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ヴァルキュリア作戦
第211話 グデーリアンの選択
1943年、ドイツでバルキュリア作戦が発動したこの日、ドイツ陸軍及び、ナチス親衛隊の主力はインド国境よりわずか200キロのカラチにあった。
戦力はハインツ・グデーリアン率いる第2装甲軍を始めとする機甲師団及び、最新鋭ジェット戦闘機フォッケバインを運用する総兵力30万の大軍であった。
ナチス親衛隊は純粋のドイツ人で占められていたがドイツ陸軍には占領地から徴用した兵も多数見受けられた。

海上戦力は空母一隻に戦艦1という主力に加え、駆逐艦や巡洋艦があった。
これに加えカイザー艦隊より機動戦艦と空母が合流する予定になっていた、、
この戦力はインドに駐留する英艦隊に対する戦力であるが明らかに過剰であった。
イギリス陥落以来、戦力の増加がほとんどできなくなったイギリスは艦隊をオーストラリアに集結させていたのである。
インドに残る海上戦力はひびたるものでセイロン島も難無く占領できるとグデーリアンは思っていた。
軍を指揮するのはグデーリアンではないがカイザーの戦力は莫大。
空母一隻で300機運用できる巨大空母に加え、アイギスという防御兵器を備えた機動戦艦はまさに無敵の兵器であった。


「反乱軍などクズの塊である」

それが最近のヒトラーの口癖であった。
たが違うとグデーリアンは思っている。敵を侮るものはその侮りにより身を滅ぼすのだ。
ヒトラーは増長し、やがて連合軍に敗れるだろう。

だが、グデーリアンはそれでいいと思っている。
今のドイツは狂っている。
ユダヤ人を虐殺し、罪のない人を訳もなく殺す。
これは独裁者の先祖という理由があったがグデーリアンはそれを知らなかった。
何より、グデーリアンが危険に思うのはあのフレドリクの存在である。

忘れるはずのないロンドン攻略戦。
あのイギリスの陸軍長官の勇戦によりイギリス軍は逃げ去った。
彼がいなければイギリス軍は壊滅していたかもしれない。
そして、グデーリアンは卑劣な部下の銃撃により倒れた陸軍長官の顔を忘れることができない。
味方と思いグデーリアンに託したイギリスへの思い。
苦しいとグデーリアンは思う。
自分はドイツの軍人である以上、彼の意思を……
想いを叶えることはできない。
しかし、だからドイツを裏切れるかと聞かれれば答えはノーである。
グデーリアンは祖国を愛しているからである。

ヒトラーがトップにいようと、誰がトップにいようと同じことだ。


「……」

インド侵攻は3日後、作戦会議で決まった日付である。
ドイツ軍はインドになだれ込む。
インドを制圧すれば次はアメリカである。

「面白いように落ちるものだ」

グデーリアンは寝室に使っている部屋にかけられた世界地図を見て言った。

その世界地図の半分はドイツが制圧している。
超巨大国家といっていい。
スイスやバチカンを除く国は傀儡に成り下がり、反抗する国家は次々滅ぼされていく。
今やまともにドイツに対抗できる国は日本、アメリカしかいない。
しかし、その対抗できるはずの戦力は互いに戦い合うという愚かな状況に陥っている。
もはや、日米の戦いは理屈ではない。
互いに憎しみで戦っているのである。

第3者から見れば日米は手を取り合いドイツに対抗すべきなのだ。

グデーリアンは地図のオーストラリアに手を置いた。
現在はチャーチルの亡命政権がいる場所である。
元々オーストラリアは大英連邦の一員であり、言うならばイギリスの下の国である。
本家オーストラリアは本家のイギリスが入ることにさすがに文句を言ったがドイツを打倒できなければオーストラリアも滅ぼされるのは明白。
そのため一時的にオーストラリアの領土はイギリス本家のものとなっている。
チャーチルからしてみれば日本はイギリスに援軍を送ってくれた恩人である。

尾張と三笠はイギリス軍の撤退を支援してくれた。
チャーチルの本音は日本との戦争継続ではなく講和だろう。しかし、アメリカがうんと言わない限りそれは無理な話しだった。
日本とアメリカが講和するためには最後の決戦を行わねばならない。
アメリカとて国民の声は無視できず次の大敗北があればさすがに日本と戦争を継続することはできないのである。

しかし、今はまだ、日本と戦争をしている。
ドイツにとっては世界制覇の可能性がさらに高まるだ。

「このまま終わるか……」

グデーリアンは呟いた時。
兵が部屋に入ってきて敬礼した。
そういえばドアを開けたままだったなとグデーリアンは思い兵を見た。

「どうかしたのか?」

グデーリアンが聞くと兵は敬礼をやめて気をつけをした。


「司令がお呼びです。火急的速やかに司令部にとのことです」

「何かあったのか?」

グデーリアンが聞くと兵気をつけのまま。

「はっ! 私は何も聞かされておりません」

「そうか分かった」

「はっ!」

敬礼して出て言った兵を見てグデーリアンは軍服を手に取った。









そして、彼は知る。ドイツの本国で起きた反乱を。
親衛隊は直ちにドイツに取って返しドイツを奪還するのだと親衛隊の指揮官は言った。

(私はどうすればいい……)

反乱か反乱を打倒すべきか……
グデーリアンの選択肢は多くない。
作者「インド侵攻と言ったって実際は反乱しそうな勢力をそちらに移しただけなんですか?」

テレサ「し、知りませんでした」

作者「いや、君の国の話しでしょ」

テレサ「す、すみません」

作者(レニーさんが艦長なのが可哀相な性格だな……)

テレサ「あ、あの……」

作者「ん?」

テレサ「こ、ここでは作者さんを吹き飛ばす……い、いえ抹殺するのがお約束だとファリアさんに聞きました」

作者「違う! 間違っているぞ!」

テレサ「ファリアさんには逆らえません!ご、ごめんなさ〜い!」

作者「違う!私は吹き……ぎゃああああ!」

ズドオオオオオオンズドオオオオオオンズドオオオオオオンズドオオオオオオンズドオオオオオオンズドオオオオオオンズドオオオオオオンズドオオオオオオン

作者「がは……」

テレサ「は、早く抹殺されて下さい!じゃないと私がファリアさんに怒られますぅ!」

作者「ファリアの馬鹿野郎!」

ズドオオオオオオン
作者「ぎゃああああ!」

ズドオオオオオオン

テレサ「跡形もありません」

ファリア「よくやったわテレサ。キャハハハハ!」


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