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ホワイトボードラバー 作者:藍上尾わをん

第1章 創世編

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こんなヤンキーには絡まれたくない

 そこそこウケたのは嬉しかったけれど、その後藤川さんの選んだおもしろかった回答三つには、私のも会長のも入ってはいなかった。世の中、案外とそこまでチョロくはない。けど、諏訪部さんの『遅咲きの恋、はじめました』の方は入っていたので、諏訪部さんこのやろう、って感じだ。
 藤川さんの次は、私がお題を出したり指名をしたり、回答をメモしておもしろかった回答を決めたりしなくてはいけなかったため、てんてこ舞いだった。なにぶん私は人の名前を覚えるのが苦手なので、指名するたびに名前を確認する等、とても失礼な感じの司会進行になってしまった。まあ、みんな笑って許してはくれていたけれど。その辺り会長はしっかりしていて、人の名前を覚えるのが得意だと豪語していた通りに、よどみなく司会進行役を務めた。まあ、その逆で回答の方を全然メモできてなくて、結果発表にてんてこ舞いだったんだけれど……その辺りは会長の名誉のために割愛しておくことにしよう。
 とにもかくにも私と会長は、最初の重すぎる一歩を踏み出したことによって、その後も、ウケたり、すべったりしながらも回答を出せるようになっていた。最初の勢いのまま行ければもちろん良かったのだろうけれど、二人ともどちらかと言えばあんまり笑い声を引き出せない程度の回答ばかり出してしまっていたけれど……それでも、出さないよりかは幾分かましになったんだろう。
 結局、五時間くらいは同じようなことをみんなでやっていた。最後のお題が終わった時点で、一番多くポイントを獲得した……つまりおもしろかった回答ベストスリーに入った数が多かったのは、ヤンキーっぽい見た目の女の子の佐藤さんだった。次いで主催の小日向さん、諏訪部さん、キャスケットを被った篠原さん、と続く。諏訪部さんは途中合流だった分、同じくらいのペースでポイントを取っていた佐藤さんと小日向さんに差をつけられてしまったといった感じだろうか。
 なお、私と会長は揃ってドベだった。ドベっていうか、一回も選ばれなかった。うう……大喜利ムズカシイヨ……。
 ちなみに一位だった佐藤さんは、主催の小日向さんから粗品として缶コーヒーを一本もらっていて、「本当に粗末な品だな」と苦笑いしながら言っていた。
「ええー、以上で大喜利女子会は終了となります。本日は長いお時間、お付き合い頂きまして、誠にありがとうございました」
 小日向さんが最後の挨拶としてそのように締めると、誰からとも無く拍手が起こり、大喜利女子会は和やかにその幕を下ろした。

「よう、ねるねる。ちょっとツラ貸せや」
 かと思ったら全然和やかじゃない展開に入ってしまった。
 本日の大喜利女子会でMVPを獲得したヤンキー佐藤さんが、なぜか諏訪部さんに絡んでいたのだ。場所は大喜利女子会の会場の会議室の入っているビルの、一階エントランス。
 さあ帰りましょうと会長と連れ立ってエレベーターで降りて行ったら、一階で、もう一台あるエレベーターで先行していた諏訪部さんと佐藤さんがいるのが見えた。そこで佐藤さんが諏訪部さんに、「よう、ねるねる。ちょっとツラ貸せや」と実にヤンキーらしさ丸出しなことを言い出していたのである。ねるねる、というのは諏訪部さんのネット上でのハンドルネーム『ねるねるねるねる』を略したものだろう。
 一方、呼びつけられた方の諏訪部さんは、「手短にしてよね」とだけ答え、その場を離れる佐藤さんに着いていった。
 二人が、人通りの少ない自動販売機コーナーの方へと歩いて行くのを見て、私は傍らの会長に声をかけた。
「ど、どうしましょう……。諏訪部さん、なんかヤバい輩に因縁つけられてますよ……」
「別に、ヤバい輩ではないでしょう。さっきの大喜利会では普通だったじゃない」
「そ、そうでしたけど……」
 私たちがそんなことを言い合っているうちに、二人は自動販売機コーナーの向こうへと姿を消してしまった。小さなエレベーターだったため乗ってきたのは私たちしかおらず、他にあの二人が連れ立っていく姿を目撃していた人はその場にはいなかった。
「私、様子見てきます」
「ちょっと、名柄ったら……」
 私が小走りで自動販売機コーナーに向かうと、会長もしょうがないなとばかりについてきた。
