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バレンタイン
作者:桜咲 優莉
一昨年は「いらん」と言われ
去年は相手がインフルエンザになってしまった。


私は呪われているのだろうか…


そんな事を思うぐらい
中学に入ってバレンタインには
いい思い出ができた事がない。

何故だ……。




そう落ち込みながら帰る今日、
また起こってしまった。
悲しい出来事が…



今年こそは、義理チョコを意地でも渡すぞ!
そう決心した昨日。
(本命じゃなくて義理いや、友チョコ!そこ重要!!)


ここ最近の事を思い出すと
先週は火曜日に会って
先々週も火曜日に会った。

じゃあ今週も!
という事で一週間ほど早い義理チョコを
アイツに渡すために持ってきた。



「やばい、なんか緊張してきた」
友達と話しながら帰っていた。

アイツが真っ直ぐ行けばアウト
左に曲がればチャンス!


火曜日の奇跡(?)よ起これ!!

そう願っているとアイツが左に曲がった。

「よかったね」
と友達に言われ、早足でアイツのもとに行く。














「今度受け取るから。多分」

『義理チョコを受け取ってほしいんだけど』
というセリフに帰ってきたのは
その言葉だった。



今度ってイツデスカ……?

そんな疑問を持ちつつ
結構呆気なく私は諦めた。




もしも、今アイツに会ったらこう言ってやりたい
「絶対受け取ってくれるんだろうな?」と。


そう心の中で思いながら仕方なく自分の家に帰った。


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