ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
どうも、お久しぶりの更新です。最近忙しくて更新できませんでした。すみません。これからはもっとスケジュールを考えて書こうと思います。それではどうぞ♪
第七話「初任務」
試験に合格して早三日。俺は早くも任務を言い渡された。それは第162観測指定世界にあるロストロギアの回収。ただ、その任務を言い渡したのはクロノ提督である。そのため、なのは、フェイト、はやて、そしてはやての家族であるヴァルケンリッターが共に行く合同任務だ。午前11時・・・とりあえず学校は早退ということで、俺は教室を出る。そのときはなのはとフェイトも一緒である。

「じゃ、いってらっしゃいフェイト。授業のノート取っとくからね。」

「うん!ありがとうアリサ」

「なのはも!気をつけてね」
「はぁーい!」
そう言って二人が教室を出た。そして俺はアリサにばれないように教室を出ようとしたが・・・

「直人、あんたもよ!」

「はいはい・・・」

見事に失敗。男子から睨まれて教室に出ることとなった。屋上ではやてと合流。俺たちはバリアジャケットを装着し、転送装置で管理世界へと飛んだ。


「・・・・随分殺風景な世界だな」

「まあ、観測指定世界だからね。」

荒野が広がるこの世界。早速、北部定置観測観測基地に向かうことになった。3人とも空を飛んでしまう。

「あれ?どうしたの?早く行こうよ」

「・・・俺、空は飛べないんだが」

「あ、そういえば・・・」

「でも直人、登録は空戦騎士の設定だったよ?」

「そうなんだよな・・・マリカ?」

「そういえば剣術ばっかりでそういう魔法はやっていませんでしたね・・・」

マリカが「あはは」と笑って誤魔化す。どーすんだよ、この状況。

「じゃあ、やってみよう。直人君。全身に魔力を張り巡らせて」

「あ、ああ・・・」

俺は言われたとおりに全身に魔力を流した。

「そこから少しだけ足に集中」

「・・・・・・」

足に少しだけ魔力を移動。

「思いっきりジャンプ!」

「はっ!」

言われたとおりにジャンプすると、体が跳ね上がり、なのはたちよりも上で静止した。

「と、飛べた・・・って、高!」

「そこからゆっくり力を抜いて!上手くコントロール!」

「わ、わかった!」

俺は言われたとおりにコントロールし、ゆっくりと降りる。

「すごいね!一発で飛べるなんて!」

「あ、ああ・・・自分でもびっくりだよ」

まさか空を飛ぶなんて、考えたこともなかった。

「じゃあ、行こう!」

そう言って俺たちは北部定置観測観測基地に向かうこととなった。

「直人君の今後の課題は空を飛ぶためのコントロールだね。みっちり教えてあげるよ」

「は、はは・・・よろしく、教官」

またなのはの指導を受けるのか・・・これはまたボロボロになるな。すると、デバイスに通信が入った。

『聞こえるみんな?』

「エイミィだ。聞こえるよ!」

「あれ?この声・・・」

確か召喚試験のときに聞いたような。

『あっと、直人君は初めてだね。執務官補佐兼アースラの通信担当のエイミィ・リミエッタです。以後よろしく♪』

「了解です、リミエッタ執務官補佐」

『固いなぁ、エイミィでいいよ?』

「わかりました。エイミィさん」

『ふふ、じゃあ改めて任務の説明ね!そこの世界にある遺跡発掘先を二つ回って発見された古代遺物ロストロギアを確保。最寄の基地で詳しい場所を聞いて、モノを受け取って、アースラに戻って本局まで護送!』

「平和な任務ですねぇ」

「でも物が古代遺物ロストロギアだろ?危ないと思うけど・・・」

『直人君の言うとおりだね。油断は禁物だけど、なのはちゃん、フェイトちゃん、はやてちゃん、そして直人君が揃ってて、もう一ヶ所にはシグナムさんとザフィーラがいるから、多少の天変地異はなんとかしちゃうよね?』

