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悲しい∵∴∵Happy-End
作:シェリング フォード



まだ平和だった頃 〜灰原の警告〜




〜翌朝〜

「おはよう! コナン君」
教室のドアを開けて中に入ったコナンは、歩美ちゃんに挨拶された。
「おっおう!おはよう、歩美ちゃん」

「あっ! 哀ちゃんも!! おはよう」と、歩美ちゃん。
風邪でもひいたのか、灰原は大きなマスクをしていた。

「あら、吉田さん」
それだけいうと灰原は黙り込んだ、コナンの方を見ながら。
しかし、コナンは少年探偵団の光彦・元太に質問攻めにされ、灰原を見ていなかった。

「お前が先に歩美に挨拶したんだろ!」
「だから違うって!! 歩美ちゃんが挨拶してきて、俺が返事してたの見てたろ」
「歩美のポイント上げようとしてんだろ!!」

「怒っちゃ駄目ですよ、元太君。でも、コナン君??」
「今度はなんだよ?」
(光彦までも!)
と、あきれるコナン。

「コナン君、灰原さんに何かしたでしょ? 」
「どうしてだよ!」
「だって、灰原さん、ずっとコナン君の事 見てましたよ」
「何にもしてねぇよ。だから安心しろ‥‥」


「元太君! 光彦君!」 ちょうどいいところに歩美ちゃんが来た。そして歩美ちゃんは、元太と光彦をあっという間にどこかに連れて行ってしまった。
(ッたく‥‥ガキの恋愛に付き合ってらんねぇぜ‥‥‥)
コナンは灰原を見た。一瞬目が合うと、灰原は目を反らせた。

〈キーン コーン カーン コーン〉
チャイムが鳴り、みんな席に着いた。灰原とコナンは隣り同士、自然と目が合ってもいいはずなのだが、灰原は一回もコナンを見ようとしなかった。
教室に先生が入ってきた。おしゃべりをしていた子達は黙り、先生の話を聞いている。しかし、灰原はうつむいていた。





授業が始まった。一時間目は算数だ。
「じゃあ、灰原さん この問題 前に出てやってくれない?」
先生が灰原を指名した。

「‥‥‥‥‥‥」
相変わらずうつむいていた灰原は、先生の言葉など 聞いていなかったようだ。

「おい、灰原! 聞いてんのか?」
「あっ、あら?」
「何 考えてたんだよ?  ほら、あの問題 解けよ」

灰原は席を立ち、黒板に向かった。問題は難なく解けた。

(どうしたんだ? こいつ)

灰原は席に着いても うつむいていた。





算数の授業は終わり、今は休み時間。みんな 仲のいい人同士で おしゃべりしている。
そんな中、コナンと灰原は 誰とも話さずにいた。

灰原は黙り込んで、何かを考えているようだ。

コナンは 特に話す事もなく、何も考えもせず、ぼんやりしていた。
そんな コナンの事を 灰原は時々 見ていたが、コナンは気付かなかった。

次の授業でも 二人に変化はなかった。


コナンの事を見るが、目が合った瞬間 目を背ける灰原。
そんな灰原の様子に気付き、ついにコナンは灰原に話しかけてみた。



「おい、お前 体調悪いのかよ?」
学校から家への帰り道の途中で、二人の会話を聞いている人は ほとんどいなかった。

「えぇ、睡眠不足で免疫力が下がり、風邪をひいてしまったみたいね」

「‥‥‥‥‥‥‥」

「何よ。あなたから話しかけてきたんじゃない」

「ああ、 あの、 それだけか? 何か心配事でもあるんじゃねぇの?」

「‥‥‥‥‥‥‥」
今度は灰原がしゃべらなくなった。

「おい! 質問に答えろよ!」

「‥‥あ、あの‥‥‥‥」




「‥‥あなた‥‥‥」




「危ない事‥‥してない?」


「はっ!?」
「組織に関係ある重要なことよ」

「組織!!? 俺、そんな危なっかしい事してねーよ」
コナンは驚いた。組織に関係のある危ない事‥‥‥‥‥全く見に覚えがない。それを心配して 灰原は今日ずっと様子がおかしかったのか? 灰原を守らなきゃいけないはずの俺が、灰原に心配かけてたのか? でも、どうして灰原は、組織の心配なんかしているんだろうか?

「組織‥‥‥‥どうして、そう思うんだよ?」

「えっ!?」

「だから、どうして俺が 危ない事してると思うんだよ?」



「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・‥‥‥‥勘よ‥‥‥‥・何か、感じるのよ。組織に通じる 何かを」

「勘か。  お前の、組織に対する勘は、ほとんど外れる事がないけど‥‥‥少し敏感すぎるぜ。俺が今、そんなに危険な事してるように見えるかよ?」

「ほんとに今、何もしてないのね? 駄目よ、絶対。今じゃ、危険すぎるわ。まだ準備が‥‥」
「大丈夫だ! 何にもしてねぇ」


「事件の依頼は? 毛利探偵事務所に依頼は来てないの?」

「あ、一件あるぜ すっげー美人が、ストーカーに困ってるらしい」

「気をつけた方がいいわよ‥‥‥‥これからどうなるか、分からないわ」
「大丈夫だ。ただのストーカー捜査の依頼だし、俺の身の安全は、自分で守れる。 安心してくれ。 それより、お前は自分の体調管理に気をつけろよ!   じゃあな!!」
コナンは走り出す。
灰原はコナンから目を離さなかった。






小説の更新 遅れてすみません。(T_T)











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