と椿、季衣、流々は俺が董卓を助けたことを知っていたが他は知らなかったためにすべての事を驚いていた。
しかし、そこは英傑たるゆえんかすぐに頭で理解したようで猫耳と秋蘭は元に戻っている。
だが、猪だけは頭の回転速度が間に合っていないのか頭から煙を出しながら目を回していたが・・・・・・
まあ、みんなが納得してくれたからよしとしますかね♪


颯馬視点out~~~


時は戻り洛陽の一室では複数の影が一人の者を見下ろしていた。
むろん見下ろしていたのは華琳を筆頭とした者たちで見下されていたのは馬鹿の袁紹である。
最初にいた文醜と顔良はすでに頭と胴体がさようならしているので誰も気にしていない。

「あっけないものね麗羽」

状況が状況なので死神の鎌に見えてしまう物を袁紹の首にあてながら華琳が全く感情のこもっていないような声で言い放つ。

「く!?」

「一時は天下に名を轟かせた袁家の最後がこんな形だなんて人間の人生なんてそんなものなのかしら?」

袁紹が青い顔をしながら震えているのを眺めながら華琳はまるで魂のない人形のように無表情だった。

「こ、こんなことをしてただd「うるさいわよ」」

袁紹が何かを言おうとした瞬間華琳が鎌の殺傷能力がない部分で袁紹を叩きつける。
本来の華琳ならこんな事をしないだろうが今回は状況が悪かった―――華琳は覇王として覇道を歩んでいると言っているが人としての根幹の部分がやさしい少女でどんな状況でも民の事を考えている。戦を繰り返すのだって自分より明らかに劣っているような無能が民を蔑ろにしながらのうのうと生きていることが許せなくて起こしていることだと俺達側近たちは知っているし、もしも華琳がそれ以外の私利私欲のために戦を起こそうとしたりしたらおれたちが止める。
今回袁紹は私利私欲のために民の事を考えていた董卓を大罪人として殺そうとした上に洛陽の民の生活を滅茶苦茶にして私利私欲を満たしていた。
元々華琳と袁紹は幼少のころからの知り合いであり、華琳は認めないだろうが袁紹のことをそれなりに認めていた存在だったはず。だからこそ今回の一件は許せなかったのだろう―――袁紹が董卓以上に民の事を思って政治をして入れはそうは思わなかったかもしれないが袁紹はそれとはまったくの逆の事をして華琳を失望させてしまった。自分自身が認めた者が悪政をしているなど許せなかったし、今この瞬間一番後悔しているのは袁紹ではなく華琳だったのかもしれない。
幼いころを知っている者としてなぜ間違った道に進ませてしまったのか、どうして正すことができなかったのかという自責の念が大きかったのだろう。
しかし、人間とは面白いもので何かを考えるのは何かが起こってしまった後であるということだ。まさに後悔先に立たずであった。

しかし、運命とは残酷なものでありそれは華琳もどこかで分かっていた。
心のどこかで旧友を切りたくはないという思いがるのはわかってたのかもしれない。しかし、ここで自分自身でやらないと天下など夢のまた夢だということに。
そして天下に届かないということはいままで殺してきたたくさんの命に報いることができないものであることも分かっていた。
そして有能であり根幹が甘すぎるが故に悩むものであるが華琳の目にはいつしか無から明らかに決意のこもった眼に代わっていた。
華琳はこれからも覇王として波動を歩いて行くのだろう。それこそ今まで以上に困難な道になることは分かっている。
だが今の決意を思っていけるのならけして道半ばで折れることはないだろうし、俺たちが折れないようにすればいい。

華琳は袁紹に向かって鎌を振り下ろす。
今回の一件で華琳を含めて周りにも考えさせられることは多かった。しかし、それ以上に得る物も多かった。君主、そして側近たちは君主を支えるために新たな決意を持ってこれからの覇道を生きていくのだろう。
大学の関係や地震の関係で更新できなく申しわけありませんでした。
またこれから大学が少し忙しくなる関係で更新が1,2か月以上できなくなってしまうと思われます。
こんな駄作を読んでくださっている皆様には申し訳ありません。
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