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さて、最近毎日書いてますけど、結構楽しいです。しかも毎回長くなる。
まあ、それも小説の運命ですね(笑)
今回は久々に戦闘です。やっぱりどこまで書いてもへたくそなので、その辺はごめんなさい。
第六話「嘱託魔導師試験」
ここは時空管理局本局。今日はそこに嘱託魔導師としての試験を受けに来た。

「へぇ〜・・・随分と面白いところだな・・・」

俺はあたりを見渡しながら歩く。すると、ポケットからマリカが顔を出した。

「主、あまりはしゃがないでください、恥ずかしいです」

「ああ、悪い。それにしても、なのはたちはまだかな?」

「エントリーには時間が掛かると言っていましたから、しょうがないですよ」

そう、なのはたちは俺のエントリーの書類を届けてくれている。それまでしばらく時間があるので、ロビーで待っている。

「・・・・それにしても、随分と殺風景だな、外」

「仕方ありません、ここは海で言えば深海のような場所ですからね。」

「そうか・・・」

そんな会話をしていると、一人の男がやってきた。

「君が井上直人君か?」

「え、はい・・・そうですが・・・」

「僕はクロノ・ハラオウンだ。君の試験官に抜擢された。よろしく頼む。」

「井上直人です。こっちが俺のユニゾンデバイスのマリカ。これが俺のアームドデバイスのメシアです。」

「マリカです。よろしくお願いします。」

『My Name is Messiah. Nice to meet you.』

「ふむ、聞いてた通り、主とデバイス。両方とも礼儀正しいな。」

「え?聞いていた?」

誰から聞いたのだろうか?いや、必然的にあの3人だろう。

「僕はフェイトの義兄なんだ。気がつかなかったかい?」

「あ、そういえばハラオウンって・・・」

そういえば言ってたな。じゃあこの人提督なのか。ちょっと緊張するな。

「いつもフェイトがお世話になってるよ。この前も助けてくれたらしいな」

「い、いえ・・・最近はフェイトにはお世話になりっぱなしで・・・」

なんというか、威厳があるというか、凄そうな人だ。

「では、これから筆記の試験場に案内する。着いて来てくれ」

「わかりました。」

クロノさんの指示に従って、俺は後をついていく事にした。そして部屋に入ると、一人の女性が座っていた。確かこの金髪の女性は・・・

「あれ?あなたは確かシャマルさん?」

「ええ、お久しぶりです。私が試験官なので、お願いしますね」

「はい。お願いします。」

そう言って俺は頭を下げた。そういえばはやての家もみんな管理局員だっけ。

「では、ここで筆記試験を行います。どうぞ座ってください。デバイスのお二人は外でお待ちください。」

「わかりました。」

そう言ってマリカが退室した。俺は席に座り、シャーペンと消しゴムを取り出す。

「試験時間は50分、不正などはしないでくださいね?もっとも、はやてちゃんから聞いてる限り、そんなことはしそうにありませんが。」

「はは、わかりました。」

「では、始めてください」

俺はプリントを受け取り、問題を解き始める。あまり難しいわけではない。ほとんどフェイトとやったものが少し変えられているだけ。でも、フェイトと勉強しなかったらどうなっていたことやら。大体40分位で問題を仕上げ、見直しをする。なんだか学校でテストするのと変わらない気がした。

「はい、時間です。どうでしたか?」

「とりあえず、フェイトとの勉強が無駄にならない位には・・・」

シャマルさんが苦笑する。そんなに変なことを言ったかな?部屋を出ると、マリカが不安そうに俺を見ていた。

「あの、主・・・どうでしたか?」

「ん?まあ、努力したよ。問題ない。」

「そうですか・・・」

そう言ってマリカがため息をつく。どんだけ心配性なんだお前は。すると、クロノさんが戻ってきた。

「さて、次は儀式試験だ。第二訓練場に案内する。」

「はい。」

返事をしてクロノさんと歩く。すると、クロノさんが口を開いた。

「井上君」

「はい、なんですか?」

「君はフェイトの事をどう思う?」

「え?う〜ん・・・学校のクラスメート・・・というか、友達ですね。最近は」

「・・・ふむ。そうか・・・」

何故か安堵のため息をついている。

「いや、実は君の事を聞いたとき、どんな男がフェイトの近くにいるのか気になっていてね。」

「あの・・・それってフェイトのことが心配でたまらなかったと?」

「まあ、そうなる・・・」

シスコンなんだ、この人。まあ、悪いことじゃないけど。

「今、何か失礼なことを考えたか?」

「いえいえ、滅相もない。」

やばい、心の中読まれた。そんなことを言っているうちに、いつの間にか第二訓練場に到着していた。

「でわ、頑張ってくれたまえ」

「はい。」

部屋に入ると、スピーカーから声がした。

『これから儀式試験を始めます。氏名と出身世界をどうぞ♪』

軽快な女性の声が入ってくる。

「地球出身、井上直人です。」

『では最初に儀式実践のテストですが、召喚のよる儀式でよろしいですね?』

「はい、間違いありません。」

「それではさっそく始めてください。」

女性の言葉に「了解」とだけ答え、俺は魔法陣を展開した。

古よりある癒しの一族よ

我が名において契約を果たしし者の来訪を願わん

癒しのエルフ「カナリア」我が前に姿を現せ!


