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第二話 奏でられるは戦いの序曲、はずれ行く歴史 前編
 魔法少女リリカルなのは~紡がれるは戦士の鼓動~ 第二話 奏でられるは戦いの序曲、はずれ行く歴史


 学校が終わり、校門の前でなのはを待っていると、アリサが先に出てきた。隣にはすずかも居らず、珍しく一人だった。
 そして隣に来ると。

 「一つだけ忠告してあげる、しばらくなのはを一人にしないことね、なのはを失いたくないのなら」

 真面目な顔でそういってきた彼女にニコルは。

 「それはいったい「あ、いたいた」」

 訳を聴こうとするも聞こえてきた声に阻まれて、聴くことはできなかった。

 「じゃあね二人とも、行きましょうすずか」

 「うん、またね、なのはちゃん、ニコル君」

 やってきたなのははすずかと共に居り、アリサはそれを見るとすずかを呼んでそのまま共に学校を去っていった。

 「どうしたのニコル君? 怖い顔してるよ」

 なのはに指摘されて、顔が険しくなっていたのに気付いたニコルは、すぐに顔を笑顔に変えて、その場をとりつくろった。

 「うん、なんでもないよ」

 「そうなんだ、じゃあさ、帰りにくーちゃんに合いにいこ、いいでしょ?」

 くーちゃんとは、神社に勤めているなのはの姉の友人のペットの名前である。

 「別にいいけど、今日は寮のほうにいるの? それとも神社の方?」

 「今日は神社の方にいるって」

 「それじゃあいこっか」

 二人はそういうと校門を出て、神社に向けて歩き出した。




 sideアリサ

 学校から出た二人は、家に向かわずに、走って神社の方に向かっていた。

 「ふ~ん、じゃあ今日暴走したのは動物に取り憑いてたんだ」

 「うん、そうみたいだよ、まあ、何故か順調に回収中のイレギュラーが回収してなければだけど」

 二人は順調に“蒼い石”を回収しているかつての“友人”に疑問を持っていた。

 「もしかしてユーノも私たちと“同じ”なのかしら」

 「あはは、それだったらあの子も同じって考えになっちゃうよ」

 眉をひそめるアリサに、すずかはそんなことは無いだろう、と楽観的な意見を述べた。

 「ところで、まさか取り憑いた動物って、久遠の事じゃないわよね?」

 「それはだったらいくらなのはちゃんでも無理だったと思うよ、使えるようになって翌日だったんだし、それに子犬だったらしいし」

 「それもそうね」

 「ところでいいの? あんなこと言っちゃって」

 友人に与えた助言のことについて、疑問をぶつけてくる彼女にアリサは。

 「問題ないわよ、それに、気をつけてもらうに越したことはないし、ひょっとしたら暴走体に襲われて、命を落とした歴史もあったかもしれないんだから」

 走りながら、顔をうつむけたアリサは小声で呟きながら。

 「それに、最初の時だって運が良かっただけなんだから」

 二人の知る歴史の中で共通する親友の最初の戦い、それは銃を持ったことの無いド素人を猪の前面に押し出して撃てと言っている様な物だと、
 二人は知っていた、だから親友が関らないですむよう、関わったとしても、自分たちが守れるよう、彼女らは行動する。
 かつての自分の目の前で死んでいった親友の二の舞にはさせないために……たとえ自己満足といわれようとも。

 二人は走る、この町に降り注いだ災厄の種の元へ、そこで待ち受ける事を知らずに。




 その頃、山中にある神社では。

 「グルルル!」

 「グゥウウウ!」

 大きな異形の犬と複数の尾を生やした狐が、唸り声を上げながら、睨み合っていた。
 二匹は互いに視線をそらす事無く、かつ動く事無く向かい合い、チャンスを伺っていた。

 そして、睨み合う二匹の間を、一陣の風が吹き抜け、一枚の木の葉を二人の間に落とした。
 その葉が地面に落ちた次の瞬間。

 ガッ! ガキンッ!

 落ちた葉を合図に駆け出した二匹の牙と爪がぶつかり合い、金属を衝突させたような音が当たりに鳴り響いた。

 ギリギリッ

 二匹は鍔迫り合いのごとく押し合い、隙を伺いあっていた。
 その中で何かに気づいた犬は大きく跳び、後ろに下がった。
 その直後、一本の光の矢が犬のいた場所を貫いて行った。
 犬が矢の飛んできた方を見ると、巫女服に身を包んだ一人の女性が、一枚の札を手に、こちらを睨んでいた。
 その傍には、一人の女性が気を失って倒れている。
 犬がこちらに注意を向けたことに気づいた女性は、狐に向け、声を上げた。

 「久遠!!」

 その声に答えるのと引き換えに、久遠と呼ばれた狐は、犬に飛び掛った、が。

 横の林の中から飛び出してきた何かが、久遠を突き飛ばした。

 「がぁ!!!」

 「久遠!?」

 久遠が立ち上がり、出てきたものを見ると、黒いモジャモジャとした物が、こちらを睨んでいた。

 「くをぉぉをぉぉぉを」

 「グゥ……祟り神?」

 狐・久遠、動物の身なれどジ○リ作品が大好きである。
 多少ボケをかましながらも、その身のこなしに油断は無く、むしろ増えてしまった相手に、窮地に陥っていた。
 よし、できた!

 ニコル「できたじゃない!!」

 痛い……

 ニコル「あたりまえだ! 前回から二話目投稿だけで何日掛けるつもりだ!」

 だってバイトとか試験とかで忙しいんだもん!

 ニコル「もんじゃね~もんじゃ!」

 うう、ほんとだもん

 ニコル「分かった、だったらとっとと恒例やれ」

 分かってるよ。


 こんな駄文を読んでくださった皆様、本当にありがとうございました!!


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