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GSO グローイング・スキル・オンライン 作者:tera
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「夜目のスクロールできてます」

 十枚程の紙の束を手渡される。
 そしてもう一つ、クリスタルのような物も。


【夜目のスクロール】
薄暗い場所でもものがよく見えるようになる。
完全なる暗闇だと効果がない。
昼間の使用には注意が必要。

【フェアリークリスタル・Ⅰ】
冒険を補助してくれる妖精を使役する。
使用後はクールタイムが必要。
・補助スクロール一種類使用可能。
・耐久100/100


「スクロールというのは、補助妖精スキルだと思えばいいのです。フェアリークリスタルをアイテムボックスに入れた状態か所持した状態で、スクロールを使用すれば、妖精さんが自動的にスクロールに従ったスキルをかけてくれます!」

 試しに使ってみる。
 クリスタルをアイテムボックスに入れて、貰ったスクロールの紙を一枚手に取る。


[夜目のスクロールを使用しますか?]
[yes/no]


 もちろんイエスで。
 すると、どこからともなく翅を持った光の玉が、俺の周りをグルグルと飛び始めた。


[効果時間 59:58/再使用待機 00:01]


 再使用待機時間は効果時間の半分でした。
 と、なると。
 夜の狩りにカンテラは必需品のままか。
 ってか、眩しい。

「流石に、今やるのは危ないんじゃないかと……」

「そうですね」

 目を細めながら、夜目のスクロールを切った。
 すると、一枚消えた。
 勿体無いことした?
 いや、デモンストレーションしておかないと。
 いざ使う時に、使えなかったら困るだろう。

「面白そうだな」

 さっそく見ていたトモガラが話に乗った。
 ちなみに販売するとしたら、そこそこの価格が必要になる。
 そして、

「クリスタルの維持に魔石が必要なので、割れる前に必ず持って来てください?」

「わかりました」

 使えば使う程。
 耐久値が減り、クリスタルが濁って行くらしい。
 濁り切ってしまうとどうなるか。
 割れるんだと。

 そして今回は数ある錬金素材と。
 この間、くれてやった装備のお返しとして。
 ただで貰ってしまった。
 いいのだろうか。

「いいんです~、これからも素材あったら持って来てもらえそうなので。……ふふ、こうやって足下を見た交渉をするぶらっくぷれいやぁの鑑、うふふふ」

「え、で、いくらだ? 俺もスクロールくれ」

「今の所、三万グロウですね」

「高っ!」

「トモガラ、それはニシトモが計算してくれたものよ? 間違ってないわ、っていうかクリスタルの精製が魔石をかなり使うんだってさ?」

 レイラが捕捉してくれる。
 良いのかそんなものもらって。
 そうだ、魔石と言えば俺も結構保有してる。
 ゴブリンから回収したやつだな。

「なら、魔石も渡した方が良さそうですね?」

「いいんですか? この魔石がくせ者なんですよ。色々と利用できるんですが、今の所魔石をドロップする魔物って限られてるじゃないですか!」

「ホームモニュメントでもつかうから……、これが知れると値上がりしそうね」

 レイラとツクヨイは、共に溜息をついていた。
 トモガラも自前のアイテムボックスから、どんどん魔石を出して行く。

「こないだゴブリンのシークレットエリア言っただろ? 俺ソロで突撃してみた。見事に負けたけど結構魔石が取れたぜ?」

「そうなん?」

「あれ? お前は行って無いの?」

 出来れば毎日行かなきゃそんだろ?
 と、トモガラは付け足す。
 確かにそうだけど、流石に独占するのもなぁ。

 確実に負けるだろうから。
 わざわざ負確の場所に行くのも。
 デスペナもらったら面倒くさいしな。

「デスペナとか一日で消えるから、死んだら次の日またやればいい」

 あっけらかんと答えるトモガラ。
 ちくしょう、コイツこそ、極悪だろ。
 掲示板で叩かれてしまえ。

「おお、これだけあれば、でっち上げれます。ああっ! 魔石(中)もある! これプラススクロールは夜目でいいですか?」

「異常状態耐性とかってある?」

「材料が足りてないのです。たぶん、異常状態が効き辛い性質を持った魔物から素材が取れるとおもうんですが……」

「うーん……、なら回復は?」

「あります。レイラさんに協力してもらって、オートリカバリーの、回復のスクロールは作ってあります。でもそこそこ高いですよ?」

「いくら」

「一枚五千グロウくらいかかります」

「なら、十枚買った。ほら五万グロウ」

「ひえっ! 大金です!」

「ああ、こいつ結構儲けてるからぼったくっていいわよ? 拠点製作でうちらが結構買ってるから」

「格安にしてるじゃん」

「はいはい、ありがたいことですこと~」

 ふむ、でもどっちにしろ。
 ツクヨイが大いに儲かりそうな分野だってことはわかった。
 ってか、漁師不遇だろ!
 海が無いと!
 海が!

 木なんてそこら中に一杯あるじゃねーか!
 魚つっても食べる人いなかったら腐るだけだぞ!