魔法陣が輝き、そこにはカナリアの姿が現れた。

「お呼びでしょうか?マイマスター」

「ああ、話したとおり、試験だから呼び出した。楽にしててくれ。」

「はい、マイマスター」

『お疲れ様です。これで試験は終了なので、戻していいですよ。』

「呼び出して早々悪いが、戻っていいよ。済まなかったな、カナリア」

「いえ、我が命はあなたの為にあります。あなたの為ならどこへでも参上いたします。それでは・・・」

そういってカナリアは姿を消した。

「ふぅ・・・」

『それじゃあ、ここで昼食にしてください。一時間後、戦闘実践のテストを行いますので。』

「わかりました。」

「お昼ですか♪」

マリカが嬉しそうにしている。そういえば朝はあんまり食べなかったからお腹すいたな。一旦訓練室を退室した。

「さて、食堂はどこだっけ?」

「直人君!」

「あ、なのは、それにフェイトにはやても・・・」

3人が駆け寄って来た。そういえばどこに行ってたんだ?

「試験お疲れ様。後は戦闘試験だけだね。」

「うん、まあね。食堂に行こうと思うんだけど、どこにあるの?」

「あ、それなんだけどね・・・」

そう言ってなのは達がでかい重箱を出した。

「お弁当、みんなで作ったんだ。一緒に食べよう?」

「へえ、凄いね。じゃあそうしようか・・・」

こうして俺達はロビーでなのは達の弁当を食べることとなった。ロビーで弁当を広げると、そこには色とりどりのおかずやおにぎりが並んでいる。

「じゃあ、いただきます」

そう言って俺は箸で玉子焼きを食べる。

「・・・・・・・・・」

「ど、どうかな?」

フェイトが聞いたということは、これはフェイトが作ったのかな?

「うん、おいしいよ。」

ほ、ほんと!?よかった・・・」

もしかして味見とかしてないのか?すると、どんどんおかずやら何やらが紙皿に乗せられる。
「さ、どんどん食べて午後に備えや、直人君」

「あ、ああ・・・そうするよ」

心なしか、随分と量が多い・・・

「なんたって次の相手は・・・」

「はやてちゃん、駄目だよ。対戦相手言ったら・・・」

「あ、そうやった。」

何?そんなに恐ろしい相手なわけか?すると、隣でパクパクとマリカが食事する。

「すごく美味しいです。千草の料理に匹敵するかもしれません」

と、ニコニコ顔で料理を食べている。

千草さんって?」

「俺の姉さん。なのはは会ったことあるだろ?」

「ああ、あの優しそうな人だよね。」

「姉さんはレストランのシェフをやってるかなら。料理は上手い」

「ちなみに何て言うレストラン?」

「アトランティカ」

「「「アトランティカ!?」」」

三人が同時に驚きの声を上げた。それもそのはず。「アトランティカ」は海鳴に存在する超高級レストランで、女性にも人気が高く、雑誌に何回も取り上げられている。たしか数回姉さんも取材を受けたことがあった。余談だけどね。

「アトランティカって、予約しても一ヶ月待ったりしないと入れないんだよね?」

「その上高級料理店だから料理も高いし、味もすごく美味しいって評判の」

「そんなレストランのシェフをやっている人が身近にいるなんて、世間も狭いんやな。」

と、3人はただ驚くばかりである。

「どうせならこの試験が終わってから主の家に来てはどうですか?」

「え?いいの?」

「主、どうせなら千草と一緒に料理を作ってあげてはどうでしょう?今回のお礼もかねて」

「・・・まあ、そうだね。姉さんにも連絡しておこうか」

俺の言葉に、3人は喜びの声を上げる。

「わあ、楽しみだなぁ・・・あ、そうだ。アリサちゃんやすずかちゃんも誘ってもいい?」

「ああ、いいよ。・・・というか、誘わないと後が怖いし」

3人が苦笑する。まあ当然だよね。それからしばらく食事をして、とうとう戦闘試験の時が来た。俺はバリアジャケットに身を包み、深呼吸をする。どんな相手かわからないので、少し緊張する。