 自販機コーナーは入り口から奥まった場所にある一画だ。入り口の方から延びる廊下が一本あり、その途中L字型に折れ曲がっている。そこに自動販売機が二台並んで置かれているだけのため、わざわざ自動販売機に用事がなければまず人の立ち寄らない場所だと言える。
 私と会長はL字型のちょうど折れ曲がっている部分で立ち止まると、その向こうの様子を窺う。二人は向かい合って話をしているようで、私たちに気がつく様子は無かった。こっそりと耳をそばだてると、二人の会話が聞こえてくる。
「……オメーからだいぶ遅れちまったけどよ。アタシもようやく、レジェンドになったよ」
「そうね。レジェンドになった回、観てたわよ」
「……これでアタシも、ようやくアンタと同じステージだ。追いつくのに、一年かかったぜ」
「追いつくったって……単純に、投稿し始めた時期が、あたしより一年遅かったからってだけでしょ。ペースで言ったら、あたしもあんたも、同じくらいよ」
「それでもだよ。気分的に、負けてるような気がすんだろ」
「そうかもね。……で? 話って何? レジェンドになりましたって報告だけじゃないんでしょ?」
「夏の“対抗戦”はどうするんだ」
 佐藤さんは、率直にそのように言った。夏の対抗戦? 佐藤さんは確かにそのように言った。
 何の話だといぶかしむ私たちだったが、その後に続いた諏訪部さんの言葉で、すぐに疑問は氷解する。
「”対抗戦”、ね……。あれでしょう。年に一度だけ開催される、高校生たちだけが出場することのできる、団体戦の大喜利大会」
 そうだ、と佐藤さんは頷いた。
 一方で隠れて盗み聞きをしている私は非常に大きな衝撃を受けていた。
 高校生たちだけが出場することのできる、団体戦の大喜利大会!
 まさかそんなものがあるとは、つゆとも思わなかった。大喜利だなんてニッチ且つマイナーなお遊びに対して、一体どれほどの高校生達が興味を持つというのだろうか。しかし彼女達は、さも知っていて当たり前というような態度で、対抗戦の話を進めている。
「夏の対抗戦ね……。そういえばカルマ、あんたんとこの学校は二年連続で優勝しているそうじゃない」
 そうだ、とまたしても佐藤さんは頷いた。
 これには私もさすがに驚いた。
 諏訪部さんの呼んだカルマ……という名は、佐藤鏡さんのハンドルネームだっただろうか。とにかく彼女は大喜利が非常におもしろい。今日の大喜利会では、私たちは自分の大喜利にいっぱいいっぱいで彼女を含め他の人たちの大喜利の様子をじっくりと見ることはできなかった。だから当然、描写もほとんどすることができずに会は終わった。
 しかし彼女は今日の大喜利会に於いて、誰よりも多くのおもしろい回答を出したとして、MVPを受賞しているのだ。そして彼女のことを語る上では、おそらくそんなものは実力の一端を垣間見たに過ぎなかったのだろう。彼女は日本国民全てが等しく観ることが可能なテレビ局NHKの大喜利番組でも、その実力が評価されている。
 そしてその上で……高校生大会も、自らの所属する学校を二年連続で優勝に導いた。
 これだけの情報が集まれば、嫌でも私は気がつくことになる。
 今日一日、同じ部屋でのんきに一緒に大喜利をやっていたあのヤンキー女は……もしかしたら、私が思っていた以上に凄い人物だったのかもしれない、と。
 そうと思い至ると、急に息苦しさを覚える。私は意識して深い呼吸をした。
 私たちが見ている前で、佐藤さんは言葉を繋げる。
「それで、まだ質問に答えてもらってねえぞ。オメーは今年の対抗戦、どうするんだよ」
 諏訪部さんは特に何も答えなかった。それに業を煮やしたか、佐藤さんはさらに言い募る。
「向こうしばらくは、大きい大会が無いからな。直近で一番デカいのは……夏の対抗戦だ。去年も一昨年も、オメーんとこは出なかっただろ。今年はどうするんだ」
「別に。……今年だって、出ないわよ。前にも言ったと思うけれど、ウチは大喜利やろうなんて酔狂な人間がいないんだから……」
「あの今日居た連中、あれお前のとこの学校のやつらだろ?」
 あの今日居た連中、と言ったのは、もちろん私たちのことだろう。隣の会長の姿勢が、気持ち前のめりになるのが分かった。
 佐藤さんは、さらに諏訪部さんに向かって言い募る。
「夏の対抗戦は野球で言えば甲子園みたいなものだ。なのに……オメー、一年の時も二年の時も、出なかっただろ?」
「出なかったわね。でも、高校生の、しかも同じ学内の生徒だけで組んだ団体で出ろって大会なのよ? 普通に考えてその時点でハードルが高いのよ。関東近郊でネット大喜利やってる人だって、出てないって人の方が多いんじゃないかしら」
