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ファイル776:後日談3・祝福と新たなる門出
コナンと哀は、播磨紅子と共に歩いていた。

英秀学校中等部の同窓会に同席するためだ。

コナン
「播磨さん、良いのか?同窓会に部外者のオレ達が参加しても・・・」

紅子
「平気よ。アタシ達と新一君は一時期一緒に暮らしてたし、家族みたいなものじゃない。」


「そういえば播磨さんのいたクラスって、20人しかいないんですよね?」

紅子
「ええ、そうよ。1人だけ卒業が遅れた子がいるけどね・・・」

コナン
「哀、ダメじゃないか。例の事思い出させちゃ・・・」


「あ、ごめんなさい・・・」

紅子
「別に良いわよ。本当の事なんだから。」

そんな話をしながら歩いていると、目的地に着いた。

紅子
「着いたわ、ここよ。」

コナン達は目的地である建物に入って行く。

しばらく歩くと、会場に着いた。

「英秀学院中等部の姫川紅子様ですね、お待ちしておりました。ご記帳どうぞ。」

紅子は出された用紙に自分の名前をサラサラと書く。


「わぁ、播磨さん達筆!」

コナン
「そりゃ、市民の命を守る警察官だからな。」

コナン達が会場に入ると、紅子の同級生達が3人を出迎えた。

「おぉ、姫川!!」

「紅子ちゃん久しぶり〜!!」

「この子達ね、親戚の子って言うのは!」

「結構カワイイじゃん!」

紅子の同級生達は次々にコナンと哀に駆け寄る。

コナン・哀
「あ、あの・・・」

「はいはい、そこまで!子供達が怯えてんだろ?」

1人の男性の声で、同級生達は方々に散った。

紅子
「助かったわ、青沢君。」

青沢四朗『25 推理小説家兼青沢探偵事務所社長』
「久しぶり、姫川!!あんな事言いながら結局警察官になったんだな?」

紅子
「まぁね。ところで青沢君・・・そっちの女の人は誰?」

「え、気づかへんの?」

四朗
「陸也だよ、陸也!」

紅子
「ええ〜!?で、でも確か陸也は男の子だったんじゃ・・・」

蓮台寺睦美『25 青沢探偵事務所秘書 四朗の婚約者』
「性転換手術を受けたんや!男で高所恐怖症いうんも恥ずいしな。」

紅子
「そんなもんなのかしらね。」

四朗
「そういえば新島だが・・・もう来てるぞ?」

紅子
「どこに?」

睦美
「あそこ。どうやら医者にはなれたみたいやね。」

紅子
「そうなの。良かった。」

「!」

紅子に気づいた男性が、近づいて来た。

新島保『25 新島総合病院院長』
「紅子・・・」

紅子
「新島君、久しぶり!」


「あ、ああ・・・」

四朗
「な〜に固くなってんだよ!オマエが身を挺して守ったお姫様との再会だろ?」

紅子
「お、お姫様って青沢君・・・」

睦美
「ホンマの事やんか。」

紅子
「新島君・・・10年前は守ってくれてありがとう・・・」


「気にするなよ。あれはオレが勝手にやった事だ・・・」

紅子
「そんな事ない!アタシ、とても感謝してるのよ?もし10年前新島君がアタシを守ってくれなかったら、あの男に何をされてたかわからないんだから・・・新島君、アタシは本当に感謝してる。これはその気持ちよ!」

紅子は保にキスをした。

チュッ・・・

頬ではなく、口に。


「あ、紅子・・・」

紅子
「新島君、10年前のあの日、自首する前にアタシが好きだったって言ったよね?これがその答え。アタシもあなたが好きよ、保!」


「紅子・・・良いのか?オマエの相手がオレで・・・」

紅子
「ええ。昔好きだった子は、もう別の子と相思相愛みたいだしね。」

コナン
「・・・」

コナンは哀から顔を背け、頬を染めていた。


「(なるほどね・・・播磨さんはかつて新一君が好きだったんだ・・・)」



播磨紅子と新島保はその後、1ヶ月後に結婚式を挙げた。

紅子が投げたブーケは、哀の手の中に収まった。

そして、コナンと哀も新一と志保の姿に戻ってから2年後、めでたく結ばれる事になる・・・



エル
「汝らは健やかなる時も病める時も、互いを愛し一生添い遂げる事を誓いますか?」

新一・志保
「はい、誓います。」

エル
「では、指輪の交換を。」

新一は志保の指に指輪をハメると、彼女にキスをした。

2人の唇が重なる。

次の瞬間、参列者達から割れんばかりの拍手と祝福の言葉が投げかけられた。

「末永く、お幸せに!!!」

共に日々を歩んだ2人の少年少女の想いは、未来へと受け継がれてゆく・・・

次回、ついに・・・

最・終・回!!!
予告のページ・・・

哀「コナン君、一体何がどうなっているの!?ハヤテ君も咲夜ちゃんも・・・みんなみんな、私の事を忘れてる!!」
コナン「灰原哀、と言ったか・・・?」
哀「ま・・・さか・・・コナン君まで私の事を・・・」
絶望へのカウントダウンが、ついに始まった・・・
名探偵コナンスペシャル版第14弾!
名探偵コナン・忘却の狂戦者(バーサーカー)!!
いよいよ、来たる!!!


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