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GSO グローイング・スキル・オンライン 作者:tera
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本日更新十回目になりますね。

[契約対象の心が折れていませんので、契約不可です]
[空き契約数上限に達しておりますので、契約不可です]

 流石に動揺を隠しきれないよな。
 人間相手に可能なのか。
 まあ、無法市民のアウトローであると言う事も条件の一つなのだろう。

 誰が外道化、無法者か。
 戦いにおける平等論だよ。

「どうした? 震えて、びびってんのか?」

「おいやっちまおうぜはやく」

「切り刻みてぇよぉ!!」

 三人の無法市民は斬り掛かって来た。
 敵意を持って攻撃してくる手合いには容赦しない。
 どちらかが生き残るためにはどちらかが死なねばならない。
 究極の二択。
 それが生命と言う事だ。

「やっちまぇおらぁっ!!」

 ナイフで斬り掛かるときは半身が鉄則だ。
 身体の正面を向けていては容易に攻撃を受ける。
 正面にいる、無作法にナイフを握りしめた無法市民の顔面に掌打。

「ひぐ」

 ついでに目を潰しておく。
 鼻血を出して突っ伏した無法市民の首を踏みつけ圧し折り。

「こ、殺しやがった!?」

 動揺したもう二人の無法市民。
 今の内に一人の首の骨を折ってしまおう。

「かぺっ?」

「うわああああ!!!」

 さて、一人残った訳だが、色々と情報を仕入れておこうか。
 この都市には裏社会が有る。
 確信した。

 兼ねて盗賊団の手記を読んだ時から、販路があると踏んでいた。
 こういう無法者が生きていくための社会がな。

「おいお前」

「は、はひっ!!」

「闇市はどこにある?」

「お、俺はただのチンピラでっ、そのあの! な、なにもわかりませえん!!」

「逃げたら殺す」

「ひいっ」

 せっかく外道の称号を持っているなら。
 裏社会を統べる奴と契約を結ぶのもやぶさかでは無さそうだ。
 正規の販売ルートではながせない物とか、流したいしな。
 特に、金とか。

「名前は?」

「あ、ありません。捨てられてずっと、ここで暮らして来たのでっ」

 ちっ、契約魔法があればとりあえずこいつを射程に出来るか試してみたかったのに。
 レベルが上がるのを待つしか無い。

「他に何でも良いから教えろ」

「い、色々知ってるのは貴方が殺してしまったじゃないですか!」

 そう言って涙を流しながら無法市民は俺が踏みつけている男を示す。
 最初に襲って来たこいつが兄貴分だったか。
 読み間違えた。
 こういうのって大体下っ端に先に攻撃させるよね。



[ニシトモ様からメッセージが届いています]



 時間か?
 まあ興ざめしたし。
 とりあえずこいつは放流しよう。

「逃がしてやるから、死体は片付けておけよ」

「必要ありません、俺達がやられたら回収屋が取りにくる。それで、それで俺達はバラされて売り物にされちまう……」

 うわ、臓器売買も横行してるのこの裏路地。
 モラル的どうなの?
 まあ俺としてはこういう展開好きだけどね。

「あ、兄貴はなんでそんなに強いんですかっ!?」

 ニシトモからそろそろ集合との連絡が来たので、裏路地から出ようとしたら、項垂れた無法市民が俺の足に縋って来た。

「また来る、情報を集めておけ」

「え!?」

「その時答えてやるよ」

 こういう手合いには含みを持たせておくのが大事だ。
 とりあえず名前も知らない無法市民だ。
 NPCですら無い。
 一応顔は覚えておいたが意味ないだろうな。

 寄り集まっていたツレは死んでしまったし。
 一人で生きていけそうな雰囲気がとてもじゃないが持って無かった。
 負け犬の顔だな。
 さらば、無法市民。



「テイムモンスターはどちらへ?」

「町を観光する時に宿屋に預けて来た」

「ああ、なるほど。よろしければ商会でお預かり可能です。宿屋だと無駄な費用がかかってしまうのでぜひともご利用ください」

 そして商会にあるものを買えと。
 そう言う事なのかな?

「ええ、普通に観光してたんですか!? また狩りじゃつまらないからニシトモさんについていったんですけどぉー!」

「残念だったな」

 本気で悔しがってるぶらっくぷれいやぁはお土産を所望して来た。
 いやお前も現地に来てるんだから、何言ってんだ。

「まあまあ落ち着いてください。とにかく、用件を済ませてしまいましょう」

「むう」

「早く済めば、その分町をご案内致しますので」

「なら行きましょう! はやく! ごー!!」

 徒歩で行くのかと思ったが、迎えの馬車を寄越されていた。
 黒塗りでシックな客車から気品が漂ってくる。

 この馬車にはサスペンションがついていた。
 ニシトモの荷馬車に乗ってるからわかるが、乗り心地が大きく違ってくる。

「ちなみにこれから窺う場所は、このテージシティを治めるレジテーラ家になります」

「いわゆる市長みたいなものですか?」

「うーんどうでしょうか。そうですね、この南の地は辺境伯の領地。そしてレジテーラ家はその辺境伯からテージシティの治政を委任されている男爵家に当たります」

「へ、へぇ~」

 ツクヨイはさっぱりわからない顔をしている。
 わからないなら聞くなよ。
 辺境伯と言えば、どちらかと言うと公爵に継ぐ立場の侯爵の様なものか?

 男爵と言えばその地位は第五位。
 そこまで格式高い家位かというと、そうではない。
 だが、貴族だ。
 出来るだけ礼儀に欠けない様にしておこう。

「件の武具は、その男爵家の当主であったノクトウィル・レジテーラ様の物であると言うわけです」

 ニシトモのセリフが、過去形なのが気になる所だな。
 なんか事件の香り?








感想でもありましたが、貴族と繋がると言う事ですね。
クエストの予感。
まったく、すごい読みですね。

ただ、チンピラともローレントは繋がります。
外道ですから。
外道持ってるが故に、親近感を得られてしまうと言うね。
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