第32話:個性的な転入生!
「慎く〜ん!」
「どしたぁ?」
朝の学校。ホームルームまでボーッとしていた俺の所に舞花が来た。
「今日転入生が来るんだって♪」
この時期に珍しいな。
「ふぅん。」
「慎くんテンション低いよ?」
朝からおまえが高すぎなんだ!
「そうでもねぇよ。」
ガララッ。
「あっ!先生来た!」
「席つけぇ〜」
その声で立ってたやつらが席に戻っていった。
「え〜知ってると思うが今日からうちのクラスに転入生がくる。入ってきなさい。」
入って来たのは茶髪で肩までのショート顔立ちが整った女の子だった。
「鈴木 真衣香です♪よろしくおねがいします♪」
「「よろしくおねがいしまぁす!!」」×無数の男子
こわっ!
「え〜っとじゃぁ席はぁ。」
ギロッ!ジッ!
「え〜っと……」
おいおい。先生困ってるよ。
「せんせぇ〜私の隣空いてますよ♪」
「おっ!じゃぁそこで!」
なにやってんだぁぁ!!
ちなみに舞花は俺の後ろだから俺は転入生は斜め後ろの席になる。
ギロッ!×無数の男子
あぁ…俺の平和が去ってゆく……
そして現代文の授業が始まりお互い自己紹介を始めていた。
「よろしくね♪私田辺舞花♪」
「よろしく♪うちと同じ名前なんだね♪」
「そうだね♪」
俺に話し振るなよ?
「っで!前にいるのが私の婚約者の慎くんだよ♪」
ぶはぁ!やっぱり言いやがった!
「えぇ〜!?もう婚約者いるのぉ!?」
そりゃ驚くよなぁ〜
「うん♪それより私達なんて呼びあおうか?」
「1号2号とか?」
アホか!
「いやっ無難にワン、ツーは?」
もっとアホがいた。
「う〜ん。そうしよっか♪」
なんかこいつ個性的だなぁ…
「生田くん♪」
「んっ?」
転入生に呼ばれて振り返った。
「うちのことなんて呼んでくれる?」
う〜ん。なんかもういろんなとこから冷たい視線浴びて返しようがないんですけど。
「鈴木だな。」
「え〜〜。」
「慎くんひどぉい。」
なにが!?
「じゃぁなんて呼んだらいいの?」
「まいちゃんとか♪」
そんな呼び方したら明日から学校これませんから。
「却下。」
「え〜〜」
「そこっ!しゃべってないで話しきけ!」
現代文の教師に見つかり注意を受けた。
「ん〜君は転入生だね?もう少し大人しく授業受けたらどうだ?」
嫌味が始まったよ。
鈴木の横にきてネチネチ小言をいい始めた。
そして鈴木が立ち教師の耳元で何かを囁いた。
すると顔真っ青にして教師が教室から出ていき。その時間は帰って来なかった。
何言ったの!?
「すごぉい!まいか2♪」
ホントに呼んでるよ!
「ありがとう♪」
――――昼休み――――
「そういえばまいか2はどこ住んでるの?」
「えっとねぇ〜××町の○○の△-◇-□だよ♪」
「うちの近くじゃぁん♪」
「ホントにぃ?」
「だよね?慎くん♪」
「そうだな。」
……そういえば一昨日うちの向かいが引っ越しの挨拶に来たような……まさかな……
「そういえば向かいの人も生田って名字だったような……」
「ホントにぃ!?一昨日うちに引っ越しの挨拶きた?」
「いったよぉ♪」
俺の平和返してくれぇ!
「じゃぁ今日は一緒に帰ろうね♪」
「だね♪」
「慎くんもだよ♪」
「いや俺はシゲと約束が……」
「ダメ!」
拒否権なしですか!
「わかったよ。」
この後俺はほぼ全ての男子に睨まれ帰る頃には精神的にやられていた。
「あ〜楽しかった♪」
「だね♪まいか1♪」
俺は最悪だ!こんちきしょー!
余談だが…現代文の教師は次の日
「都会が怖い」といって辞表をだし学校をやめたらしい。
なんかもう最近メチャメチャだな…… |