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更新遅れてすいません。とうとう最終章です。


次回からは新連載で書きますので、そちらのほうを見てください。新連載と言っても、StrikeS編に突入するだけですが(笑)
それでは、最終外伝どうぞw
外伝 最終話(第五話)「騎士達の絆」
事件から早くも3年と数ヶ月が過ぎた。まったく音沙汰が無くなったため、警戒態勢は解除された。そして、俺たちはそのまま騎士として生活を続けている。

「次!」

「はい!お願いします!」

俺に新米の兵士が木剣で斬りかかる。しかし、俺はそれを捌いて弾き飛ばす。

「切り替えしが遅すぎる!もっとすばやく動け!」

「は、はい!」

「次・・・ライ、お前か」

「ああ、久しぶりに勝負だ」

「いいだろう」

言った瞬間、互いに剣を交える。激しい攻防とともに、互いの剣が吹き飛ばされた。

「「ふっ・・・」」

互いが笑い、今度は互いにデバイスを構えた。ライは槍のデバイス「グングニル」を構える。そして互いに駆け出した。

「「うおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」」

「「やめなさい!」」

「「ぐはっ!」」

今度はアリシアとアクアがそれぞれ俺たちを叩いた。

「アリシア・・・」

「アクア、何をする」

「何訓練でガチバトルしてるのよ!新人がビビってるじゃない!」

見ると、新人として入った兵士達が怯えていた。

「立派な訓練だ。見ておいて損はない!」

「バカ!あんなの真似できるわけないでしょう!」

と、騒ぐ二人。

「あらら、また暴れ出したの?」

「まあしょうがないわね。あの二人は」

アリシアと俺がため息をつく。

「そういえばラムザは?」

「ああ、また王立図書館で勉強してるよ。なんでもガシェットを新しく作るのにはどうすればいいかって考えてるんだって。」

「ふーん。さて、新人達!これから二人一組で勝負しろ。勝った奴は休み!負けたらスクワット500だ!」

『イエッサー!』

こうして新人達の訓練が始まる。

「で、アリシアは何をしにここへ?」

「そうそう、母さんが呼んでるよ」

「プレシアさんが?」

「装置が完成したってさ。行こう!」

こうして、俺はプレシアさんのところへ向かった。


「井上直人、入ります」

「よく来たわ。」

この黒髪の女性はプレシアさんがいた。最強にして偉大なる魔導士だ。

「完成したんですか?」

「ええ、出来たわよ。転送装置」

「本当ですか。」

「ええ、これでいつでもミッドチルダへ行けるわ」

嬉しくも複雑だ。この4年で、多くの友人や部下を得た俺にとっては。

「大丈夫。メシアに転送座標を持たせているから。戻ろうと思えばここに来れるわ」

「そうですか。」

「でも、管理局の人間には渡したら駄目よ?」

「わかってますよ」

管理局にこの場所がばれたらプレシアさんが捕まってしまう。それは避けなければいけない。
「直人、とうとう行くんだね?」

「ああ。でも大丈夫だ、必ず戻ってくるよ」

俺はアリシアに笑顔で答える。

「でもすぐには出発しないでしょ?」

「ああ、王族騎士部隊の脱退願いは出したから、明日には出る。」

「そっか、寂しくなるね」

「すまない。」

「なんで謝るの。直人はここに偶然来たんだもん。帰る場所があるなら、帰らないと」
アリシアが笑顔で言ってくれる。ああ、こいつの言葉にどれだけ励まされたのかな、俺。そんなことを思いながら扉を開けると、アクア、ライ、ラムザ、それに騎士隊の隊士達がなだれ込んできた。

「み、みんな!?」

「直人さん!なんで自分達に黙ってたんですかぁ!」

「お別れも言おうとしないなんてあんまりです!」

「まだ隊長から教えてもらってないこと沢山あるのにぃ!」

それぞれが俺に対して不満を上げる。そう、俺はみんなには黙っていた。自分が異世界から来たことも、いずれ帰らなければならないことも。
「みんなには本当に申し訳ない。あいつの捜査も終わってないのに」

「大丈夫。僕たちに任せておいて。」

「お前1人消えたところで、問題はない」

「ライ、そういうこと言わない」

みんなで笑い、騒ぐ。この4年間で一緒に戦い、喧嘩もして。4人は本当に最高の仲間となった。それが嬉しくてしょうがない。でも、別れるとなれば寂しい気持ちでいっぱいだ。

「さあ!今日は宴だ!盛大に隊長を送ろうぜぇ!」

「おお!」

一同が声を上げ、盛大に盛り上がった。俺もつくづく、いい部下を持ったもんだな。


そして夜。室内演習場で俺のお別れパーティーが始まった。そこにいるのは全部の騎士団の隊員たち。総勢100名だ。みんなが大騒ぎで飲み食いを始める。俺も水を口にしながら、その様子を見る。これが当分見られないのはなんだか寂しい。

