挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
GSO グローイング・スキル・オンライン 作者:tera
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

240/429

-240-

連投です。

 変な男は放っておいて、一旦コンテナの積まれている方場所へ。
 とりあえず番人マフィアから奪った鍵が合う宝箱を探す。
 箱をどかしていると、奥に赤い宝箱が置いてあった。

「わ〜、そげなところにあったんかいな〜」

 男の言葉は無視して、鍵を開けると。
 銀の首輪が入っていた。



【魔銀の首環】首防具
魔法銀で作られているチョーカー。
持ち主の魔力を補正する機能を持つ。
・MP上限値増加(中)
・MP消費値減少(中)
・魔法耐性上昇(中)
・魔法抵抗上昇(中)
・耐久Lv15
・耐久100/100

 めっちゃ強かったんですぐに装備した。
 MPの上限値がすっと増えていた。
 アポートでMP回復ポーションを転移させて今まで消費たMPを補っておく。
 魔銀の首環は総合して消費MPを抑える力があるようだ。
 そして魔法耐性と抵抗をあげる。
 魔法耐性は、攻撃魔法スキルを受けた時のダメージが減る。
 魔法抵抗は、魔法スキルのバッドステータスが効きづらくなる。

 俺もバカではない。
 しっかり学習して情報は調べているのだよ。
 魔法スキル以外にも、頭を打って昏倒の異常状態や失血多量。
 あとは食べたものが古かったりすると体調不良などが起こる。
 それはさすがに軽減できないが、身体能力の内側の効果をあげるスキルで抵抗力をあげれるんだって。

 トモガラの話によるとフルポテンシャルの次段階でそのスキルが手に入るそうで。
 俺には一生無理な話なのだった。

 スペシャルプレイヤー勢は、着々と肉体改造を行なっているので。
 俺も負けないように魔法戦士を頑張ろうと思いました。まる。

「ねぇちょっと、誰か知らんけど助けてくれへん? この檻の中ってログアウトはできるけどそれ以外が不可能やねんて……」

「ちょっとまって青い宝箱もあった」

「どんだけ宝に目がないねん」



【魔戒樹の丸太】素材
魔素を取り込み育つ特殊な樹木の丸太。
別名、賢者の木と言われている。



 ……魔樫の上位版が出現したぞ!
 これは嬉しい、魔銀の首環もいいが、こっちの方がはるかに嬉しい。
 現状、俺の木工スキルがしょぼくれているので魔樫の六尺棒の攻撃力は二桁変動となっている。

 だがしかし!
 上位素材になれば三桁変動も可能なんじゃないか?
 スーパー強いぞ装備になるんじゃないか?
 ワクワクする!
 後のコンテナを叩き壊してみたが普通にお金だけだった。

「よし戦場へ戻るか」

「ちょちょちょ! あんさんちょっと待ってやぁー!」

「ごめんごめん冗談冗談」

「ほんまキツいわあかんてマジで」

 話を聞くと、この男の名前はカイトー。
 囚われたNPCではなく、盗賊職に身を置くプレイヤーの一人だった。

「だったらプレイヤーキラーの仲間か」

 そのまま殺しておこうかと思って悪鬼ノ刀を向けたらカイトーは慌てて弁明しだす。

「ちゃうちゃうちゃうちゃう!! ちゃうってば! わいは怪盗のカイトーやけど人殺しなんかしてへんよ? ほんまやって! 物はスマートに盗むもんやろ? な? な?」

 あまりの必死の弁明と、その軽い訛り口調に毒気が抜かれた俺はとりあえず出してやることに。
 カイトーは盗賊系のギルドに所属して情報を集め、とあるクエストを受けてペンファルシオのアジトへ盗みに入った訳だが、失敗してここに閉じ込められていたらしい。

 クエスト失敗のペナルティで閉じ込められた牢屋の中は、快適とはとても言えず。
 装備も剥がれ、アイテムも失い、スキルも何も使えずに時間まで中にいなければならない。
 時間が来るまでとは救出もしくは殺されるか飢死するかだとさ。
 ちなみにログアウトはできるが、ログインしたら再びこの場所らしい。

「わいソロプレイやったから救出は絶望的やったんやけど……ほんま助かったわぁ! 命の恩人やぁ!」

 番人マフィアの持っていた鍵の内一つに、この牢獄の鍵も存在した。
 開けてやると出てきたカイトーは大きく背伸びする。

「わいの装備わいの装備」

 部屋を出てガチャガチャと物を探っている。
 ちなみに見た感じ装備らしいものは何もないぞ。

「……終わったわぁ」

 絶望の体勢でうなだれるカイトー。
 だが、カイトーは両足に力を込めて立ち上がると、俺が首を落としたマフィアの服を脱がせて着始めた。

「まあええわ。とりあえず生きて帰れるだけでも丸儲けってね、この商売、死んで信用度失うとやってけんし」

 その言葉を聞いて、俺は素直に強いなと思った。
 精神的にくじけてた場合、立ち上がれるバイタリティはひとそれぞれ。
 こいつにはそれがあるようだった。
 もしデスペナで信用を失ってもなんとかできるだろうなあ。
 ってか信用とか失っても金で買えるってのが確証されてる。

 俺はスティーブンの家に入れるようになっていたから。
 多分信用度で入れないように設定していたんだと思う。
 あとは、何かしらのお土産を持参して会いにいく。

「うわっ、これあんさんがやったん? えげつな」

 カイトーは自分が引ん剝いたインナー姿の首なしマフィアを見てそう言葉を漏らした。
 ……マフィアの首がお土産なのはダメだろうか?
 髪を掴んで首を拾ってみるが、なんと無く邪教くらいにしか価値がなさそうなので投げ捨てた。

「うわっ!? 死体蹴り!?」

 敵将の首は上位の者でないと受け入れてくれないだろう。
 だったらなんだ、慈善事業でもしろっていうのか?
 ……世間体的にすごくありかもしれん、誰かにやらせよう。

 コーサーでいいかなもう。
 あいつ子供の面倒見るの好きそうだし。
 コーサー幼稚園を作るのはアリだな。
 ニシトモに相談してみようかな。

「おーい? あんさん聞いてるー? 敵が上がってきてるよー?」



とりあえず主人公強化回。
金曜土曜で更新できずに申し訳ありませんでした。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