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毒蟲と戯れ
作者:嘩月
薄く染まる空、落陽。
厚い雲、流れ広がる。
誇大された灰色、無意味。


雨が降っているような気がして拡げた両手。
手には何も落ちず、風を切る。
やがて部屋に籠り、眺めた外では、あの雨が降っていた。


舌打ち混じりに、唾を吐きました。
睨み付けながら、涙を吐きました。
笑顔で、笑顔を嘔吐しました。
全ては倦怠感による幻覚なのでした。


狭い個室、独りきりで毒に浸かる。
広い個室、撒き散らし合う毒で死ね。
毒の個室、腐敗した体が笑い続ける。
……笑顔で、笑顔を嘔吐した。


昨日、今日、明日。
日々の羅列に呑まれ、行方不明な心は鳴く。
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