 確かに。
 堂々と落語研究部みたいな部活動が活動しているのならばまだしも、そうでない学校で「大喜利の大会出ようぜ!」とチームメイトを募るというのはなかなかに辛いものがある。
 私だって、今日初めて人前で大喜利をやってみて、まあ多少おもしろいかもしれない……とは思ったけれど。でも、会長に引っ張って来られなかったら絶対にやらなかっただろうし、そもそも話に聞いただけでは絶対に興味なんて持たなかっただろう。大喜利なんて、それだけマイナーでニッチな趣味に他ならないのだ。
「でもよ……高校三年間の間だけなんだぜ。夏の対抗戦は……」
 しかし、それでも佐藤さんは食い下がった。
「短い高校生活なんだぜ。最後くらい、よお……」
 最後くらい、いい思い出つくろうぜ。とか。
 最後くらい、一緒に楽しもうぜ。とか。
 私は、佐藤さんの言葉のその先を、そんな風に想像していた。
 しかし、甘かった。
 私はまだまだ知らなかったのだ。大喜利に青春を捧げ、熱を上げ、全てを賭ける者たちの。その燃え滾るような負けん気を。
 佐藤さんが口にした言葉は、私が予想したどんな言葉よりも、よほど自己中心的で押し付けがましいものだった。
「最後くらい、よお……」

「……出てきて、アタシに完膚なきまでに叩き潰されろよ。」

 ……なんてこった。
 この女。佐藤さんは、思い出作りとか、楽しもうとか、そんなレベルのことは考えていなかったようだ。
 ただただ、勝つために。大喜利を勝負として認識し、ただただ目の前の対戦相手に食らいつく。おもしろいやつを、屈服させ、打ち倒し、無様に這いつくばらせる。
 そうして味わうのは、勝利の美酒。
 隠れて見ている私たちからでは、彼女の表情は窺い知れない。ちょうど、彼女はこちらに背を向けるようにして立っているからだ。
 それでも、分かる。きっと彼女は、今。目の前の諏訪部さんに対して、嗜虐的な笑みを浮かべているのに違いない。
「夏の対抗戦はよぉ〜、最高だぜ? 色んな学校のヤツらがよ、自分はおもしろいんだって思ってるような連中がよ、徒党を組んで押し寄せてくるわけだ。
 そしてアタシはそれをよ、完璧に返り討ちにしてやるんだよ! オメーらよりももっとおもしろいヤツがここにいるんだってよお、見せつけてやるんだよ!」
 喋りながら、だんだんと佐藤さんの口調に熱がこもっていくのが分かる。彼女は興奮からか、大手を振って口上を述べ続ける。
「去年も! 一昨年も! アタシは自分の学校を頂点に連れて行った! 今年ももちろんそのつもりだぜ! アタシは誰にだって負けるつもりは無い!」
「…………」
「だがよ、三年連続でただただ同じことの繰り返しじゃあ、つまらねえと思うんだ? アタシはよ」
「……それで、どうしてあたしなのよ」
「そんなもん、オメーが大喜利が強いからに決まってんだろ」
 佐藤さんは、そう言った。三連覇を目指すと言ったその口で。
「今年のアタシは、今の高校生で一番おもしろいと思ってるヤツをぶっ倒して、“ついでに”三連覇をしてやるって決めてんだ。だから出てこい、ねるねるねるねる。いや、諏訪部寧々」
 ついでに。佐藤さんは、自らの大会の三連覇すらも、ついで、と言い切った。
 そうなのだ。彼女にとっては、大会の優勝は目的でも何でも無い。
 彼女にとっては、大喜利で強い人と対戦する。自分がおもしろいと認めている相手と戦いって、その相手よりもさらにおもしろい答えで勝利をもぎ取る。それだけを欲しているのだ。
 優勝したいとか、誰よりもおもしろい存在になりたいとか、そういう次元の話では無かった。
 彼女は、ただ強い相手と戦って勝ちたいだけなのだ。もしも彼女が日本最強になったなら、今度は世界最強の相手を見つけて戦うのだろう。そしてその次は、宇宙最強を見つけて下さんとするのだろう。
 なんという勝負狂い。彼女が欲しているのは強者相手の勝利のみだ。
 だから、諏訪部さんに出ろと言う。
 佐藤さんは去年も一昨年も学校を優勝させていると言うことは、今年が三年生だろう。諏訪部さんも同じく三年生だ。つまり二人は同い年となる。同い年であり、また、二人は同時にNHKの大喜利番組の『レジェンド』同士でもあるのだ。きっと私が知らないだけで、今まで大喜利の世界で生きてきた二人の間には、その他にももっと色々な因縁があるのだろう。その様々な要素が混じり合って、諏訪部さんは今、佐藤さんが現役の高校生の中で誰よりも戦って下したい相手として選ばれたのだ。