「すごい騒ぎですね、直人」

後ろから呼ばれ、振り向く。すると、そこにはアルハザードの皇女であるエレン皇女がいた。

「お、皇女様!なぜこのようなところに?」

一同が騒ぐ。それも当然だ。このようなところに殿下が来ることなんか滅多にない。
「ああ、私にはお気になさらず。宴をしてください。ほら、音楽も止めてはいけませんよ」
皇女の微笑みに、演奏者が再び演奏を始める。俺は皇女、エレン様に手を引かれ、目立たない柱の裏に連れて来られた。

「エレン様・・・」

「直人、貴方がいなくなると聞いた時は驚きました。」

「申し訳ありません。急にやめるなど、蒼天の騎士失格です」

俺が頭を下げた。すると、エレン様は笑顔で俺を見ていた。

「いいえ、プレシアさんから聞いていました。いつか、直人が元の世界へ帰ると」

「直人、私の気持ちは変わりません。どうかこの地で、私と・・・」

「申し訳ありませんエレン様。私にも、帰りを持っている人達がいるのです」

「そうですか・・・でも、私はあきらめませんからね?」

笑顔で言われた。この笑顔はあいつらと同じく怖い。特に、背中に立ち上っている黒いオーラが。すると、エレン様が俺の手を取った。

「では、私と踊ってください。」

「え?」

「最後くらい、踊ってくれても良いでしょう?」

「ええ、喜んで、殿下」

俺はエレン様の手を引き、踊りをしている中央で共に踊る。周りは驚きや冷やかしの目で俺たちを見ている。だがエレン様は楽しそうに踊ってくれている。その後も皆で食事をしたり話したり。俺は理想郷での一時を満喫した。


宴も終盤に差し掛かった。すると、俺はアリシアに連れられ、舞台の上に連れて来られた。手にはマイクが握られている。もちろん、俺とアリシアの二人。

「じゃあ宴も終盤!最後に井上騎士隊長から皆さんにメッセージを!」

「うっ・・・え~・・・井上直人です。今日は盛大な会を開いてくれたことに感謝します。」

そういうと、周りからありきたりー!とか言われ、笑いが起こる。俺は気にせず言葉を続けた。

「4年前、この世界に来てから今日まで、なんだかあっという間だった気がします。騎士隊長としてみんなと戦い、この国を守り、そして笑顔で過ごせたことは、元の世界に帰ってからも絶対に忘れない。そして、このアルハザードという理想郷を、これからも守り続けて欲しい。それだけが、願いです。みんな、本当にありがとう!」

俺が言い終えると、歓声が巻き起こる。


頑張って直人さん!

あんたやっぱ男だよ!

直人さんお元気でー!

皆が騒ぎ、宴は終わった。


宴が終わり、俺たちは館に戻った。今日はアリシアと一緒に寝ることになった。最後のアルハザードの夜。どうしても寝て欲しいと頼まれた。

「アリシア」

「ん?」

「今日は楽しかった・・・ありがとう」

「どういたしまして。」

アリシアが笑う。この4年間戦ったことは絶対に忘れない。楽しくも苦しく、嬉しくも悲しかったこの4年間。戦い、そして互いに励ましあった。もし魔法と出会わなかったら、俺はどうなっていたんだろうか。

「ねえ直人?」

「なんだ?」

「・・・あのね、大好き」

「ありがと、アリシア」

俺はただ一言そう言った。すると、アリシアがキスをしてきた。俺は静かに眼を閉じ、それを受け入れる。

「だから、むこうでフェイトたちの所に行っても、私のこと、忘れないで?」

「大切な仲間を忘れると思うか?」

「ふーん、仲間止まりなのね。でもいいわ。直人は絶対に私に振り向かせるから」

「・・・・・・お手柔らかに」

俺はそう言って目を閉じ、アリシアも寝息を立てて寝てしまった。こうして、今日も夜が更けていく。


翌日。俺は大勢に見送られ、転送装置の前に立っていた。俺の手には、プレシアさんからフェイトへの手紙が握られている。

「じゃあみんな、行ってくる」


「ええ、気をつけて行ってらっしゃい。それと、フェイトをよろしく」

「頑張ってね、直人!」

「隊長、お気をつけて」

「ああ、行ってきます!」

俺が言うと、転送装置が起動する。

「転送座標コード0057・・・目標世界『ミッドチルダ』転送!」

(さようなら、理想郷「アルハザード」)

ここから、俺の新しい物語が始まる。
はい、外伝はコレで終了です。今までありがとうございました。
次回より新連載として、StrikerS編に突入します。どうかこれからも直人の成長を見守ってあげてください。ちなみに、ここは完結にはせず、たまにちょくちょくと外伝を書いておこうと思うので、こちらも暇だったらどうか見てあげてくださいw
それでわ、新作に向かって~?
一同「TAKE OFF!」
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