第11話:妹
前回まで
俺達はエッチをした。
だからなんだってんだ。前向きに考えれば、サイコーじゃないか。
目が覚めた。
一人で彼女のベッドに転がっている。12時。昼だ。同じ日だ。
俺の悪いものが出てしまえばいいと思いながら、息を細長く吐いた。腰がキリキリした。
昨日(正確には今日だが)は脳内が濃かったと思う。まぁ黄色と青と緑のコントラストって感じで、色々な情報が整理できないまま混ざり合って、冷静な思考ができなかった。彼女だって大嫌いなやつとはエッチなどできないだろうから。
少しは好かれてるんだ。
やっちゃったよおれ
やっちゃったんだああ!
念願叶った。半開きの白いカーテンがゆらゆら揺れていた。
でもキツいのはこれから……だよな。
足音が階段を上り、すっとドアが開いた。衣子かな?
「ふぅーん……これがお姉ちゃんの彼氏?」
「初対面ならはじめましてが普通でしょ……」平気を装ってはいたが心臓はフル稼動だ。
このままじゃ早死にする。
衣子に似てはいるものの、まだ幼い。
あぁ……妹にバレた……
「コレって家族ぐるみのお付き合いってやつ?」
まだ冗談を言う余裕があるのか俺。
「ママは君みたいな人タイプかもしれないけど、パパは……」
妹、耳に近づいて……
「事によっちゃ、殺されるっ」
耳を舐められた。
「うふぁっ」
「なに?こんなんで感じちゃうのに、よくお姉ちゃんとエッチできたね」
「……元気があればなんでもできる!」
「プっ、バカ、寝てる間にイタズラ調査したところ、お姉ちゃんは名器の要素がある……!と雑誌に書かれていました!」
「そっそうなのか?」
この妹やり手だなぁ。
「どうだった?お姉ちゃんの×・×・×」
「そりゃぁ子どもにはわからないような、楽園というかなぁ……」
「いーなー、今度私ともしてよ」「なっなにを言ってんだ!言っとくが、おにーさんはそんな男じゃないぞっ」
「いつおにいさんになったの?ていうか仮におにいさんだとすると、妹の私にだって権利あるね」
「……よくわからん、つーかアイツは?」
「話逸らしたっ」
よく見ると妹かわいいじゃないか……
衣子とは似ているが、もしかしたら、妹の方が美少女だ。
「ふーん、今ハダカだろうね」
「それって風呂だろ」
妹は俺の指摘に反応しつつ無視した。
「お姉ちゃんお風呂長いんだよねぇ……」
「何考えてんの?」
「楽園てどんなのかなって、ちょっとドキドキ」
あっマジやめて!
いや、やっぱりやめないでっ!
うわ、いーのかなこれ…… |