 荒ぶる心を抑える。
 ちなみに俺も回復のスクロールを購入しておきました。
 十枚です。

 デスペナでグロウが減っていても。
 まあそれくらいの余裕はあった。

「はい、質問があります!」

 セレクが手を挙げる。

「はい裁縫師、言って見なさい」

 いつのまにかレイラが仕切っていた。

「シークレットエリアってなんですか!」

「それよそれ、またあんた達二人で隠し事?」

 俺とトモガラは顔を見合わせる。

「伝えてないの?」

「こっちのセリフだろ」

 はい、どっちもどっちかが伝えてるだろって思ってました。
 当然、どこにも伝わらない。

「まあ、これだけプレイヤーが居れば。どっかから情報が出回るって思ってたしな」

 暢気なトモガラである。
 まあそれは同意。
 なんでわざわざ情報流す必要があるのかってことで。
 自分で調べろハゲ。

「まあ聞かれれば教えるし、とりあえず地図でも書いとくよ」

「うん、この話は全てトモガラの責任で」

「おいてめ」

 俺は風のように去る。
 腹も満たされた。
 午後の狩りだバーロー。
 昼食用に買っておいたサンドイッチは?
 三時のおやつにでもしましょうか。

 何を狩る?
 もちろん、森の東南東へ。
 そう、虫と爬虫類だ。

 今回はレベル上げメインで考えて。
 ドロップアイテムは大物以外無視することに。
 今回はストレージもそんなセットにしてきた。


◇ストレージ
[スティーブンの家の客間]
セットアイテム↓
[カンテラ×5]
[空き瓶×10]
[中級回復ポーション×10]
[夜目のスクロール×9]
[松明×15]
※残りスロット数:7


 カンテラと松明は追加で買い込んでやった。
 カンテラ少し高かった。
 回復のスクロールを購入したり、装備を修理したり。
 色々と入り用だった。
 しかるべくして俺の財布は軽くなる。

 実入りのいい生産職でもやりゃいいのかな。
 いやでも、半端にスキルとっても。
 管理面倒になる。
 本当に必要になった時にこそ。
 取得するのが吉だろう。

 さて、何故。
 火を準備して来たかと言うと。
 子蜘蛛を掃討する為だ。
 準備はバッチリだと、思いたい。


【シオカラトンボ】Lv4
昼下がりの藪に姿を表す魔物。
そこそこ素早いが脆い。

【スワンプスネーク】Lv6
沼地の泥に隠れる蛇。
麻痺毒を持つが、そこまで強くない。


 ジャイアントホッパーを蹴散らしながら。
 沼部へと辿り着いた。
 姿を表した魔物は、トンボと蛇。
 丁度良い、毒腺使い切ったあとだったので。
 狩って行きましょう。

 夜のトンボに比べて。
 シオカラトンボは単体で行動している。
 幾分狩りやすいが、出現するときがいきなり過ぎる。

 ジャイアントホッパーは、眼前に躍り出てある程度の予備動作を行った後、自慢の脚で跳ね突っ込んでくる。
 だがトンボは?
 羽音がしたら、いつのまにか目の前に居て。
 そして、急に突っ込んでくる。

 最初は翻弄されてましたが。
 茂みの中からローヴォが奇襲。
 俺は蛇にだけ気をつけておけば良かった。
 ドロップは?


【塩辛蜻蛉の肉】
シーチキンみたいな雰囲気。
僅かな塩気がある。


 誰得。
 この辺の生き物の塩分補給源。
 そんな役割なのかな。
 沼蛇のドロップは毒腺でした。
 ゲットだぜ。

 少し沼を周回して、蛇とトンボを狩って行く。
 すると、けたたましい羽音が響いた。


【オニヤンマ】Lv9
沼地にごく稀に生まれる魔物。
その羽音は、鬼の声を連想させる。


 近くに寄って来た時の羽音。
 ジェット機のようでした。
 ゴアアアアって。

 大きさは俺と同じ位。
 レベルは9。
 シオカラトンボのクラスチェンジ先だとしたら。
 かなり高め。

 やばくね。
 すぐ詠唱しましたとも。

「ブースト! フィジカルベール! メディテーション・ナート! エンチャント・ナート!」

 背の高い藪を物ともせず。
 こちらに向かって突進してくる。
 ってか、翅に当たった草。
 スッパリと切られてるぜ。
 草刈りトンボや。

 得物は?
 六尺棒とヌンチャクで。

 先んじて投げる。
 空中性能はギンヤンマよりも悪いと見た。
 大きくとんぼ返りでヌンチャクを躱すと。
 そのまま一回転して再び突撃。

 慌てて藪の中に身体を伏せると。
 蛇と目が合いました。

「フシャアアア!」

 慌てて首もとを手で捕まえる。
 立ち上がると、迫り来るオニヤンマに投げてやった。
 蛇の身体は翅によってまっ二つ。
 切れ味の再確認をしただけだった。

「ん?」

 オニヤンマが空中で静止した。
 ホバリングしながら、その身体が輝いている。
 これは見たことあった。


【オニヤンマ】Lv10
沼地にごく稀に生まれる魔物。
その羽音は、鬼の声を連想させる。


 れ、レベル10だ。
 もしかして?
 もしかしなくても?
 クラスチェンジか?


