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学園サバイバル
作:十波 悠真



思わぬ勘違い


「うーむ・・・委員長いないな〜。どーこいったんだ?」
「雄太、ここは一旦校門に行かない?なんか嫌な予感するし、春菜も迷ったらそこに行くだろうし」
「学校で迷うんだ・・・・・・」俺と綾香は
一応置き手紙をして
校門に向かう。
が、この置き手紙は
最悪な人に見つかってしまう。



「何でしょう?これは」
「ん、雫どうした?」
可奈達と敵の捜索をしていた際に雫が何かを見つけたらしい。
「こ、これは!」
「なになに。『春菜へ。私達は校門に行きます。』・・・・・・・・・って事は今、雄太達とは別行動?」
「・・・いいことを思いつきました」
手紙をポケットに入れ
細く微笑む。
・・・・・・怖い。
「ちょっとついてきてください」
雫が先導し指示する。
「何処に行くの?」
「校門です」
・・・まさか正面衝突?



「春菜殿を返せ!」
「戦うならいいぜ」
「私一人で決めるわけにはいかんのだ」
ーーー相手は七人。
しかもかなりの強者。
私一人では・・・・・・。
「なら、今すぐ仲間に報告してこい。『春菜を返して欲しかったら小細工無しで戦え』とな」
「・・・わかった」
「じゃあ体育館の中で待ってるぜ。ヒャハハ」
次々に去っていく他校の生徒。
・・・待っていろ、春菜殿。 すぐに助けに行くからの。まずは皆を探さなければ。



「目標発見!」
可奈は望遠鏡で
校門に移動中の雄太達を見つけた。
「どうすんの?」
参謀さんに振ると
「まぁ見ててください」
そう言うと立ち上がり
雄太達に大声で声を掛ける。
「雄太さん!お姉ちゃん!」
・・・・・・・・・・・・無視。
全く聞こえていなかった。傍からそれを見ていた俺達はしょうがなくあいつらを呼び止めた。「おーい。雄太〜!綾香〜!」
今度は聞こえたらしく
こっちを振り向く。
「どわっ!何でお前らが!?」
「逃げるわよ!雄太!」一目散に逃げようとしたが
「春菜は預かりました」
この言葉に二人は脚を止める。
「返して欲しかったら小細工無しで戦いましょう」
もちろんこれは雫の嘘である。本物は、今頃楽しく学校を散歩しているだろう。
「ではグラウンドで」
そう言い残すと俺達は
立ち去る。
二人は呆然と立ち尽くしていた。



「そうか。委員長は捕まってたのか・・・」
「どうしよ、雄太」
「・・・・・・やるしかないよな〜」
どうせ小細工しても勝てないのだ。なら当たって砕けた方がいい。
「よし。行くぞ綾香!」
「そうだね!行くか!」
気合いを入れ一歩を
踏み出す。すると横から
いきなり
「おお、主等!捜したぞ!」
「「風紀委員長〜!?」」
「大変な事が起きておるんじゃ・・・って逃げるな〜!」
「「ギャー」」
恐い!恐い!!恐い!!!
やっぱり砕かれたくない〜!!
全力で逃げるが
振り切れる事なく
捕まってしまった。
そのまま俺達はトイレの近くに連れ出された。そこはランチャーやらなんやらで、真の戦地と化していた。
「何で逃げるのじゃ!?」
・・・何で怒ってる?
「まったく!春菜が捕まったのじゃぞ!!」
「それなら知ってるよ。
報告(雫からの偽情報)がきたし」
綾香は引き気味ながら
伝える。
「なんと!もう報告(本物の情報)がきたのか!!
・・・で、奴らは何と言っていた?」
「返して欲しかったら小細工無しで戦うみたいなことだけど?」
「やはりか・・・」
少し考え込んでしまう風紀委員長。
「それで・・・主等はどうするのだ?」
ふと頭を上げ聞いてくる。
「俺達は行きますよ!奴ら(雫達)のところへ!」
きっぱりと俺は想いを告げた。当然風紀委員長は反論する。
「止めろ!奴ら(他校の生徒)は強い!主等じゃ勝てん!」
「奴ら(雫達)に勝てなくても・・・護る事ならできる!」 「うん。よく言った!雄太!私もついていくからね!」
綾香もやる気は満々になっていた。
「あ〜もう〜〜!!!!」
髪をくしゃくしゃ痒き
風紀委員長は立ち上がる。
「奴ら(他校生徒)の場所はわかっているのか?」
「ああ、奴ら(雫達)の居場所なら完璧だぜ!」
「そうか・・・」
少し沈黙が続き、そして
「雄太殿、綾香殿、・・・・・・死ぬなよ・・・」
「ああ!」
「大丈夫だよ!」
「・・・・・・約束だ・・・」
そう言い残すと
素早く退散する。
「ねえ雄太」
それを確認した綾香が
突然質問してくる。
「何で風紀委員長は春菜のこと、教えてくれたのかな?」
ーーーそういえばそうだな。
なんでだろう・・・。
考えを少しまとめ
「たぶん俺達を戦わせて戦力を減らそうってことだろ」
・・・まあこれが妥当な答えかな。
「なるほど!じゃあ相手の作戦にはまるのは釈だけど、春菜救出やっちゃいますか!」
「そうだな!行くか!あいつら(雫達)のとこへ!!」














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