天変地異も防げるのか、この3人・・・

『よろしく頼む』

「「「「了解」」」」

そこで通信が切れる。すると、なのはがこんなことを言い出した。

「そういえば直人君、この前の試験で飛んでなかった?」

「え?あ、ああ・・・あの時か」

そう、シグナムさんに接近して斬りかかった時のことである。

「リミットブレイクだと色々直感的になるから、滅茶苦茶なんだよな」

「前にも使ったけど、リミットブレイクって具体的にどういうの?」

「ああ、デバイスと俺の体のリミッターを同時に解くんだよ。それで一時的に爆発的な力を得られる。」

「体のリミッター?」

「そこは私が説明しましょう」

そう言ってマリカが俺の肩に乗る。

「人間は普段身体の30%の潜在能力しか使っていません。デバイスの補助を元にそれを無理矢理引き出すのがリミットブレイクです。言わば、人間の体に掛かっている枷を外すわけです。」

「なるほど・・・それって結構すごいんじゃ?」

「はい、しかしながらデバイスを補助にしても、限界というものがあります。普段眠っている力を一気に解放させたら体が持ちません。なので、あまり使わないようにさせているんです。今のマスターでは良くても20分が限界ですからね」

「そんな危ない技なんだ・・・」

なのはが俺を見る。まあ、訓練前に「無茶なことはしない」ということを聞かされているので、ちょっと怒っている。

「直人君?そのリミットブレイク、滅多なこと意外使っちゃだめだよ?」

「了解・・・」

やばい、なのはの視線が怖い・・・!

「でも、それが空を飛んだのと何の関係があるんや?」

「はい。マスターの体に流れる魔力を底上げするので、脳が刺激され、直感能力が上がるんです。わかりやすく言えば、本能的に動くことになるわけです。」

「成る程、だからあの時だけ飛んだんやな?」

「そういうことだ。」

「あ、あれじゃないかな?基地」

フェイトが指差すその先に、立派な建物が建っている。

「この世界を観測するだけにあるなんて、ここで勤めている人は色々不便だな」

「あはは、まあ、こういうのが好きで勤めてる人もいるみたいだけどね」
そう言って俺たちは降下して行った。着地すると、よろめいてしまう。

「おっとっと・・・」

「大丈夫?」

「ああ、まだ慣れてないから、ちょっとキツイかな」

『Jacket Off』

ジャケットを解除し、基地の中に向かう。

「さて、基地のほうは・・・と」

中に入ると、二人の局員に迎えられた。

「遠路お疲れ様です!本局管理補佐官グリフェイス・ロウランです!」

「シャリオ・フィニーノ通信士です!」

「ありがとう」

なのはが軽く敬礼した。

「ご休憩の準備がしてありますので、こちらへどうぞ」

「あ、平気だよ。すぐに出るから」

「私らこれくらいの飛行じゃ疲れたりせーへんよ。グリフィス君は知ってるやろ?」

疲れたりしない・・・か。少し疲れている俺はまだまだ未熟なのかもな・・・

「はい・・・存じ上げてはいるのですが・・・」

と、少し焦っている。なんでだろう?

「あ、二人はあったことなかったな。こちらグリフィス君。レティ提督の息子さんや」

「はじめまして!」

「「あー!」」

と、二人が納得してる。提督が知り合いって、お前らどんだけだ。

「フィニーノ通信士とは初めてだよね?」

「はい!でも皆さんのことはすごーく知ってます!本局次元航空部隊のエリート魔導師 フェイト・T・ハラオウン執務官! いくつもの事件を解決に導いた本局地上部隊の切り札 八神はやて特別捜査官! 武装隊のトップ 航空戦技教導隊所属!不屈のエース 高町なのは二等空尉!陸海空の若手トップエースの皆さんとお会いできるなんて光栄です~!」

と、フィニーノ通信士が首をぶんぶんと振る。この人あれか?時空管理局マニアみたいなものか?

