メール上の彼女(28/31)縦書き表示RDF


第28話です。そろそろ美成ととやかくしたいので書きましょうか。
メール上の彼女
作:荒木ヒロ



第28話:虚無思想


次の日の朝、俺はぐだぐだと目覚めた。こんなに寝覚めが悪かったことはない。隣にある単語帳を開く気分ではなかった。俺はもそもそ下におりカップ麺を一つ食べた。
俺はぼーっとしていた。そして学校。それは無意味。つまり休む。
単純な思考だ。だが運良く熱が出ていた。母さんが学校に電話した。
「ちょっと熱が出てしまったようなので、本人は休むと言ってます。そういうことですので、はい、はい……失礼します……」母さんは俺に話しかけた。
「大丈夫?病院行く?」
「行かない。医者は嫌いだ」
「そう……母さんもう仕事に行くからね」
勝手にいけ。そう思った。

メールを打つ。
「美成、昨日はごめん。美成がもし嫌なら、俺はもうあのことには触れないよ」
受信。
「大丈夫だよ。昨日はちょっと嫌だったけど、もしそれが君にとってプラスに働くのなら、つまり私の魅力に感じられるところになり得るのなら、そう思われても嬉しいよ。これから学校でしょ?私もだけど笑」
こつこつこつこつこつこつこつこつこつこつこつこつこつこつこつこつこつこつこつこつこつこつこつこつこつこつこつ送信。
「俺は学校休むわ」
受信。
「また具合でも悪いの?」
「いや、なんかやる気が起きなくてね……」
受信。
「受験生でしょ?笑 
 ねぇ、私も昨日は君の気持ちを考えずに、あんなこと言ってごめんね?」
あんなこと?……………………ああ、国語のことか。
「いいよ。美成の方法でやってみるよ。美成は俺のことを思って、言ってくれたんじゃないか。それを無駄にしたくないし、俺が焦ってるから逆にリラックスさせようとしたんじゃないかなと思ってさ。だからありがとう」
受信。
「そうよかった。どういたしましてー。じゃ、もう行かなきゃ。勉強頑張ってね、調子がよければまた夜にしよう、バイ!」
「うん」送信。
俺は携帯を枕元に置いた。何もやる気が起きない。何故だろう。

……良いか。国語やらなくても良いんだし。
そう思って、俺は心地よい眠りに落ちていった。


うーん。即効性のスチューデントアパシーですかね。











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