 しかし。
 諏訪部さんの回答は、
「あたしは、出ないわよ」
 ガンッ、と大きな音が狭い自販機コーナーに響き渡る。私と会長はビクッと身体を震わせた。
 音は、佐藤さんが自動販売機の取り出し口を蹴っ飛ばした音だった。幸いにも壊れなかったようだが、衝撃で自動販売機自体が揺れている。
「……乱暴者」
「いくらでも言えや、臆病者」
 二人はそれきり黙って、お互いの顔を睨みつけ合っているようだった。ぶーん、という自動販売機の稼働音が妙にうるさく響き渡る。
 私は微妙な空気にすっかり飲み込まれてしまい、肩を震わせた。隣の会長もさすがに少し緊張しているらしく、息をする音すらも聞こえない。
 果たしてその一触即発の空気は、
「きょ〜おちゃ〜んっ!」
 と、そんな素っ頓狂な明るい声で塗り替えられた。
 その声は廊下側の方、つまりは私達の背後から聞こえてきた。
 慌てて振り返るとそこには、さっきまで同じ会議室で大喜利をしていた女の子が一人。黒髪をひっつめてふっくらとしたシルエットが印象的な、やさしげな雰囲気の女の子。名前は確か、能美奈緒子。佐藤さんの学友だと言っていたはずだ。あまりにも違うキャラクターすぎて、どこで意気投合したものかと首を捻ったものだった。
 彼女は場の空気などおかまい無しに、ずかずかと自販機コーナーに足を踏み入れる。
「も〜、どこ行ったのかと思って、探しちゃったよ〜。ビル前のコンビニまで探しに行ったのに〜」
「……別に、アタシを置いてさっさと帰りゃよかったろうに……」
「駄目だよ〜。帰り一緒に晩ご飯食べようねって、約束したもん〜」
「そうだっけ?」
「うん〜、あたしが勝手にそう決めたの〜」
「約束してねえじゃねえか!」
 突然の闖入者にすっかり興が削がれたらしい。佐藤さんは舌打ちを一つすると、自販機コーナーを後にしようとする。つまり、私たちの方へと歩いてきた。
「わ、わ、やば……」
 私たちがいるところは隠れるような場所も無い、短い通路に過ぎない。当然、佐藤さんが帰ろうとすれば、その途中で私と会長はあっさりと見つかる。
「オメーら……ねるねるんとこの……」
「ははあ……どうも」
 愛想笑いをして誤摩化そうとはしてみたが、おそらくはむだだろう。普通に盗み聞きしていたのはバレたと思う。
 しかし佐藤さんは怒るようなことも特には無く、気を取り直してそのまま再び歩き出した。彼女が横を通り過ぎると、「待って〜」と、追いかけるようにして能美さんが後に続く。
 そして後に残されたのは、立ち尽くす私と、会長と、そして諏訪部さんだけだった。
 諏訪部さんは、佐藤さんと能美さんの足音が聞こえなくなり、二人が立ち去ったことを確認すると、私たちの方へと目を向けてきた。
「盗み聞き? 趣味悪いわね」
「いえ、その……」
 違います、とはさすがにこの状況では言えなかった。どう見ても私たちが盗み聞きをしていたのは明白だったのだから。
 諏訪部さんは、カツン、とミュールを穿いた足を一歩踏み出した。彼女の足音は、いつ聞いても甲高くて高圧的だ。
 彼女も帰ろうというのだろう、私たちの横を通り過ぎて、そのまま外へ向かって進もうとする。しかしそれを、会長が呼び止めた。
「諏訪部さん」
「……あによ?」
 諏訪部さんは鬱陶しげに、首だけでこちらを振り向いた。
「夏の対抗戦というものについて、詳しく教えてもらえないかしら?」
 と、会長はそのように言った。
 やっぱりか! とは私は思った。
 諏訪部さんや佐藤さんのように大喜利を長らくやっているわけではない。いや、むしろ暦で言ってしまえば彼女はまだ数ヶ月といった程度、大喜利経験としては赤ちゃんレベルとしか言いようが無いだろう。
 それでも彼女だって、大喜利をやる高校生だ。高校生だけの大会がある、と聞かされて平然としていられるわけがないのだった。
 だから彼女は、諏訪部さんに、ことの詳細を問いただす。
 しかし諏訪部さんは、
「勘違いしないでよね」
 と。そのように答えた。
「基本的に、あたしはあんたが嫌いなのよ。そんなに気軽に、話かけるんじゃないわよ」
 それだけ、まるで吐き捨てるかのように言うと。彼女はふんっと、再び前を向いて歩き始めた。今度は、振り返ることも無く、そのまま歩き去った。
 最後に残された私と会長が自動販売機コーナーを出るまでには、それからさらに十分くらいは、かかったかもしれない。
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