「あ、あはは・・・」

なのはが困ったように笑ってる。まあ、あれだけ語られたらそうなるわな。

「リインフォースさんのことも聞いてますよ!とっても優秀なデバイスだって!」

「ありがとうございますです!」

それにしても、この3人は有名人なのか。驚きだな。すると、フィニーノ通信士が俺のこ
とを不思議そうに見ている。

「えーと?どちらさまでしょう?」

「こらシャーリー!失礼だろう!」

「あ、すみません!私ったらつい!」

まあ、しょうがないか。俺を知ってるのって、この三人とクロノさんたちくらいだもんな。

「申し遅れました。先日嘱託魔導師に任命された井上直人です。以後よろしく」

「えっ・・・!井上直人って、あの!?」

「あの?」

「シャーリー!」

「あ、す、すいません!嘱託魔導師試験を満点でクリアし、実戦試験でシグナム三尉を倒したという騎士の方の話で話題が持ちきりで!まさかお会いできるとは・・・」

そんなにすごいのか、シグナムさん。

「なんや、もう直人君も有名人やな」

「そんなに騒ぐことなのか?」

「まあ、シグナムも歴戦の猛者で名前が通ってるから」

そうなのか、というか、そんな人と戦ってよく生き残れたな・・・俺。

「そういえばシャーリーって呼んでたよね、仲良し?」

「す、すみません!子供のころから家が近所だったもので・・・」

そこは謝るところか?ロウラン補佐官。

「幼馴染だ!」

「いいね、私たちも幼馴染だよ。」

「幼馴染の友達は貴重なんだから・・・大事にしてね!」

「「はい!」」


一方、荒野そこにいるのは二人の男と、一匹の豹のような獣。

「この辺り・・・?」

「ああ、ボスからそう言われている。どうする?」

「ボスより、まだ表立った行動はするなと言われている。管理局の連中が一ヶ所に集まり次第、叩くぞ・・・」

「ああ・・・」

男と獣はその場を後にした。


さて、俺たちは基地から飛び立ち、遺跡がある場所へ向かうことになった。

「ようやく慣れた・・・この浮遊感」

「ホント?でも気をつけてね?コントロールしないと、魔力を駄々漏れにしちゃうから」

「わかった。気をつける。」

つまり戦闘での魔力配分を考えなきゃいけないってことか。すると、フィニーノ通信士から通信が入った。

『皆さんの速度ならポイントまでは15分ほどです。古代遺物ロストロギアの受け取りと艦船の移動までナビゲートします。』

「はい・・・よろしくね、シャーリー」

「グリフィス君もね!」

『はい!』

「しかし私たちもー6年目かー」

「中学も今年で卒業だしね」

「卒業後は今より忙しくなるかな」

「みんな大変なんだな。」

「そうだね。私は長期の執務官任務も受けることになるし」

「私も教導隊の一員としてあちこちを回ることになるね」

「私は卒業の少し前にミッドの地上にお引越しや」

へえ、ミッドチルダにねぇ・・・というか、みんな就職ってことか?

「ミッド首都の南側で家族6人で暮らせる家、えーカンジのとこを探し中や。決まったら遊びに来てな」

「うん!」

「行く行く!」

「そういえば、直人君はどうなん?」

「え?」

「中学卒業したら、どないするん?」

そういえば考えたことなかったな。中学卒業してから・・・なんて。魔法に出会う前は、もっと世間なんてどうでも良くて、ただただ生きているだけだった。

「うーん・・・進路のことなんて全然決めてないな・・・」

「じゃあ時空管理局に入ったら?」

「はは、まあ考えておくよ。まずはマリカの願いを叶えること。それからだ」

そう、今の目標はそれだ。俺と同じ想い、絶対にさせたくない。

「あ、見えてきたよ・・・でもあれって・・・」

確かに遺跡は見えてきたのだが、煙が上がっている。そして、その先には人が機械に襲われていた。

「現場確認、機械兵器らしき未確認体が多数出てきてます!」

「ん!」

「フェイトちゃん!救助には私が回る!」

「なら俺は斬り込みに行かせてもらう!」

「私は遊撃する!はやてとリインは上から指揮をお願い!」

「了解!」

それぞれがやるべきことを考え、散開する。

「マリカ!行くぞ!」

「はい、主!ユニゾンインッ!」

俺の髪が青く染まり、メシアの白銀の刀身も稲妻を帯びた。

(「ライトニングスラッシュ!」)

俺とマリカの声が重なり、敵を迎撃する。しかし・・・

「何!?」

刃が通らない。帯びていた魔力の稲妻も消えてしまった。

「ちぃ!」

「あれは、フィールドエフェクト!?」

「直人君!下がって!」

なのはの言葉に従い、勢いよくジャンプする。すると、なのはのディバインシューターが当たるが、無効化されてしまった。

「無効化フィールド!」

「どういうことだ!?」

「AMF・・・AAAランクの魔法防御が機械兵器に!?」

「直人君、離れて!そこにいたら魔法は使えない!」

「ちぃ!下がるしかないのか!」

確かに、先ほどより飛ぶ出力が落ちている。

「「直人(君)避けて!」」

「え!?うおおおおおお!」

見ると、なのはのスターダストフォールと、フェイトのサンダーフォールがガシェット達に当たった。俺も危うく当たるところだった。

「危ないだろ!」

「避けてっていったよー?」

もっとテンションあげて言えっつーの!