【オーガヤンマ】Lv1
オーガの力の一部を持つ魔物。
力強さを増し、そして強い自己回復力を持つ。


「ゴアアアア!」

 身体が真っ赤に染まり、身体も一回り大きくなり。
 そして、角が生えてました。
 口からは牙が見えている。

「エナジーボール!」

 クラスチェンジ中に詠唱しておいてよかった。
 まずは先制攻撃。
 出鼻を挫いてやれ。

 見事に顔面に命中して、煙を上げる。
 HPは?
 まともに命中したので一割削れていた。
 だが、すぐにちょっとずつ回復していく。

 自己回復という奴か。
 厄介だな。

「ゴアアアア!」

 真っ直ぐ突進してくるオーガヤンマ。
 もう羽音だか咆哮だが、判断突かなくなっていた。
 切り裂く翅を持つから、ローヴォも上手く近寄れないと見た。

「ローヴォは、周りの索敵と蛇を任せた!」

「がうっ」

 スワンプスネークに噛まれたら。
 呆気なく死に戻りしてしまうだろうな。
 とりあえずアイテムボックスの中に使える物が無いか探ってみる。
 蜘蛛用だったが、ここは一つ。
 ストレージから松明を出そう。
 火の抑止力だ。

 カンテラも取り出して、すぐに割る。
 そして松明の油をしみ込ませた部分に、カンテラから火を移す。
 ご丁寧にやってる場合じゃない。

 武器扱いされないので、ヌンチャクは腰に携帯したまま。
 六尺棒と松明である。
 ファイヤーダンサーみたいな戦い方だ。
 六尺棒は左腕と脇を使って片手で操る。

 お、きいてるきいてる。
 効果抜群じゃないか。
 火が霞めるだけで翅の動きが鈍っている。
 減ったHPの回復も、焦げた翅の分だけ。
 回復しきれていないみたいだった。

 戦い方を変えよう。
 序盤は武器攻撃力に頼るんじゃなく。
 松明の火を使って行こう。

 と、言う訳で。
 六尺棒をその辺に投げると。
 ストレージから松明を追加発注した。
 すぐ手元に来る。

 火を移すと。
 いよいよファイヤーダンサーになった。
 ふははは、炎の舞を受けよ。
 ある種、カリ棒術。
 早さで追いつけるかな?

 更に戦い方を変えよう。
 無駄な動きは無しだ。
 敵を見よ、そして対応しろ。
 魔物に通用するか?
 疑問を感じる前にやれ。
プレイヤーネーム:ローレント
職業:無属性魔法使いLv17
信用度:70
残存スキルポイント:0
生産スキルポイント:4

◇スキルツリー
【スラッシュ】※変化無し
【スティング】※変化無し
【ブースト(最適化・補正Lv2)】※変化無し
【息吹(最適化)】※変化無し
【エナジーボール】※変化無し
【フィジカルベール】※変化無し
【メディテーション・ナート】※変化無し
【エンチャント・ナート】※変化無し
【アポート】※変化無し
【投擲】※変化無し
【掴み】※変化無し
【調教】※変化無し
【鑑定】※変化無し

◇生産スキルツリー
【漁師】※変化無し
【採取】※変化無し
【工作】※変化無し
【解体】※変化無し

◇装備アイテム
武器
【大剣・羆刀】
【鋭い黒鉄のレイピア】
【魔樫の六尺棒】
【黒鉄の双手棍】
装備
【革レザーシャツ】
【革レザーパンツ】
【河津の漁師合羽】
【軽兎フロッギーローブ】
【軽兎フロッギーブーツ】
【黒帯(二段)】

◇称号
【とある魔法使いの弟子】
【道場二段】

◇ストレージ
[スティーブンの家の客間]
セットアイテム↓
[カンテラ]
[空き瓶]
[中級回復ポーション]
[夜目のスクロール]
[松明]
※残りスロット数:7


◇テイムモンスター
テイムネーム:ローヴォ
【グレイウルフ】灰色狼:Lv4
人なつこい犬種の狼。
魔物にしては珍しく、人と同じ物を食べ、同じ様な生活を営む。
群れというより社会に溶け込む能力を持っている。狩りが得意。
[噛みつき][引っ掻き][追跡]
[誘導][夜目][嗅覚][索敵]
[持久力][強襲][潜伏]
※躾けるには【調教】スキルが必要。
ーーー




もろもろの感想よんで返事しておきました。
くだらない話になりますが、スーパーによって扱ってる食材って大きく違いますね。
少し歩いた所には外国産のお肉が安く売られています。
でも一番近場のスーパーには、国産ばっかり。
多少値もはるみたいですね。笑


ほんと、くだらない話ばかりでした。笑
さて、主人公もそろそろバトルゴリラを倒す為に動き出すのかな。
それともあっちこっちいくのかな?


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