『マスター、緊張せずに頑張りましょう』

「ああ、そうしよう。」

メシアに励まされ、主がデバイスに励まされるのってどうなんだろう?などと考えてしまう。すると、向こう側の扉が開いた。そこにいたのはピンク色のポニーテイルに騎士甲冑を見に包み、剣を持った女性。俺はこの人を知っている。

「シグナムさん・・・でしたね、確か一度お会いしました。」

「ああ、今回の戦闘試験の担当だ。よろしく頼むぞ。まさかこんな形で剣を交えるとは思っていなかったが、楽しませてもらおう。」

「はい、お願いします。」

そう言って俺もメシアを手に取った。シグナムさんもデバイスを持つ。

「我が名はシグナム。そして古代ベルカ式アームドデバイス『レヴァンティン』全力で相手をさせてもらおう。」

「井上直人。古代ベルカ式アームドデバイス『メシア』いざ尋常に・・・」

「「勝負!」」

こうして俺とシグナムさんの勝負が始まった。互いのデバイスが交じり合い、攻撃が繰り返される。

「ぐっ・・・!」

俺は今やや押されている。その受ける剣の威圧感は達人の域に達している。この前の相手同様、強い!

「このぉ!」

俺は剣を弾き、そのまま斬りかかる。しかし、それは軽々と受け止められる。

「なかなかだが、その程度では私を倒せんぞ!レヴァンティン!」

《Explosion!》

そう言ってシグナムさんは距離を取り、カートリッジをロードした。

「紫電・・・一閃!」

炎を纏ったレヴァンティンが俺に襲い掛かる。

「メシア!」

『All right My master!Lode Cartridge!』

カートリッジがロードされ、メシアにも蒼い電撃が帯びる。

「蒼雷一閃!」

互いの技がぶつかり合い、爆発が起きる。俺は周囲が煙で見えないため、一旦距離を離した。すると、煙から上空に何かが飛び出す。答えは否、シグナムさんだ。

「フム・・・随分と良い技を持っているな」

「それはどうも」

そう言って俺はメシアを握りなおした。恐らくシグナムさんはまだ余裕中の余裕だろう。だが、それでは試験を受ける俺としては、非常に面白くない。

「・・・シグナムさん」

「なんだ?」

「本気でやりませんか?試験だからって、まだ力を抑えているでしょ?」

「ほう?」

シグナムさんがレヴァンティンを構え直した。

「いいんだな?後悔するなよ?」

「はい、もちろん・・・」

「では行くぞ!レヴァンティン!」

レヴァンティンが剣から鞭状に変わる。

「メシア!俺達も全開だ!あれをやるぞ!」

『All right!Remit break!』

俺のバリアジャケットが蒼から真紅に変わり、メシアの形が変わった。

「それが本気か?」

「クリムゾンセイバー・・・全力でやらせてもらう」

そう言って俺は空中にいるシグナムのところまで飛び、間合いを詰めた。

「火竜・・・一閃!」

俺に火竜一閃が襲い掛かる。俺はそれを受け止め、そして弾くが、押されてしまう。

「ぐっ・・・メシア!」

『Lode Cartridge!』

カートリッジがロードされ、魔力刃が伸びる。

「紅蓮蒼雷!」

俺がメシアを振るうと、紅い稲妻と蒼い稲妻が混ざり、紫色の刃の波動が振り出される。

「ぐぅ・・・!やるな・・・!」

シグナムさんが紅蓮蒼雷を受け止める。結構本気だったのでショックだ。だが、そんなことを言ってはいられない。俺は第二策を実行する。

「クリスタルダガー!」

『Crystal Dagger!』

マリカが使う魔法の一つでもあるが、元はメシアからの派生。なので、それを扱えるのは当然である。俺はその無数に生まれる魔力のダガーを投げる。

「ふっ・・・!まさか飛び道具もあるとは・・・だが、その程度では話にならんぞ!」

「どうだかな・・・!」

「何!?」

俺が手を振ると、飛んでいったダガーが戻ってくる。そしてシグナムさんがそれを再び斬り払う。

「まさか追跡機能を持っているとはな・・・」

「マリカとのユニゾン状態ならもう少しましにはなるんだが・・・まあ、文句を言っていてもしょうがないな・・・」

そう言って俺は再びシグナムさんと剣を交える。カートリッジも、そろそろ無くなってきている。次で決めるべきだな。

「・・・・そろそろカートリッジも少ない・・・次で決める。」

「奇遇だな・・・私もだ」

互いに地上に着地すると、俺は剣を握り直す。それはシグナムさんも同じだ。沈黙が流れる。そして・・・

「レヴァンティン!」

「メシア!」

ほぼ同時にカートリッジがロードされ、互いに駆け出した。

「紫電一閃!」

「紅蓮一閃!」

互いの技が激突し、大爆発を起こした。

ずっと戦いを見てたけど、この前よりずっと成長してる。シグナムさんと渡り合えるなんて、びっくり。はやてちゃんもフェイトちゃんも、そしてクロノ君も唖然としている。そして二人の激突が本局を揺らした。周りの人たちはきっと何事だろうと騒ぐかもしれない。そして訓練場が煙に包まれてた。そして、そこにある二つの影。当然、さっきまで戦っていた二人。どっちが勝ったのかな?私達は急いで訓練場の中に入っていった。煙が晴れて、二人の姿があった。すると、直人君が肩ひざを着いてしまった。