(主、お二人は魔法によって作り出された効果を相手に当てたのです。ならば我々にもできます!)

「ああ、あれをやるか!メシア!」

『Lode Cartridge!』

「虚空雷閃!」

メシアを思いっきり振るった。すると、その衝撃刃が稲妻を帯びて機械兵器に向かっていき、切り裂いた。すると、ははやてが機械兵器を捕獲して、下りてきた。

「すごいです!」

「ほんまや、よく考えたな、そんなん」

「まあな。今のは筋肉をすごい使うから嫌いなんだが、手が見つからなくてな」

さて、古代遺物は無事かな?あ、フェイトが確認している。どうやら無事らしい。発掘員を基地に転送し、俺達はゲートに向かうことになった。別の場所に回収に向かったシグナムさんたちもガシェットに遭遇したが、一蹴した。俺、こんな人に勝てたのか。そして合流し、ゲートを開いてもらった。

「ふう、これでお終いか・・・任務も楽じゃないな・・・」

「お疲れ様。この後お食事会だから、気にしない気にしない♪」

「そうだ・・・っ!」

突然殺気を感じた。殺気を感じた方向を見ると、そこには二人の男と、一匹の豹のような獣がいた。

「管理局の人間・・・ってわけじゃなさそうだな・・・」

コートの男が笑う。なのはたちも全員デバイスを構えている。やはり味方ではないようだ。

「無能な管理局と一緒にしてもらっては困る」

「シャドウ・・・か?」

「ほう、よく知っているな・・・いや、その蒼き甲冑。成る程、貴様が井上直人か?」

「そうだ・・・」

「わが名はヴァン!あのダンピールを退けた実力、俺に見せてみろ!」

「・・・!」

男が斧を持って迫る。速い!一気に距離を詰められた!

「マリカ!」

(はい!主!)

魔力が一層高まり、メシアで対抗した。その斧の一撃が重い。

「ぐぅ・・・!」

「ははは!ふっとべぇ!」

「うわあああああああ!」

そのまま俺は吹き飛ばされた。


直人君が襲われた。この前のシャドウという革命団・・・狙いはまたリンカーコア?