「ぐっ・・・」

そして、シグナムさんが笑っていた。

「ふっ・・・無念・・・」

シグナムさん倒れちゃった。どこかの悪役のやられ方みたい・・・って、そんなこと言ってる場合じゃなかった!そんなこと思ってる間に直人君も倒れてる!私達は急いで二人の元へ駆け寄った。


「ここは・・・」

俺が目を覚ましたのは医務室だった。確かシグナムさんと勝負して、最後どうなったんだっけ?あんまり覚えてない。すると、シャマルさんが病室に入ってきた。

「目が覚めたのね。調子はどう?」

「はい、まだ頭が痛いですけど大丈夫です。」

「無理はしないでね?あなた、相当魔力を消費して戦ったのよ?」

シャマルさんの言うとおり、もう魔力は多分空だ。すると、3人が入ってきた。その後ろにはマリカもいる。

「あ、みんな・・・」

「直人君、大丈夫?」

「随分無茶したみたいだけど・・・」

「ああ、大丈夫だ」

「まったく、シグナムに勝ったのはええけど、滅茶苦茶やで。」

あ、勝ったんだ。それはちょっと嬉しいかも。すると、マリカが後ろで怒っていた。

「まったく、主、あれほど無理はするなと・・・」

「無理はしてない。無茶しただけだ」

「意味がほとんど変わってません」

マリカに冷静な突っ込みを入れられ、あははと笑うしかなかった。あ、そういえば・・・

「そういえば、シグナムさんは?」

「私ならここだ」

すると、隣のカーテンが空き、そこにはベッドに寝るシグナムの姿があった。

「大丈夫ですか?」

「ああ、問題はない。それにしても先ほどの戦い、心躍るものだった。礼を言うぞ」

「ど、どういたしまして・・・」

あれ?この人どうしてこんなに負けて嬉しそうなの?そんなことを思っていると、なのはから耳打ちで「この人戦闘狂バトルマニアなんだ」と教えられた。

「また手合わせしてくれるか?」

「ええ、いつでも」

そんな会話をしていると、クロノさんが入ってきた。

「クロノさん」

「やあ、試験お疲れ様。結果を発表しよう。」

その言葉に、全員に緊張が走る。

「地球出身 井上直人 受験番号0772 筆記、儀式、戦闘試験共に満点!おめでとう、これで君は正式にAAAクラスの嘱託魔導師として認定された。」

「ありがとうございます!」

嬉しさのあまり、声が高くなった。すると、なのはたちが俺の手を取り、ブンブンと振っている。

「やったね井上君!」

「これから一緒に頑張ろう!」

「一緒に働けるのはなんや嬉しいな!」

そう言ってみんな笑顔だった。こうして、俺は嘱託魔導師として時空管理局に勤めることとなった。これから大いなる闇が、俺達を襲うとも知らずに・・・


つづく・・・
さて、もうすぐ期末も終わるし、今以上に投稿できるように頑張ります♪

秋風「さて、どうだった?」

直人「何が?」


秋風「勿論シグナムさんとの戦闘だよ」


直人「もうあれだね、死ぬかと思った。」


秋風「まあ、シグナムと君だと経験は天と地の差だからね」

直人「随分はっきり言うね」

秋風「当たり前だろ、どんだけ俺が今日頑張ったと思ってるんだ」

直人「まあ、バトル描写苦手ですもんね」

秋風「まったくだ。今更ながら普通の恋愛ものでも書けばいいと思った」

直人「はは、それは無理だ」

秋風「何故だ?」

直人「だってセンスないもん」

秋風「なにおぉぉぉ!」

直人「事実でしょ」

秋風「うるせぇぇぇ!このへっぽこぉ!」

直人「誰がへっぽこだぁ!」

なのは「ディバイィィン・・・バスターァァァ!」

秋風「ぎゃああああああああああああ!」

なのは「まったく、ここは喧嘩するところじゃないんだよ?」

秋風「なんで俺だけ・・・」

なのは「だって今のは完璧に秋風さんが悪いです」

直人「そうだ、少しは自重しろ」

なのは「直人君?後でスペシャルメニューだからね?」

直人「・・・はい」

なのは・直人「次回第七話『初任務』TAKE OFF!」


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