「あんらぁ・・・可愛い子たちばかりじゃなぁい?」

「なんだテメェ!」

「あらあら、女の子がそんな言葉使ったらだめよぉ?オカマの私がいえないけどぉ」

男の人は体をくねらせながら太刀を構える。正直気持ち悪い。

「さぁて、私は無意味な争いは嫌いなの、あそこの馬鹿と違ってね。そこのエネルギー体を渡してくれれば見逃してあげるわ。どうする?」

「そんなこと、応じる分けなかろう。それに、その太刀、何人も人を斬っているな・・・」

「あんら、そこのお姉さん、よくわかったわね」

その言葉と共に、私たちに殺気が放たれた。う、動けない・・・

「あらら、この程度なの?期待外れねぇ・・・」

「これしきで・・・!」

そう言ってシグナムさんが剣を構えた。ザフィーラも動く。

「さすがは古代ベルカの歴戦の猛者・・・と言ったところかしら?闇の書プログラムのヴァルケンリッター?」

「違う!我々は夜天の書の守護騎士だ!」

「一緒じゃない?でもね、今日の目的はあなた達じゃないのよ・・・そこの古代遺物ロストロギアが欲しいのよ・・・それさえあれば、あなた達のリンカーコアも不要だから。」

「目的は何だ・・・」

「うーん・・・教えても良いのだけど、ボスに止められてるのよねぇ」

「アビス・・・作戦の時間の無駄だ・・・さっさと回収するぞ。そこの雑魚など、放っておけ」

「あらあら、アウスちゃんも言うようになったわねぇ・・・まあいいわ、さっさともらって帰りましょう」

そうアビスという男が言った瞬間、風が吹いた。そして、いつの間にかアビスが後ろにいて、ロストロギアのケースを持っている。

「ば、馬鹿な・・・」

「は、速い!?」

「私が速いんじゃないわぁ・・・あなた達が遅いのよぉ・・・」

「作戦時間が迫っている。行くぞ・・・」

そういった瞬間、一人と一匹は消えてしまった。


「そらそらそらそらぁ!」

俺は吹き飛ばされ、荒野の下で戦闘を繰り広げていた。

「メシア!3nd!」

『3nd mode!』

メシアが西洋剣からレイピアの姿に変わる。これが第3のフォームだ。突発的な「突き」に特化したレイピアで、振り下ろされた斧を交わしながら反撃する。

「やるじゃねえか・・・だが、そんな細い剣じゃあこいつは貫けねぇぜ!」

「どうかな?メシア!」

『Speed bust!』

メシアの声とともに、突きの速度と威力が倍増する。

「ぐぉ・・・速くなっただと!?」

「メシア!」

『Lode Cartridge!』

「雷速連牙!」

「ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」

その連続で放った突きによって。そのまま男が吹き飛ばされる。

「はぁ・・・はぁ・・・」

『やりましたね、主』

「ああ、なんとかな・・・」

「ふぅ~危ない危ない・・・」

煙の中から声がした。馬鹿な・・・あれを喰らって平気なんて・・・。出てきた男は多少傷は作っているものの、致命傷は負っていない。

「さて、中々だったが・・・本気でやらせてもらおう。俺はシャドウの幹部「ヴァン」この名前、冥土の土産に覚えておけ・・・デバイス複合!行くぞ、チェーン、ハルバー!」

『『ja.』』

すると、その斧は鎖と複合し、鎖鎌ならぬ、鎖斧へと変化した。

「ハルバートチェーン・・・・その名の通りだが、だからと言って舐めてもらっては困るぞ!」

ヴァンが俺に突っ込んでくる。鎖を投げてきて、俺はそれを避ける。しかし、第二波があった。今度はハルバートが飛んでくる。

「ちぃ・・・!」

「甘いな・・・」

「何・・・がぁ!」

『主!』

後ろからチェーンにナイフがついたものが突き刺さった。

「が・・・あ・・・まさか、追尾・・・型・・・」

「だから言っただろう。舐めてもらっては困る・・・とな」

「負ける・・・か・・・」

俺は立ち上がる。今の刺され、ナイフを抜かれた痛みで激痛が走るが、俺は立ち上がる。目の前の敵を倒すために。

「立つ・・・か・・・何故だ?もう圧倒的だ。あきらめろ」

「ふざ・・・けんな・・・ここで諦めたら・・・俺は・・・こいつの夢、叶えられなくなっちまう・・・」

「ふん、たかがデバイスのために命を捨てるか?」

「・・・たかがデバイスじゃない・・・マリカは・・・家族だ」

『あ、主・・・!主、もうやめてください!これ以上は体が・・・!』

「面白いやつだ・・・そして気が変わった。その命、預けよう」

「な・・・に・・・?」

男はデバイスを引っ込めた。もう足はフラフラで、俺は倒れてしまった。

「井上直人・・・お前は俺と戦うにふさわしい男だ・・・その執念で私の所まで這い上がって来い・・・」

そう言うと、男の足元が光る。どうやら魔法陣が展開されているらしい。

「ま・・・て・・・」

「強くなるがいい・・・そして、このヴァンを倒せるほど、強くなってみろ」

そう言って男は消え、俺の意識も、闇の底へ沈んで行った。時空管理局に就いてから3日目の初任務。初任務は失敗に終わった。
さて、直人は初めての敗北です。立ち直れますかねぇ・・・不安です

秋風「どうだった?負けて」

直人「とても綺麗な質問だな、殺すぞ?」

秋風「まあまあ、君が負けることは初めから決まってたし」

直人「嫌な作者だな。」

秋風「ちなみにこの後の話でも、もう一回負けるから」

直人「おいぃぃぃぃ!!!!何ネタばれ発言してんだ!」

マリカ「主!叫んではいけません!傷に触ります!」

直人「あ、ああ・・・ありがとう」

マリカ「ベッドで安静にして、寝ていてください」

秋風「なんだかマリカはお母さんみたいだな」

マリカ「えっ!?な、何を馬鹿な・・・・」

直人「だけどこいつ朝滅茶苦茶弱いぞ?」

秋風「そしたら朝飯作ってもらえないね。それは残念」

マリカ「私だって寝不足なのは・・・」

直人「夜中にゲームしてたり本読んでるから」

マリカ「うぅ・・・・」

秋風「あらら」

マリカ「クリスタルダガー!」

秋風「ぎゃああああああああああああああああああああああ!!!!」

マリカ「ハァ・・・ハァ・・・」

直人「何してんだお前・・・・」

マリカ「この作者がそういう設定にしたのがいけないのです」

直人・マリカ「次回第八話『悪夢』TAKE OFF!」

秋風「か、感想とか待ってます・・・・ガク」